『1000時間で腕前Xになれるよ』の本当の意味

腕前Xの方々がよく言う言葉で

「大体自分は1000時間くらいで腕前Xになったかなぁ」

…なんてものに聞き覚えはないだろうか。個人的に見ても現在の腕前Xというハードルは1年前と比較してもかなり低くなっているように思える。1月のホコの計測が酒に酔いながら友人とゲラゲラ笑っていたらいつの間にか腕前Xの底辺も底辺、XP2000台からのスタートになってしまったのだが、そこでと普段のXP2400台との違いを身をもって体験した。

正直彼らがどのように腕前Xに上がってきたのかが分からない。ただ目の前にいる相手をキルすることのみを考えていたり、ホコ持ちボールドなのにホコルートを理解していなかったり、残り10秒なのに平気でハイパープレッサー抱えて最前線に突っ込むジェットスイーパーカスタムなど自身の認識とはかけ離れた腕前Xの世界が広がっていた。

正直現在の腕前X未満の環境がどのようになっているかは見当もつかないが、少なくとも以前よりルールの理解度や武器の練度は必要がなさそうに思えた。それこそ、もしかしたら1000時間も必要無いのかもしれない。

よく、『1000時間やっても全然腕前が上がらない!』なんて主張をしている方をSNSで見る。確かに実力の伸びには個人差があるし、それこそ老若男女全てに平等なゲームでは無いので上がらない場合もあるとは思うのだが、FPS経験ナシ、100時間以上やったゲームがポケモンくらいの自分が1000時間で1ルールXに行けた理由はゲームの内容とプレイ時間以外の部分が大きいと思う。

まずゲームの内容だが、1000時間の内の950時間はガチマッチが占めている。スプラトゥーン2を始めた当初はTwitterどころかSNSも触っていない時代遅れ陰キャであったため、やることがガチマッチしかなかったのだ。なんなら腕前Xに行ったらTwitterを始めようとさえ思っていたくらいであった。残りの50時間は最初のナワバリとヒーローモード、オクトエキスパンションをしていた時間だろう。少なくともリーグマッチとプライベートマッチは一切行なっていない。

次にプレイ時間以外に関してだが、よく言う有名配信者、上位配信者の生放送をよく見ていた事は少なからず役に立っていると思う。それもただ見るのでは無く、何故その人が勝てたのか、負けたのかを事細かに考えながら見ていた。前線が上がっていないように見えたならば、なぜ上がっていないのかまでを考えるようにしていた。上手い人の視点はマップが度々開かれるから状況の把握はしやすく、勉強にはなっていたと思う。

1000時間にも色々と種類がある。自分のようにガチマッチしかしていないような人もいれば、リーグマッチやナワバリをメインにしている人もいるだろう。ただ、確実に言えるのは腕前が上がるのはガチマッチのみだという事。過去記事で確かに上手くなるために上手い人とリーグマッチをするのが良いだのと書いた覚えはあるが、個人の実力と腕前を伸ばすには基本的にガチマッチしかないのだ。

つまり、『1000時間くらいで腕前Xに行けます』というのは『1000時間くらいガチマッチをすれば腕前Xに行けます』と変換して考えられると思う。確かにリーグマッチ、プライベートマッチ、合流ナワバリは楽しい。それも分かるが気がつけばSplatoon3の発売が年内というところまで来ている。

ここで一念発起してみるのも悪くはないと思うのだがいかがだろうか。