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極私的タロット考(14)安定は尊いねぇ(14番「節制」)

13番が「死」ということで、「変化」ということを扱ったカードとなるわけですが、それに対して14番は「節制」です。13番とは一気に真逆へ飛んでいくような気持ちになります。

絶妙なバランス・調整力

絵柄としては、天使が器をもっており、器の水を左手から右手へと移している様子が描かれています。それも空中に浮かびながらこの作業をやっています。

私は、このカードからはなんだか「バランス」とか「調整」とか「安定『させる』」といったイメージを思います(「安定している」というには、綱渡りな気持ちになるので「安定させる」)

必死になって調和をとっている、そんな様子に見えてくるのですが、皆さまはいかがでしょうか?

「安定」は大変なのよね

変化・変革を起こそう!という声は至るところで聞こえてきます。そうでないと企業が生き残ることが難しい・・・。

たしかに変わっていくことは大変です。「変化」はそれだけで、関わる人の感情に影響を与えます。

ただ、変化と同様に安定も大変でしょう。何かを調整し、バランスをとることも、思いがなければやりきれないでしょう。

このカードに関連して、問いかけたいことは、

今、維持したいもの、保持したいものって何ですか?

周囲のことで疲れてませんか?

といったあたりになるでしょうか?調整やバランス、そして安定というキーワードは、意外と日本社会的なことを振り返る良いカードかもしれませんね。



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