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寒さが人の命を奪う

物騒なタイトルでごめんだけど、なんともバカにできない話だなと思って。
この冬は著名人の訃報がかなり多いし。(100%主観)

そこに重ねてさら重い話で大変申し訳ないのだが、直近身内に不幸があったりもした。
ある程度高齢だったとはいえ、まだまだ寿命を迎えるような年齢ではなかった。
芸能系の訃報が連続していることからも、冬の寒さというやつは、人の生命力を奪っていくような気がしてならない。

幼い頃からとても良くしてくれた人なのだが、少し関係値が遠いせいで、告別式の日くらいしか休みが取れなかった。
会社の中途半端な忌引き制度が憎い。

そして最近、父も体調がイマイチ芳しくないそうだ。
先週は朝会社に来つつも始業前に早退、今日は朝から病院に行って遅れて出社するそうだ。
父は心臓の持病があるので、あまり心肺機能に負荷をかけられない。
普段の生活や車の運転、バッティングセンターで体を動かすくらいならわけないが、走ったり息が上がるような運動はできない。
特に冬は寒い場所と暖かい場所の寒暖差で心臓に負担がかかりやすいので、気をつける必要がある。
浴室でのヒートショックなんて事象も笑えない。

自分はまだ年齢が30に乗ったばかりだが、冬は浴室に暖房を少し効かせてから入るようにしている。
時間が無いときのシャワーは仕方ないが、少なくとも週末は湯船を張り、暖まるようにしている。

冬の寒さそのものが人の健康・寿命を削っていくし、気分を落ち込ませることで元気に生きようとする活力すらも奪っていくような気がする。
なので、「意識して体を暖めることが大事なのでは」と思考回路を切り替えて生活している。
光熱費高騰が騒がれているので無駄遣いはできないが、己の健康にはどうしても代えられない。

昨日は近場の銭湯に行ってきた。
(大抵の場合、日曜夕方ともなると、明日から始まるfxxkな平日が憂鬱で家にこもりがちだが、そこは思い切った。)

やはり広い風呂は良い。500円払えばお湯に浸かり放題。なんて魅力的なサブスク。言うなれば極上のSaaS(Sentou as a Service)。
タオルや石けん類は持参しなければならないが、脱衣所のレトロな雰囲気など内装の雰囲気はすごく好みである。
そしてサウナは無いが、水風呂はある。実際、水風呂があれば大体OKです。

昨今のサウナブームに煽られて、「サウナ併設のスパ銭は近所にないものか」とやきもきすることも多かったけど。
熱いお湯に浸かって、水風呂でシャキッと締めて、後は洗い場の空いてるところで椅子に座ってボーッとする。それを何周かする。
これだけでも十分「ととのう」感覚は得られる。
ドライサウナの、あの憮然とした熱さの方がより効果があるのは間違いないが、あまりそこのハードルを上げすぎるとかえって不健全であると考える。
「サウナがないなら行かないでいいや」というのはあまりに早計であると、この度の銭湯利用で強く実感した。
それと同時に、「サウナ・水風呂・外気浴」という形式に固執しすぎた己の思考を反省した。
昨年こんな本を読んで「ととのう」について勉強していたが、もう一週くらいしておこうか。

本題から逸れてしまったが、一番大事なことは「体を暖めること、それを維持すること」であると考える。
熱いお湯(orサウナ)で全身を温め、冷たい水に浸かって皮膚表面の毛細血管だけを引き締める。
そうすると、温浴だけに比べて体内深部の熱が外に逃げにくくなり、つまりは体温保持効果が上がるのである。
非常に理にかなっている。

この記事に立ち会った諸兄らの、今後の健康を祈念するばかりである。
身体、ちゃんと暖めてくださいね。
今週末も、銭湯に行ってこよう。

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