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フロンターレのカラー

日曜日に川崎F対鹿島の一戦が行われ、1-2で川崎Fが敗戦となった。これで、川崎FはJ1:15位(勝点:3)となった。

ゲームとしては、前半に川崎Fが先制するが、後半早々に同点弾をくらい、更には逆転され、退場者を出し、と散々な内容だった。しかも、退場者が先制点を決めたマルシーニヨで、次節の多摩川クラシコには出場できない、と踏んだり蹴ったり有り様である。

現在首位に立つのが町田ゼルビアであり、昨年王者の神戸も含めて、Jで結果を出すサッカーがハイプレスと縦に速い仕掛け、チーム戦術の徹底へと変化していて、川崎Fはその流れに取り残されている、と言うネットの記事やコメントが散見される。

それは、概ね合っているが、個人的には異を唱えたいところでもある。

第4節を終えた時点であるが、現在川崎Fは得点数2位タイ(7点)、失点数最下位タイ(9点)である。得失点併せて、計16点のゴール(1試合平均4点)は、かなりのエンターテイメントであり、他には湘南が得点8/失点8で肩を並べるくらいである。(ちなみに、湘南は得点数1位である)

そもそも、川崎Fとは、アホみたいに点を取って、アホみたいに点を取られてと言う、そんなチームであった。

昔から守備を整備できれば優勝できるのに、と言われつつ、2011-2012年に相馬さんが監督になり守備を整備しようとしたら、攻撃のスケール感も失われて、これではいかんと、風間さんを招聘し、いまのチームのベースを作っている。

優勝した2017年シーズンも、シーズン当初は守備に重きを置き過ぎていたが、攻撃へ比重を置いたあたりからチームは波に乗り、逆転優勝を飾っている。

なので、ここ最近の戦いぶりを見て、シュビガー、シュビガーというコメントを見かけるが、どちらかと言えば攻め切れてない方が、こと川崎Fにとっては問題なのである。

そう言う意味では、いま1番武器になっているマルシーニヨがいない多摩川クラシコで、川崎Fがどんな武器を見せてくれるのかが、実は楽しみだったりする。

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