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【レビュー】First Listen 3:Ravenstine・Champlin Williams Friestedt・Stryper(シングル3曲)

今週は聴き込んでいる音楽を流すことが多く、初めての音に触れる機会が少なかった。義務的になるのも精神衛生上よくないので、マイペースにぼちぼちと。

今週聴いていたものはこちら↓

  • Aerosmith『Toys In the Attic』(1975)

  • Aerosmith『Rocks』(1976)

  • Aerosmith『Draw the Line』(1977)

  • Ivory Tower『Heavy Rain』(2024)

  • Quuensryche『Operation:Mindcrime』(1988)

  • Quuensryche『Tribe』(2003)

  • Quuensryche『Take Cover』(2007)

  • Quuensryche『American Soldier』(2009)

  • Quuensryche『Frequency Unknown』(2013)

  • Quuensryche『The Verdict』(2019)

  • Quuensryche『Digital Noise Alliance』(2022)

  • W.E.T.『Earthrage』(2018)

  • W.E.T.『Retransmission』(2021)

えらい偏った感じですが、今週はソリッドなギターサウンドと地味に主張してくるベースを聴きたい気分でした。

●Ravenstine『2024』(2024)

ドイツ、ハードロック

RavenはカラスだけどCrowもカラス。
調べてみると大型種がRaven、小型種がCrowに分類されるらしい。


縦ノリのハードロック。音作りはややメタル寄り。1曲目「Black Is The Brightest Color」のイントロベースラインが特徴的で、ファンキーに推し進める感じがこの手のバンドとしては珍しい。アコギもメインに据えている曲が多い。あとツインリードはIron Maidenの系譜であろう。6曲目「A Long Way Home」はイントロのアルペジオと歌メロがメイデンの『Brave New World』(2000)あたりの雰囲気を醸し出していてかなり好き。ボーカルはBruce Dickinson(Iron Maiden)ぽい歌い回し。声質はSebastian Bach(ex.Skid Row)のようなしゃがれ声に聞こえる時があり個人的に凄く好みです。結構メロディックで80年代の香りを感じられる。

●Champlin Williams Friestedt『Brighter Day』(Single、2024)

アメリカ、AOR

三匹のおっさん

TOTOのJoseph Williamsが参加しているということで聴いてみた。爽やかな80年代風アダルトコンテンポラリーロック(=AOR)です。Work of Artのメンバーも作曲・バッググラウンドボーカル諸々で参加してるのね。この曲を取り上げた理由としては、ギターソロがあの曲のオマージュすぎて笑ってしまったからです。アメリカンロック好きなら聴けば分かります笑
来週3作目のアルバム『CWF3』が出るそうなので、そちらも追ってレビューしようと思います。

●Stryper『When We Were Kings』(Single、2024)

アメリカ、クリスチャンメタル

ジャケットから神々しい

音楽ジャンルの細分化問題。Stryperってバンドはキリスト教、聖書をテーマとして大々的に打ち出してきたバンドなのでクリスチャンメタルとして名が知られています。そんなん言い出したら、日本では仏教ロックとか創価ラップとかジャンルがあってもおかしくないですけど、そこはネーミングのキャッチーさなんでしょうね。語感がダサいもの。音としてはメロディアスなハードロック・メタルなので、特に構えることなく聴ける。

再結成後の彼らはずっと追っているのだけど、『Murder By Pride』(2009)路線がかなり評価高いのにそこからの数作はアルバムによって質の差がある感じがする。全盛期の甘いハイトーンバラードや疾走曲も未だに作ってくれるから不満はないんですけどね。常に挑戦する姿勢とコンスタントにアルバム出してくれるのはありがたいです。相変わらずのドラムのもたつき具合はどうにかならんもんかと思いつつ、これがRobert Sweetの味だと諦めています。この曲は割とベースの主張が強く間奏部とかいいですね。今のところ先行配信の4曲どれも良い。来月発売の新譜に期待です。

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