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【開催報告】その理不尽なルールはどこから?-世の中の不文律について考える会- (2021/6/28)

こんにちは、学スタはーちゃんです。蒸し暑いかと思えば突然の土砂降り、というジェットコースターみたいな天気が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?                               今回は、6/28に行われましたオンラインイベント「その理不尽なルールはどこから?-世の中の不文律について考える会-」の様子を報告していきます。

①イベント概要

「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい/皆がつまみ易いように串外しなさい/会計や注文は先陣を切る/不文律最低限のマナーです」。これは、今なお大ヒット中のある曲の歌詞の一部です。アグレッシブな歌詞、そして社会にはびこる理不尽さを切り裂くような力強い歌声に共感し、背中を押された方も少なからずいることでしょう。

ここで一歩立ち止まって考えてみることにしましょう。一体、私たちが「うっせえわ」と思うその先には何があるのでしょうか?世の中のルールが理不尽だと感じる私たちに何かできることは無いのでしょうか?

「男子は部長、女子は副部長を代々やることになってるから」
「サラダ取り分けるとか、細やかな気遣いができる女子の方がモテるよ」
「こういう仕事は力持ちな男子がやるものだよ」

今回は、このようなジェンダー不平等な不文律がどうやって形成されるのか、それがなぜ問題なのか、そしてそのようなルールにどうやって立ち向い、対処していけば良いかにスポットを当てて考えていきたいと思います。

このイベントでは、グラウンドルールを定めた環境の中で、実際に理不尽な不文律に遭遇するというシナリオを通して、参加者全員で対処方法を考えていくことにしました。

②イベントコンテンツ

スライド3

1. 「理不尽なルール」のシェア

参加者の方から寄せられた「今まで経験してきた理不尽なルール」を一部紹介します。

・”バレンタインデーで男子から女子にチョコを渡さなきゃいけない"というのが義務化してしまっていて、本心からの贈り物として受け取ってもらえない気がしてモヤモヤする
・(男子校から共学になった学校で) 応援団員が男子のみ、という暗黙のルールがあって、応援団長自身も「次も団長は男子にやってもらいたい」とスピーチの時に行っていた
・”社会に出るようになったら女子は化粧をして当たり前”という社会の前提が嫌だ
・飲み会の場で「学生注目」を強要されるのが辛かった(これが伝統だと言われ、やらざるを得なかった)

他の参加者やスタッフからも、「わかる~!」という共感の声が挙がっていました。

2. なぜこんなものが作られてしまうのか?

本イベントでは、「理不尽なルール」が作られてしまうことの背景として「隠れたカリキュラム」を取り上げて説明しました。

スライド8

上のスライドを作成するにあたっては、「ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた」を参考にしました。GSセンターにも置いてありますよ~!

3. シナリオを通して考えてみよう

場が温まってきたところで、シナリオを通して問題解決の方法を話し合いました。

スライド10

あなたならどう行動しますか?今これを読んでいるあなたも、ぜひ一緒に考えてみてください。

参加者の皆さんからは、次のような意見が挙げられました。

▷どんな反応がありそう?

・生徒側は柔軟に応援する一方で、先生たちはいい反応しなさそう
・波風を立てたくない教員の背景には、年を取るにつれて自分が生きてきたルールを否定したくないという理由がありそう。何か変えるのにはエネルギーがいる
・生徒の中にも、女性立候補についてポジティブな人やネガティブな人がいそう

▷どうしたらいいだろう?

・「生徒会長の性別は問わない」と、逆に制度を明文化してしまう 
・不文律であることを逆手にとって、「女性の生徒会長がダメなルールはない」ということを言っていく
・ネガティブな反応をする人たちに「どうしてそう思うんですか?」と逆質問をけしかける

このように、一つのシナリオをとってみても色々なアプローチが考えられるんですね。難しいテーマながら、意見を出してくださった参加者の皆さんありがとうございました!

③学スタ後記

参加者の方が入り込みやすいように、実はシナリオに少しばかり工夫をしてみたんです。学生という立場なら誰でも経験しうること、かつALLYのような立ち位置を…ということで上記に述べたようなシナリオが爆誕しました。白熱した話し合いができ、イベントを企画した自身としても嬉しくなりました。短い時間でしたが、参加してくださった方、改めてありがとうございました。

これから本格的に夏の暑さが到来しそうですが、水分とりつつ楽しく乗り切っていきましょう~