グチヤマ

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一番の敵はお菓子でも、運動不足でもありません

 私がお話しする「ダイエット」はただ単純に体重を減らすことを目的にしたものではありません。「健康的に、美しい体型に生まれ変わる」これが私の考えるダイエットです。  例えば、どんなに体重を落としたとしても、皮が伸びていたり、体を壊してしまったり、すぐにリバウンドしてしまっては意味がないと思っています。  だからこそ、ダイエットするために以下の3つのことが大切になってきます。 ①食事の改善 ②運動の習慣化 ③生活習慣の見直し 「なんだ、そんなことか」「知ってるよ」と思った人

    • 冒険と休息

      高校入学時、胸をたか鳴らしていたのを今でも覚えている。 今までの自分とおさらばして、「新しい自分になるんだ」と決意して入学した。 本当は中学の同級生が誰もいない、遠くの高校に行きたかったが、親に反対され近所の高校へ入学することになった。 半分は中学の同級生だったが、逆に半分は新しく関わる人間だ。 変化への挑戦の高校時代が始まった。 こう決意したことにはそれなりの理由がある。中学校3年生、それは私が一番憂鬱な時期だった。 人間関係がうまくいかず、何しろ思春期特有の不安感やイラ

      • 揺れ動く心

        右隣を覗くと、スヤスヤと寝息を立てて気持ち良さそうに寝入っている。 後ろからはケラケラと笑い声が聞こえる。 僕は筆を走らせる。 周囲から見ると、僕は異質に見えるだろう。これといって大した内容でない授業を真剣に聞いているのだから。 僕も特に興味があるわけではない。 ただ、5回に1回。いや、10回に1回くらいは考えさせられる話が聞ける。 それを逃さないために、今日も真面目に聴講する。 先日受けた精神科の講義もその1つだ。 聴講していると、ふと不安に襲われた。 僕は精神的に障

        • 普通の幸せ?

          お母さんのお腹から出ると産声をあげた。 一年が経つと母の手を離れた。 幼稚園に入園前には一人で食事もするようになった。 小学校に入り、一人で寝るようになった。 3年生になると、お風呂も一人で入るようになった。 6年生になると母の身長を抜いた。 中学生に上がると、親と出かけなくなった。 1年が経つと話もしなくなった。 高校に入ると、一緒にいたいと思える人ができた。 1年経つと別れがきた。 大学に入ると、家にいることが少なくなった。 一年経つと母と話をするよ

        一番の敵はお菓子でも、運動不足でもありません

          本当の自分

          世界史の授業で、「現代は自動車・飛行機など移動手段やインターネットなどのテクノロジーが発展し、便利な時代になった」と先生は言った。 ふと疑問に思った。便利になったことに異論はない。しかし、「今の現代が生きやすいか?」と聞かれた時、僕は間違いなく「NO」と答えるだろう。 恐らくこれは、僕だけの感覚ではない。 世間一般的には生きやすいと思っている人の数の方が少ないのではないか。 人間は進化の過程で狡く、自分を繕える人間が勝ち残ってきた。これは歴史を見れば明らかで、第一次世界

          本当の自分

          現実逃避

          「本日早朝、東京都八王子市在住の佐藤さん(80歳)が近隣トラブルにより殺害された。佐藤さんは日頃から、近所との折り合いが悪く、近隣トラブルが原因とみられる。なお、犯人は捕まっておらず、警察は全力をあげて捜査にあたっている。」 コーヒーの匂いが部屋に染み渡り、昨夜買ったあんぱんを頬張りながら、ニュースを眺める。いつもなら、聞き流す内容だが今日はやけに脳を刺激する。もちろん、自分が関わっているわけではないし、近隣の地域でもない。それでも目を引かれたのは80歳の老人というキーワー

          現実逃避