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外国人が語る「日本で働くその本音」


皆さんこんにちは。GTNのインスクです。
本日は日本で働く外国人の立場として思うことについて書いてみたいと思います!


来日してから9年目

今まで9年間の日本生活を振り替えてみると、日本人から最も聞かれた質問の一つは「なんで日本が好き?日本のどこが好き?」だったと思う。

実際のところ、この質問をされるたびに答えに困ってしまう。
同時に、自分に問いを投げかける。
私って本当に日本が好きなの?だから日本で生活しているの?と。

多くの皆さんの想像する通り、「日本の文化が好き」「日本は治安がいいから」というのも答えになるかもしれない。確かに、日本への入り口としてはそうだったかも知れない。
しかし、数年が経った今、自分が日本で生活している理由、日本で働く理由は単にそれだけの理由ではないと思う。

「なんで日本が好き?日本のどこが好き?」の答えにすぐに答えできない理由は、「日本のことが好きだから、外国人なのにも関わらず日本でこんなに長く住んでいるのでしょう」と無意識に決めてしまっていることに抵抗を感じたからと思う。

そんな思いの中で下記記事を読むことになった。

この記事を読んで、すごく共感した。
単に日本が好きという理由で片付けられない何かに気づかされた気がする。

自分が日本に来たきっかけは確かに「日本の文化が好き」というありきたりな理由だった。しかし、実際に「生活」し「働く」というのはそんなに簡単な理由ではない。それは非常に大きな決断であり、その理由は「日本が〜だから」と外在させて良いものではないと思う。

海外で仕事をする

「外国」で仕事をすることは当たり前に大変に決まっていて、どこの国でも依然そうであるように残念ながら日本でも「外国人」を見る目は温かい目線だけではない。「日本で働く」「日本で生活する」ことは日本の文化が好きというきっかけから、実際生活しながら、もちろんいい思い出もたくさんあったが、言葉、文化の違いなどからくる辛さで一日何回も日本生活を諦めようと思った時もある。

9年が経った今こそ思うことは、自分からも「外国人だから」を理由に逃げ場を作りたくなく、また、周りからも「外国人だから」と色眼鏡でフィルターをかけてみられるより、違うバックグランドを持つ「個人」と見られたい。日本人が日本で生活して、仕事することが当たり前のように。

外国人として日本に来て、生活をしてるヒトそれぞれ来日した理由は違うかもしれないが、彼らが共通してることは日本に来て叶えたい「夢」があるからではないかと思う。実際生活しながら苦労するそんな苦しさも吹き飛ばしてしまうほどの「夢」、そのために日本で働いているだろう。

自分にしかできないこと

そんな大きな決断をした外国人たちの、熱く尊いモチベーションを少しでも支えたい。どれだけ叶えたい夢があって、頑張るとしても、他国生活はそんな簡単ではない。彼らには、自分が経験した辛い気持ちを少しでも軽減させたい。そのため私は、「外国人」である彼らの生活をサポートして行きたい。また、彼らを「外国人」ではなく「個人」として生きていける世界、共生できる世の中を作って行きたい。

それが「日本に来て良かったをカタチに」を実現する一つとして日本で働く外国人の私だからこそできることではないかと思う。

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