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GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた #読書記録

Amazonで予約したのが7月で、最近になってようやく自宅に配送され、読了まで持っていくことができた。

なんで買ったの?

現職ではメンバーが「原則」出社で業務に従事している。
「原則」、というのは、リモートワークが「完全禁止」されているわけでは無いことを強調するためである。
通勤電車が事故で動かないなど、どうしようもないケースにおいては上司に相談の上在宅で仕事をすることが可能である。

今の業界自体の性格・業務の特徴などを踏まえると、GitLabのような完全リモートワーク型組織に持って行くのは難しいかも知れない。
しかし、リモートワーク最先端組織のとっている手法を学ぶことで、その一部でも今の組織に当てはめることができれば無駄な業務・無駄な苦労を減らせるのでは無いかと考え、予約購入に至った。

どんな本?

GitLabがどのようにして世界最先端のリモートワーク組織を構築・運用しているかが書かれている。
本社オフィスすら存在せず、世界数十各国・のべ1300人超のメンバーが在籍している奇跡のような企業である。

職務問わず全てのメンバーがオンライン・完全非同期で業務を遂行する秘訣が記されたGitLab Handbookというドキュメントが無料公開されており、その内容をかみ砕くことで読者の所属する組織にも適用できる可能性がある。
本著もHandbookの内容を踏まえ、より容易に理解できるように説明されている。

フルリモート組織を目指すことが唯一絶対のゴールでは無く、自分の所属組織の体制に応じて柔軟に適用すれば良い、というのが本著の性格である。

その他感想

「オフィスワークを行っている人も、実は非同期で仕事をしている割合が意外と大きい」というのは前々から薄ぼんやりと心の中の違和感として存在していたが、本著内で言語化されたことでハッキリと意識することができた。

今後はコミュニケーションの手段をチャットツールで行う比重を増やしていく、在宅で業務する場合の環境を整え、実際に使ってみることでその便利さをアピールするなど、地道に活動を進めていく。

IT業界でエンジニアをやっている人は意外と知らないかもしれないが、こんな無料のプラットフォームも公開されている。↓

データのやりとりやソースコードのバージョン管理をオンラインで行うことが当然ではない世界の人たちにとっては、結構有用なのではないだろうか。

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