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何でもかんでも親のせいか?

 ある高貴な方の結婚相手の話

ダメンズに騙されるのは親の育て方の問題か?

 ある高貴な方の結婚相手があまりにもダメンズ過ぎて、炎上しておりますね。誰と言うまでもなく、ご察しいただけると思います。

 それ関連のニュースが一日に何本も掲載される中、コメントに、親の子育て方針が「自由」を重んじるから駄目だというものがありましたが、本当にそうでしょうか?

 最初(数年前)は、このニュースを見たとき、親の教育方針が影響している可能性もあるなと感じました。自由と言う言葉には多くの意味をもたせることができます。自由意志を働かせて、自分が選んだ恋にひたむきになってしまうと言う意味で、親の教育の影響があるのではと考えました。
 しかし、時間が経過して、なおその恋を諦めきれない状況を見ると、親の教育方針の問題と言うには、いささか首をかしげざるを得ないところがあります。

 つまり、自分の気持ちを捻じ曲げることや、置かれている状況を鑑みて、本当にその道に突き進むのが正しいのかを判断できるかどうかは、親の教育の問題ではないからです。
 言うなれば、未来予測ーー数学的思考の有無の問題ではないかと思うわけです。自分の将来起こるリスクを鑑みれば、自分の身分などを取り払ったとしてもーーつまり、自分を一般の女性に置き換えて考えてみても、リスキーな選択だと普通なら考えます
 嫁姑問題が、結婚後即座に浮かぶでしょう。ニュースに書かれている情報しか知りませんが、一般的に、金銭にだらしなく、不正と思われるような行為を行って金銭を受け取り・旅行に行く(所謂、ズル)などの、誰の目から見ても、叩かれるであろうことをしている人間が、家族になるのです。しかも、結婚相手の対応も腑に落ちないところが多い。例えば記者会見をするとなると文章による警告(だったかな?)をメディアに突きつける。税金を利用して身辺警護をしているなら、それに対する感謝の言葉もない。品行方正とは言い切れない所業を見れば、家族になってよいのか・・・。例えば子供を作って一緒に育てていけるのか・・・。親の介護をする際、厄介に巻き込まれないかなど・・・。数々のリスクが頭によぎるはずです。

 もしリスクがよぎらないとしたら、世間知らずですね、というだけの話でしょう。

 それは、身分の問題ではなく、自分の問題です。結構重要ですね、ここは。高貴な身分の血縁者、親族になるという社会的な問題よりも重要です。自分の人生の長い時間に渡って、一緒にいることができるのか。一緒にいて幸せになれるのか。自分自身にリスクはないのか

 一にも二にも、自分に降りかかるリスクを鑑みるべきなのです。何が大事ですか? もちろん自分です。怪しい輩と結婚して、自分の人生が破滅しないかという点でよく考えたほうが良いでしょう。多くの人が反対する理由は、高貴な身分の親族になるとか、ズルをしている人間に対する妬みとかよりも、相手のうさんくささが一番大きい。思想的な反対意見がない私でさえ、「え、この人やばいんじゃない?」と一抹の不安を覚えてしまうわけですからね。

 これは、自分の自己管理能力が問われる問題です。親の育て方が問題ではなく、自分自身で、自分を守れるかどうかの問題です。本人の未来予測や、危機管理能力が試されるわけですね。何でもかんでも親のせいにしてちゃ、いけないのです。いい大人なんだから、良し悪しを判断して、どうしてもと言うなら、リスクを背負って進むまでです。

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