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「パピコ、半分こしよ」

お腹がいっぱいなのに、目の前に美味しいであろうカヌレがあり、大いに葛藤しているどんぐりです。記事を寝かせてしまったのでこれは一昨日のことになりました。と言っていたら、1週間前のことになりました。

世界はすっかり秋ですね、とでも言いたかったのですが今日は急に暑くてびっくりです。もう秋服を揃えたし、秋のテンションなので全然秋になっていただいて大丈夫です。天気の神様に言っています。大丈夫です。これも一昨日のことです。と言ってたら、1週間前のことになりました。

もうすっかり秋ですね。

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さて、今日は「I LOVE YOU」の訳し方について。

なになに、もちろん「私はあなたを愛してる」ですよね。

それはそうなのですが、あなたの「愛してる」って何?という話です。
どんなセリフが愛なのか、どんな行動が愛なのか。

今のあなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?

かの有名な夏目漱石は「I LOVE YOU」「月が綺麗ですね」と訳したそうです。「愛してる」なんて普段日本人は言わないから。

ちなみにですが、この告白をOKする時は「私にとってずっと月は綺麗でしたよ」とか「今なら手が届くでしょう」とか「あなたと一緒に見るからでしょう」と返答するらしいです。

(ダメな時は、「星の方が綺麗ですよ」ですって。辛辣すぎ)


さて、このお題をくれたのは、阿部広太郎さんの『超言葉術』という本。
今のあなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?と帯に書いてあって、それを見た時からずっと考えていました。

「今のわたしならI LOVE YOUをなんて訳そうか」
「そもそも愛ってなんだ?」

愛にはたくさんの種類があると思います。恋人に対するもの、友人に対するもの、家族に対するもの、推しに対するもの、ネット上の人に対するものなどなど。

他者に対してではなく、自分自身を愛するという言葉も最近よく耳にします。

でも、「愛」ってすごく照れくさくて、なんだか重たい言葉のような気がして、きっとわたしたちはあんまり日常で使いません。「好き」と「愛」はなんだか違う気がするし。自分を愛するってナルシストみたいだし。

でも、「愛」「大切」と言い換えてみたらどうでしょう。

「愛する」=「大切にする」
「愛される」=「大切にされる」
「自分を愛する」=「自分を大切にする」

「愛」を「好き」と言い換えるよりしっくりくる気がします。

そして何千年前も前に生きた哲学者も、

「愛するというのは、欠乏を補うためでも実益を求めるためでもなく、ただ愛するものを大切にすることに他ならない。」

という言葉を残しています。(キケローという哲学者です)


つまり、「愛」というのは、ただ自分が欲しいものを相手に求めて手に入れるのではなく、ただただ大切にするということだと思うのです。

自分が寂しいから、恋人にこうして欲しい!とか、
自分が楽しむために、友人と一緒に過ごす!とか、

ではなくて。

相手の幸せを願って行動することが「大切にする」ということだろうと思います。


ちなみにわたしは「I LOVE YOU」を「パピコ半分こしよ」と訳したいです。

わたしはアイスにがめつい人間なのでパピコは1人で食べる派です。でも、ね、大切にしようと思える人がいたらきっと半分こしたくなります。

だって、ひとりで食べているより相手も喜んでくれそうだし。もっと美味しく感じそうだし。愛する人が幸せになったら、こっちも幸せになります。(パピコは半分こするもんだろ!という主張は受け付けます。が、理解はしません)


さて、今のあなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?

愛してるってなんですか?

いろいろな人に聞いて楽しんでいるので、思いついたら教えてください。

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(うまく書けなくて、めちゃめちゃ時間がかかったこの記事。やっと発信できて肩の荷がおりました。いいえ、書くべきnoteはまだ残っています。しかも2本も。)

(写真は、わたしの愛している人たち)



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