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マラソン大会ディレクターの考えとは

カナダ、バンクーバーで地域のレースディレクター、またランニングクラブの運営も務めるライアンさん。
ランニングを始めたことが人生の転機になったと言います。

元々はレストランの運営をしていましたが、過剰なジャンクフード、アルコールの摂取、そして不規則な睡眠のサイクルにより体重はみるみる増えていきました。
悪い生活習慣を断ち切るために始めたのがランニングでした。最初は近くの海沿いの周回コースを少しずつ始め徐々に距離を増やしていきます。
8kmを余裕を持って走りきれるようになった頃には初めてのマラソン大会に参加を決意。ハーフマラソンにエントリーしました。

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初めてのレースは思った以上に面白く、すごく興奮したと言います。それが大きなモチベーションとなりランニングクラブへ参加します。どんどんランニングへ夢中になることで日々のストレス発散となり、当時の目標であった体重の減量にも成功しました。

現在はEast Van Run Clubのコミュニティリーダーとしてランニングクラブの運営を行います。
クラブの運営でまず第一に考えることは安全性でありクラブの参加者が安全にランニングができる環境が何より大事だと言います。それはコミュニティが大きくなればなるほど大変でリーダーとして大きなプレッシャーになっているようです。みんなが楽しめるようにいろんなアイデアを考えますが常にそこには安全性がなければなりません。いろんな人に参加してほしいという願いもありますが、もちろんそのためにはマナーの悪い人、周りを不快にされる人の参加を断ることもあります。

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ライアンさんの視点からより長くランニングを続ける人の特徴は明確な目標を持っている人達だと言います。それがダイエットでも、走力アップでも関係ありません。

バンクーバーの他のクラブよりもオープンなグループと話すライアンさん。
もちろんクラブ内にエリート選手がいることはクラブのメンバーの大きなモチベーションになり、オリンピック選手が在籍するクラブもありそこではトップランナーと普段から一緒に走れる喜びが得られることは理解しています。しかし現在は走力のレベルに関係なくいろんな人に参加してもらい自身の目標を達成するためのツールとしてクラブを利用してほしいと言います。クラブ内には練習で4'30/km-7'00/kmまでペースメーカーを務めてくれるランナーもいます。
ライアンさん自身が感じたように参加者皆にとっても練習パートナー、友達作りの場としてのコミュニティーであってほしいようです。

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私自身もバンクーバーには住んだことがあり10近いレースを走りました。年齢別のランキング制を導入したり、小さいレースから賞金もあれば、大会毎にタイム基準がありそれを切れば参加費無料などもあるなど非常に面白いバンクーバーのロードレース大会です。

レースディレクターとしてバンクーバー内での大会運営も始め、徐々に取り組みが大きくなっていくライアンさん。今後は彼自身の生活を変えてくれたランニングをもっと促進して多くの人が参加できるマラソン大会を運営してくれることでしょう。

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日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。