夏だ!ゆえに、拳でスイカ割りをした。
なぜなら日頃から拳でスイカを割りたいと思っていたので
買ってきました。
まず電気が切れた室内で仕事終わりの夜に拳を用いたスイカ割りをしたことがないので期待に胸が高鳴ります。
我が家の電気についてはこちらをご確認ください。
スイカは水分量の比率90%と人間より多いため割ると水分が飛び散ることが予想されます。
また集合住宅におけるスイカ割りは周囲や階下への騒音に気を配る必要があります。うちの上階の住人は大地を揺るがす踊りを踊っていますが。
ということで毛布を敷き、その上に買ってきた状態のスイカをビニールごと乗せて割ることに。準備万端よし割るか。
フンッ!!
割れた。すごいあっさり割れた。
予想ではいや〜手が痛い!ハハッ!!なかなか割れんな!!などと存分楽しむ気持ちでしたがものすごい普通に割れました。
一方的なコミュニケーションってこういうことなのかなと思います。
お楽しみがあまりにあっさり終わったので新しいおもちゃを手に入れて遊ぶ前に壊してしまったバケモノみたいになった。
そしてビニール袋を貫通したスイカから汁がめちゃめちゃ漏れてくる。
あと我々は普段道具を使う生き物をやっているので拳で割ったスイカに対応する口をしていないことにも気付く。
拳で割ったスイカというものは、食欲が暴走し堪え切れなくなった蛮族が食うスイカっぽさがすごい。
リアス式海岸みたいな断面のスイカを食うと顔の穴という穴からスイカを味わえる、という学びもあった。
スイカ割りというのは本来複数人でやるものである。
複数人でやったとしてもその盛り上がりのピークは割る瞬間だ。
割ったあと、この夏の思い出ややりたいことを語りながら食うスイカはさぞ甘く美味いことだろう。
※一人で食ってもスイカは美味い。
しかし一人スイカ割りの難点としては一人で全てのスイカを食う必要があるということ。
そしてこの砕けたスイカを綺麗にカットし直すなんてことは全然やる気にならないこと。
かといって拳で作った断面はラップをかけるとかいう芸当が叶わないこと。
ゴチャゴチャ言ったがつまり、今一玉全て食う必要があるということだ。
スイカを割って2時間経った頃、全てのスイカを食い終えた。
そこには確かな満足感と
今人が来たら誤解されそうなものすごい現場感が残った。
ちなみに家にはダチョウの卵でホットケーキを作った時以降、誰も尋ねてきていません。
スイカ割りが割る瞬間しか盛り上がらなかったので
最近AIに提案してもらって料理をしている話も書こうと思う。
水浸しの冷蔵庫にはスイカ以外にもギリギリのもやしが冷えていた。
本日はこれを調理してもらうとする。
めかぶを?
とりあえず手順通りに調理していく。
キムチを切ることも卵を溶くことももちろんできたが、めかぶを散らすことだけは難しそうである。後学のため方法を知っておきたい。
味はまあキムチともやしが炒まったものに卵が加わりそこにめかぶがかかった味としか言えないが、めかぶの粘性とキムチの辛味が相まってこのクソ暑い中全然冷めない。熱がすごい。
何事にもこれくらいアチアチになれたらなと思うくらい熱い。
さておき、ギリギリのもやしを消費出来たので本懐は遂げた。
ついでに先生にめかぶの散らしかたについて聞いてみることにした。
少量ずつ加え、まんべんなく炒めることで飛び散りやすくなったり
フライパンをゆすりまくって力技で飛び散らすことが出来るとの回答です。
みなさんも今夜はスイカを拳で割って汁を飛び散らせたり、
めかぶを飛び散らせた素敵なディナーをお作りになってはいかがでしょうか。
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