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「もっとスペースが必要だ。──クィアでファットな(太っている/「デブ」の)わたし──」(学生スタッフ あき)

もっとスペースが必要だ。
それは、例えば公共交通機関の座席やトイレに対して。
特定の範囲の身体を想定した、「1人分」の座席や個室トイレの広さに対して。

わたしたちの間にも、もっとスペースが必要だ。
「あなたのため」って体重や体型に口出しするのは、なぁぜなぁぜ?
「わたしのためになってない」って言ったら不満そうなの、なぁぜなぁぜ?
そして、太ってる人の胸やお尻は触っていい的な雰囲気は、本当に何なの。ありえん。

自分のこともネタにできて面白くて、身だしなみにも人一倍気を遣ってて、恋愛のよき相談役としての「良きデブ」を目指すのでもなく、

「太っているけど普通なんです。」と言うのでもなく、

「デブだけ」のユートピアを目指すのでもなく、


もう太っていることに関して言及されたくない、

「デブ」とか「太っている」って言葉がなくなったり、もう体型とか関係なくなったらいいのにとも思うのだけど、

それはこれまで声を上げてきた人たちや、わたしがモヤモヤ考えてきたことも消してしまう気がするから

もうちょっとスペース作りませんか。

(太っていることやスペースを巡る線引きを問い直すためにも)

わたしたちには、もっとスペースが必要だ。

学生スタッフ あき