上級国民、ビリギャル

　徳島の女子高生が、スタンフォード大学に合格した話の続きです。

上級国民

　記事に付属しているコメントを参照していて、面白かったのがこの言葉。上級国民。そうだよね、上級国民ってところを隠して、美談に語っちゃねぇ。面白いですよね。

　ソースは便所（ネット）の書き込みですから、信ぴょう性はないものとして、父親が東大卒でイェール大学に行き、徳島で医者だか教授だとかやられているそうです。もはや、尾ひれまでついてそうな噂話ですが、メンサ会員という事実だけでも、上級っぽさはありますので、上級国民だったという指摘は、ある意味、的を射ているでしょう。少なくともIQの上では、上級ですからｗ。

ビリギャル

　こちらも、コメントを読むまで忘れていましたが、過去にビリギャルという商業的に成功した事例が有りましたね。騙された人も射たのではないでしょうか。金髪の勉強のできない美少女が、僅かな期間勉強しただけで、慶応大学に合格したというエピソードと、それにまつわるビジネス展開。私も騙された口ですが、騙される方が悪いので、何も言えません。

　（１）表紙の美少女は、ただのモデルの女の子←

　（２）実は進学校の落ちこぼれで、もともと勉強はできていた←

　ビジネス的に成功しましたので、社会人視点では、なるほどうまい戦略だなと思うものの――騙された個人視点では、嘘つきやがってという不快感を持ちました。

　今回の事例は、それでもって、現時点でビジネスをしようという思いはないのかもしれませんが、ビリギャルに似たものを感じます。
　両親などのバックボーンは真偽が問われますから、さて置きまして、メンサ（高IQ）という事実は消すことはできません。少なくとも本人が称してますし、天才枠でテレビにも出演しているそうです。つまり、普通の地方の女子高生が努力して、スタンフォード大学に合格した話ではなく・・・、高IQの女子高生が、地方の閉鎖的なコミュニティに馴染めず、夢を抱いてアメリカに行くというのが正しい表し方でしょう。

　そして、

　重要なのが、

　この女子は、ビリギャルのような売り方・ビジネスをしたいわけではなく、地方に住み着く悪しきマインドを変えたいと考えているようです（たしか4/4頃のツイートでしょうか？）。ということは・・・、本人としては、高IQを隠したいわけでもないでしょうし、上級国民だということも隠すつもりはないでしょう（憶測）。

　主題は、地方のマインドを変えたいということ。スタンフォード大学を卒業して、いずれは徳島に戻って、障害となったマインドを変えてやりたいとツイートしています。

　そこを応援すべきでしょう・・・。高IQも隠す必要はない。高IQのためにコミュニティに馴染めなかったなら、それを言えば良いと思います。高IQが住みやすくなるようにマインドを変えていくのが正しい未来でしょう。女子であることで、いらぬ障害があったなら、それを解決する方向に変化させることが大切です。

　ビジネス的に、ビュー数を取ってやろうと悪しきマインドのもとに書かれた記事には、流石に批判的になってしまいますね。とはいえ、そういう書き方だからこそ、認知されたという見方もできるわけです。

　とはいえ、誤解させるような記事の書き方はどうかなと思います。