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「なんとかショック」はまさに「今」なのかもしれない

マーケットの世界において「なんとかショック」はいつかはやってくるだろう。そしてそろそろくるのではないかと言われていましたが「今」がその時なのかもしれません。

歴史上何度も世界を混乱に巻き込んだのは、ダイアモンドのベストセラー「銃・病原菌・鉄」のタイトルにもなった、戦争(鉄製の武器と銃)と病原菌。

つまり病原菌は戦争並みの災厄を世界にもたらすのです。

これだけ科学が進んだ現代社会においても未知の病原菌に対してはその実態が分かるまでは、対策のしようもない。

今回の未知の病原菌は、まさにタレブのいう「ブラックスワン」が飛来してしまったのかもしれません。

そしてカーネマン曰く「システム1(反射的思考)は、損失回避性のバイアスが強くかかり、損失は利益の2倍の心理的影響がある」わけだから、このリスク資産の暴落局面のおける恐怖感は、その資産を持っている人なら、リーマンショック級か、それ以上ののバリバリの恐怖感。

「未知の病原菌だからどこまで世界に拡大し、悪化するのか、全く見通せない」という、この不確定要素満載の恐怖感が市場を混乱に陥れているのです。

しかしこんな時は「リスク資産バーゲンセール」の到来だとも言われています。

システム2(意識的思考)をフル活用して、システム1の恐怖感を抑え、ある程度大きな額をもってトライすべき局面。しかし底値は誰にもわからないので「分散しつつ」というのがポイントです。

そして最も重要なことは「売らないこと」です。暴落した時に「売る」のが一番いけない。ひたすら冷や汗かきつつ我慢しましょう。

以上は、私の個人的見解であって「将来は誰にもわからない」のは、いうまでもありません。

*写真:柏市大津川にて

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