ざっくり中学地理まとめ 中学1~2年編
世界のすがた
1.六大陸
①ユーラシア大陸:最大の大陸
→ヨーロッパ州とアジア州に分かれる
②アフリカ大陸
③北アメリカ大陸
④南アメリカ大陸
⑤オーストラリア大陸:最小の大陸
⑥南極大陸:どの国にも属していない
2.三大洋
①太平洋:最大の海洋
②大西洋
③インド洋
3.世界の州区分
①アジア州
②ヨーロッパ州
①・②の州ともユーラシア大陸
③オセアニア州
→オーストラリアをふくむ
④アフリカ州
⑤北アメリカ州
⑥南アメリカ州
→④~⑥は大陸とほぼ同じ
南極大陸はどの州にも属さない
時差
1.時差について
①日本の標準時
・東経135度の経線
※兵庫県明石市を通る
②時差の生じ方
経度15度の差で、1時間の時差が生じる
2.2地点間の時差計算について
手順
①:「2地点間の経度差」を求める
②:①の経度差をもとに、「2地点間の時差」を求める
③:片方の地点の時刻をもとに、もう片方の地点の時刻を求める
以下、具体的に
①「2地点間の経度差」の求め方
東経どうし、西経どうしの経度差 →引き算
東経と西経の経度差 →足し算
注意:日付変更線(ほぼ経度180度)をまたいで経度差を求めないこと
※ミスのもとになるため
②2地点間の時差の求め方
公式
・時差=「2地点間の経度差」÷15
※①で求めた2地点間の経度差を15で割る
③時刻を求める
A地点の時刻をもとに、②で求めた時差を加味して、B地点の時刻を求める
・B地点がA地点より東にある場合
→東へ進む場合は、時計を進める
・B地点がA地点より西にある場合
→西へ進む場合は、時計を遅らせる
3.例題:次の時差を求めなさい。
※計算手順:経度差を求めてから、15で割って時差を求める
※具体的な時刻を求める必要はない。ここでは手順①・②までやる。
問1 東経90度と東経15度の経度差と時差
問2 西経120度と西経30度の経度差と時差
問3 日本と東経30度の経度差と時差
問4 東経30度と西経90度の経度差と時差
問5 日本と西経120度の経度差と時差
計算式と解答
※経度差は、東経どうし・西経どうしは引き算、東経と西経は足し算で求める
問1 東経90度と東経15度の経度差と時差
・経度差:90-15=75度
・時差:75÷15=5時間
問2 西経120度と西経30度の経度差と時差
・経度差:120-30=90度
・時差:90÷15=6時間
問3 日本と東経30度の経度差と時差
・経度差:135-30=105度
・時差:105÷15=7時間
※日本の標準時は東経135度
問4 東経30度と西経90度の経度差
・経度差:30+90=120度
・時差:120÷15=8時間
問5 日本と西経120度の経度差
・経度差:135+120=255度
・時差:255÷15=17時間
世界の気候
1.気候帯
赤道から離れるにしたがって、
おおむね熱帯、乾燥帯、温帯、冷帯、寒帯となる
※冷帯は亜寒帯ともいう
2.気候帯の特徴
①熱帯
・1年を通して気温が高く、降水量も多い(高温多湿)
・赤道周辺に分布している
②乾燥帯
・1年を通して降水量が少ない
・砂漠が広がる
・雨季のある地域は草原。草木がまばらに生える
・赤道より少し離れた中緯度地域に分布
③温帯
・季節の変化が見られる
・さらに温帯(温暖)湿潤気候、西岸海洋性気候、地中海性気候に分けられる
④冷帯(亜寒帯)
・冬と夏の気温差がとても大きい
・冬の寒さはきびしく、夏は気温が高くなる
・北半球にのみ分布
⑤寒帯
・1年を通して気温が低く、樹木が育たない
・降水量も少ない
・高緯度地域に分布:北極、グリーンランド、南極
アジア州
1.アジアの気候・自然
・季節風(モンスーン)の影響を受ける
・内陸にはヒマラヤ山脈などの高地
2.中国
①基礎データ
・正式名称:中華人民共和国
・首都:ペキン(北京)
・人口:13~14億人。世界1位
※約9割が漢族(漢民族)で、その他50以上の少数民族
※一人っ子政策:人口の制限に取り組んできた
②中国の農業
・南部:長江流域で稲作がさかん。降水量が多い。
・北部:黄河流域で畑作がさかん。降水量が少ない。
③中国の工業化
・1980年代から本格的な改革を実施
・経済特区の設置
・中国は世界の工場となり、高い経済成長を実現
3.韓国(大韓民国)
・アジアNIES(新興工業経済地域)の1つ
※ほかに台湾、ホンコン(香港)、シンガポール
4.東南アジア
・東南アジア諸国連合(ASEAN)
→1967年結成、10か国が加盟
・華人…中国系の人々。東南アジア各地で活躍
・米の二期作
→タイは米の輸出量が多い
・プランテーション(大農園)での輸出用作物の生産
例)フィリピン:バナナ
5.インド
①基礎データ
・人口:約12億人。世界2位
・宗教:人口の約7割がヒンドゥー教徒
・カースト制度:身分制度により職業や結婚が制限されてきた
②インドの産業
・情報技術(IT)産業(情報通信技術(ICT)関連産業)がさかん
6.西アジア
①民族・言語・宗教
・アラブ系の人々が多く暮らす
・言語:アラビア語が多い
・宗教:イスラム教が多い
②資源・産業
・石油(原油)の産出量が多く、輸出額の多くを占める
・遊牧がさかん:乾燥した気候のため
ヨーロッパ州
1.ヨーロッパ州の気候・自然
・日本より高緯度だが比較的温暖
理由:暖流の北大西洋海流と、偏西風の影響のため
・フィヨルド…氷河によってけずられた谷に海水が深く入り込んだ、奥行きのある湾
ヨーロッパ北部のスカンディナビア半島にみられる
・ライン川:物資の運送にも使われる国際河川
2.ヨーロッパ州の宗教
・キリスト教が中心
3.ヨーロッパの農業
①地中海式農業
・おもな地域:地中海沿岸。イタリア・スペインなど
・夏:乾燥に強いオレンジ・オリーブなどの果実を栽培
・冬:降水量を生かし、小麦を栽培
※地中海性気候に適応した農業
②混合農業
・おもな地域:ヨーロッパ北西部・東部
・穀物栽培:小麦・ライ麦
・家畜の飼育:豚や牛
③酪農
・おもな地域:ヨーロッパ北部。デンマーク・オランダなど
・乳牛を飼育し、バターやチーズを生産
4.ヨーロッパの統合
①歴史
・1967年、ヨーロッパ共同体(EC)を結成
・1993年、ヨーロッパ連合(EU)を結成
※当初は12か国で結成。現在の加盟国は28か国
②EUの政策
・国境を自由に通過できる
・加盟国間の関税をなくし、貿易がさかんに
・共通通貨ユーロを導入
5.ヨーロッパ各国について
①イギリス
・産業革命:世界に先がけて鉄鋼業・機械工業が発達
・北海油田の開発により、石油輸出国となる
②フランス
・EU最大の農業国
③ドイツ
・EU最大の工業国
・ルール地方はヨーロッパ最大の工業地域
※ルール工業地域(地帯)を形成
④ロシア(ロシア連邦)
・面積:世界1位。日本の約45倍
・人口:約1.4億人で日本より多い
・気候:冷帯(亜寒帯)が中心。一部に寒帯も
・タイガ…針葉樹の森林。シベリア地方に広がる
続きがあるんですけど、次回へ…
アフリカ州→
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