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朝のバナナとコーヒーが俺の心を豊かにしてくれる

完全に漫画の影響を受けている。

BLUE GIANT SUPEREMEのとあるワンシーン。
ドイツでバンドメンバーを探しているDが、毎日金欠でモーテル?の朝ご飯に安いバナナを食べている。(実際にはヨーグルトなどもあったのだが)

あまりにも金欠なので、ピアニストとしてメンバーになったブルーノがバイトを紹介してやると申し出るものの、
「俺はジャズをやるためにヨーロッパに来ている。だからそれ以外のことはやらない」と突っぱねてしまう。

なんとしても音楽で食っていくという意志の強さ、頑固さ。
限界ギリギリまで金欠極まっても、「これはヤバい」とこぼしつつも笑顔を見せる心の強さ。

そういうハングリーさを見せながら、毎朝安いバナナを頬張るD。



今朝、出発時間ギリギリまで寝ていた(5時半起床のところを6時まで寝過ごした)。
転職の面談を夜遅くまで受けていたので、疲労困憊であった。
家で朝飯を食う時間を諦めた。

通勤途中のコンビニで朝飯を選ぶとき、小さいカートの中にバナナが売っていた。
おもむろにそれを手に取り、ホットコーヒーと一緒に買い、頬張りながら冬朝の道を歩く。

自分は図体がデカいので、バナナ一本くらいでは栄養価としては足りていないだろう。
でも、格好だけでもDのマネごとをやってみて、少し心が豊かになった。

敢えて言葉にするなら、「俺偉いなー」的な。苦労してんなーみたいな。
人生の逆境も何もかも、ここからが勝負だ、的な。

自己満足だけど。



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