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どうした?ジャネット(魚三酒場再訪)

ジャネットに元気がない。
店内がどんなに混雑していようが、客の会話が盛り上がっていようが、彼女の声はイチローのレーザービームの如く、直線的に厨房に突き刺さる。その声に張りがない。

門前仲町の魚三酒場は全国的にも有名な居酒屋だ。あちこちから飲兵衛たちが集結する。だがコロナもあり行列もぐっと短くなった。

1階、2階ともコの字型カウンターがふたつずつ。老舗店だけにコの字を受け持つ店員もまた老練で一種威圧感もある。

1階左は「さだまさし」、右は勤め先の元社長そっくり。2階左が「ジャネット」なのだ。ジャネットジャクソンがぐっと歳を取ってスリラーに出てきた感じだと勝手に思っている。(ちなみに2階右は常に眠そうなお兄さん)

常連客との会話を聞くともなしに聞いていると、ジャネットは「高熱を出していた」という。病み上がりで元気なかったというわけだ。オイオイ、コロナ大丈夫かい。

久々に魚三に来たのは、よく行く店が2店とも閉まっていたという想定外の展開だったからだ。ここは基本長居する店でもないため、飲みたいものを飲んで、数品魚を食べて締める。昨夜はすぐに入れたこともあり、チョイ飲みにはやはりいい。

大瓶、酒×2、中落ち、アジフライ、あら煮で1830円。完璧。


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