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北米で人気のRock'n Rollマラソンのアンバサダー 。走ることで広がった人生

カナダ、バンクーバー在住のリサさん。

公務員として働きながら、欧米を中心に行われるRock'n Roll マラソンシリーズ、Lulu Lemonのアンバサダーを務めます。
ランニングのおかげで大きく道が拓けたという彼女について紹介したいと思います。

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ランニングを始めたのは今から15年前、エクササイズのクラスに参加したことがきっかけでした。当時は4分続けて走るのが精一杯だったと言います。
週に3回のクラスに通い8ヶ月経った頃、クラスの仲間から10kmのマラソンに誘われたことで初めてのレースに参加することになります。
練習では5km走るのが最長だったのですごく不安があったようです。
残り1kmの表示が見えた時、心の中で自分自身を励ますと同時にゴールに近づく感じたこのない興奮が湧き上がってきたと言います。
この感覚がランニングを続ける大きなきっかけになりました。


2009年には初めてのハーフマラソンに参加。このレースが後にアンバサダーを務めることになるRock'n Rollシリーズでした。
しかし初めてのハーフマラソンはすごく辛い経験をしたようです。

「レース中の1分1分が本当にしんどかった」

そう話す理由には自分の練習を元に立てたレースプランではなく、ただ他人のプランに合わせて走ってしまったことがあったそうです。
ただこの経験により自分のトレーニングを信じて、どうレースを進めるかは自分自身で決めることにしました。それにより結果がどうであれ納得できると言います。
それ以降は徐々にレースへの楽しさを再び感じ始めたリサさん。

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近所のランニングストアの練習会で始めたペーサーのボランティア活動が大きな転機になったと言います。Lulu Lemonが行うランニングレッスンにてアンバサダー活動の依頼があり週3回ペーサーを務めることに。
Rock'n Rollマラソンシリーズがバンクーバーにも到来。走る楽しさを伝える大会プロモーション活動のボランティアに参加します。後にそこでの活動実績が評価され、パートタイムでの仕事依頼が届きました。大会時の週末はアメリカ、カナダ中を飛び回り大会の宣伝活動、ゴール地点でのランナーサポートなどを積極的にこなします。

私がリサさんと出会ったのは2015年のポートランドで行われたRock'n Rollハーフマラソン。たまたま打ち上げで隣の席になった際、すごく楽しそうにマラソンの話をする彼女の姿は本当に走るのが好きだということを物語っていました。

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普段は公務員として働くリサさん。週5日は走る練習、3日はジムにも通うなどすごくアクティブな生活を送ります。
時には昼休みに走ることや週1回はトラックでのインターバル走も行います。

最初は話を聞いているとすごく忙しそうに思えましたが、どうやらそこにはきっちりとしたルーティンワークがありました。
この自分なりの生活ルーティンを持つことは私が今まで出会ったランナーに共通する部分があります。
細かく設定してるというよりは自然と実行している感じでしょうか。

食事もできるだけヘルシーなものを食べるように心がけているそうですが、無理に食べたいものを我慢してストレスになるようなことをしないと言います。

「食べたいものは食べるけど、節度は保ってるかな。お菓子のパックを丸ごと食べないとか(笑)。あとはレース当日は自分の好きなウェアを着ることでテンションを上げるの。もちろん望んだ結果じゃない時もあるけど、課題は明確かつシンプルに捉えるようにしてるわ。それが次に向けて頑張る糧になるから」

ランニングを通して想像もしなかったチャンスをものにしてきたリサさん。興味があることには足を運ぶことを今でも忘れないようにしていると言います。

やりたいことが見つからないという人に対して、ボランティアでもなんでも形は気にせずに少しでも興味があれば足を運んで実際にやってみることを勧めいます。

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そうやって道を切り開いた彼女自身の経験は他の人に対してすごく励みになるのではないでしょうか。
好きだという気持ちだけで仕事として飛びつくと、自分の想像とは違うと感じてしまい長く続かないこともあるかもしれません。形にとらわれず、少しずつ上手に自分の情熱を育てていくことが長期的に続けていく大事なプロセスなのかもしれません。

日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。