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要求定義と要件定義の違いとは

要件定義という用語はよく聞くものの、要求定義との違いが人に説明できるレベルではなかったため今回整理することにしました。

先ずは知っている単語で「要件定義」とは何か?
プロジェクトやシステム開発で実現するべきこと(要件)を決める(定義)すること。

要求定義とは?
要件定義でよくある失敗は、「意思決定者からの要求」と「プロジェクトの要件」を混同してしまうことだそうです。確かに。。。

ここからは、混同させないための手順をお伝えします。

① 意思決定者からの(要求)を一通りまとめる。

この段階で更に細分化ことができるのですが、「あれもやりたい」「これもやりたい」と多くの意見やアイデアを活性化させる『発散のフェーズ』と取りまとめを行って要件や仕様にいれるかどうかのはんだんをする『収束のフェーズ』に分けて実施する方法もあります。

② 要求から具体的に検討を進める際に(要件)に落とし込む。

この際に項目ごとに要求には『●●したい』要件には『●●する』と表現する。

(要求とは)実現したいこと:『●●したい』

(要件とは)実現すべきこと:『●●する』

要求と要件を書き分けることで、意思決定者は要求を一旦受け止めてもらったという感覚を持ちつつ、プロジェクトの実施判断と分けて冷静にハンドリングしやすくなります。

要求定義では「発散」と「収束」を意識、要件に落とし込む際には表現を『●●したい』『●●する』と変換することで整理しやすくなります。

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