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アート雇用で人生激変?ストレスフリーな勤務形態


アート雇用で人生が激変した

プロフィールにも書きましたが、私は愛知県内のとある企業にてアート雇用という障害者雇用で在宅勤務している男性です。すみません、人生激変、ストレスフリーというのは過剰な表現でした。ですがこのアート雇用という勤務形態になってからかなり仕事においてストレスが軽減されたと身も持って実感しています。ちなみに上のイラストはアート雇用として在宅での勤務中に私が書いたものです。私は子供のころから人間関係に苦労してきました。そしてそれは大人になっても治らず、それが原因でかなり苦労して仕事も長続きしませんでした。バイクで壁にぶつかって死のう、このまま何も食べずに死んでいこうとしてこともありましたが、どちらも怖くて実行できず、転機になったのが障がいが発覚、精神手帳を取得してアート雇用として勤務しだしたことです

アート雇用とは

アート雇用とは簡単にいうとその名の通り「絵を描くことを仕事にする」・画家としての障がい者雇用形態のことです。
アート雇用は在宅勤務なので、毎日企業に出社する必要はありません。自宅で創作活動することがそのまま仕事になります。企業は絵を描くことを応援し、また私たちアート雇用の労働者は企業の名前をだし、作品を作品展などに出展することで会社のPRをします。
このような勤務形態がアート雇用です。
アート雇用は愛知県が先進的に取り入れ、ハローワークと県、福祉·アートの専門家が連携して実現したもので、令和元年6月末の時点では愛知県内で12名の方が就職されているそうです。(令和元年度福祉ガイドブック参照)

アート雇用のメリット

アート雇用として勤務して私が感じているメリットは「在宅勤務」であることにより煩わしい人間関係から解放されたこと、絵を描くことが仕事なのでミスというものはほぼありません。
企業によるかもしれませんが、私の場合は自分のペースで創作活動をさせてもらえていますアート雇用として働くことにより、創作の幅も広がり、以前よりも多少はイラストが上達したかなとも感じています。イラストを描くことはもちろん、その延長上でミシンを使うようになり、オリジナルのイラストでポーチや手袋など様々なものが創作できるようになりました。 生々しい話ではありますが、アート雇用として企業に雇用して貰うことに最低時給の賃金が保証されることもメリットとしてあげられるでしょう。イラストのために取材に訪れた移動時間も勤務時間に含まれるのも嬉しいことです。
また障害者雇用のため、ある程度の配慮もしてもらえることもまたメリットといえるでしょう。
そしてこのようなメリットがあるので仕事に対して以前のような人間観関係でイライラすることも落ち込むこともなくなり、かなりのストレスを排除することが出来るのもかなりのメリットになります。

アート雇用のデメリット

アート雇用のデメリットは先ほども記述した通り、そもそも全国的にも珍しい新しい勤務形態なので、必ずしもその勤務形態にたどり着ける、すぐになれるわけではないことがまずあげられます。また、今の所、アート雇用として勤務できるのは愛知県だけなのかも知れません。私が、アート雇用に関して問い合わせたときに担当者の第一声が「気の遠い話になりますが···」という言葉が出たぐらいなので容易なものではないかも知れません。私の場合は様々な事情も重なり、本当に運がよく比較的早くアート雇用として働くことが出来ましたが、時間がかかる、ある程度の年数はかかるということは覚悟したほうが良いと思います。またメリットでありデメリットでもあるのが、一人でやらなければならないということ。私はそんなにデメリットには感じませんが、切磋琢磨するライバルがいない、困った時に相談できる同僚がいないなどもあげられます。 そしてこれが中々の落とし穴ではありますが、どんなに絵を描くことが好きでも、気合をいれて描き続けてしまうと絵を描くことがつらくなってしまうことはかなりのデメリットになります。もし辛くなった時には一旦イラストからはなれたり取材に訪れたり、イラストやアート関連をすべて遮断するなどして上手に調整ければならないと思います。そして障がい者雇用であるため健常者ではなれないのもまたデメリットですが、デメリットとして思えるのはこれくらいのことだと思います

どうしたらアート雇用になれるの?

ではどのようにしたらアート雇用とて働けるようになるのでしょうか?ハロワークにいっても見つけることは恐らく出来なく、求人票にも書いてあるわけでもないと思います。私はどのようにしてアート雇用になるのか一から調べましたが、この記事をみているあなたに特別にお教えします。なんて大げさですかね(笑)。
私の場合ですが、福祉ガイドブックの中のアート雇用のことが記載されいるページにあいち・アールブリュットというものを調べました。そしてそこのホームページに書いてあった所に問い合わせ、実際にイラストをみせに愛知県丁の障がい福祉課まで行きました。それが終わればあとは良い結果を待つのみですが、企業にアピールになるので障がい者作品展などに色々応募するのも近道になるかも知れません。中でも9月頃に毎年開催されるあいち•アールブリュット展は様々な企業の方も見に来るのでそこには出展した方が良いかも知れません。

絵が上手くないとアート雇用にはなれない?

ところでこの記事を読んでいるあなたはこうは思ってないでしょうか?いくらメリットがあったとしても、抜群に絵が上手くないとアート雇用として雇ってもらえのでしょ?私は絵は好きだけど格別にうまいわけじゃないから、私はなれないかも。いいえそんなことはありません。肝となるのはアート雇用をしたい企業があなたのイラスト・絵を気にいるか、またあなたの希望とマッチするかどうかが肝になってきます。抜群に絵がうまくてもなれないかもしれないし、個性的なイラストでもなれる可能性もあります。なので、絵が上手くないから、まだイラストで賞を取ったことがないからなどでは諦めないでください。

人生を諦めないで!

最後に記事を読んでいるあなた、もしあなたが障がいを持っていて仕事もうまくいかず、人生に絶望していたとしても、あまり無理はしないでくださいね。私のようにアート雇用としての道が開かれるかもしれません。まずはいったん一休みするにも良いのではないしょうか?少しづつすこしづでよいのです。十分苦しんだのですから、きっといつか道は開かれます。私は回り道をしましたが、今は以前より楽しく人生を過ごしていると思います。この記事を読んでいるあなたが少しでも心が救われますように。


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