中野ブロードウェイについて
好きなアニメやゲームにマンガ、みんなそれぞれのお目当てのモノを探しに、ここへやってくる。サブカルの聖地だとか、色々と便利な言葉でまとめられるけれども、オタクが買い物をしにくる場所という意味では、形骸化してしまった概念のアキバと特に変わらないのではないか…? などとイジワルに考えてしまうが、僕の中では何かが違っている。他のオタクが寄り付く街とは。初めてアキバに降り立った時に地元福岡のアニメショップの規模と比べて、ここは天国か!?と執拗に驚いてみたりもした。だが、大規模にそういう店が広がっている光景に段々と目が慣れてきて、次第に何も思わなくなってしまった。ラジオ会館やアニメイトなどは、どうにも自分の居場所ではないという感覚があって、個人経営の模型店などを巡るのが定番である。どうしても街の雰囲気というか、アキバの中にはしっかりと実体を持って存在できてない気分になるのだ。対して、中野ブロードウェイは個人経営の店も、システム化されたまんだらけも渾然一体となって複雑に店を構えている。地下〜一階はスーパーや飲食店にアパレルなど、四階までの階段を登るにつれて取り扱う商品のマニアック度が上がっていくイメージである。この混沌とした店の並びなどが、僕にとってかなり居心地が良いのだ。
よく寄るお店を紹介しようと思う
自分なりのルートがあるのだ。
まず正面玄関(もしかしたら電光掲示板がないので、裏口かも)を抜けて3階直通のエスカレーターに乗る。
すると大きめの書店と、まんだらけのコミックなどを取り扱っているフロアにでる。ここで見るのはまんだらけのガラスを隔てて存在する年代物のアニメージュである。大体80~90年代の間のものが多い。
次に外せないのは墓場の画廊である。
時期によって様々な展示とグッズの販売が開催されているが、特に僕が関心を持つのは特撮の展示である。ウルトラマンや仮面ライダーの場合は入り口にスーツが展示されるのである。中の撮影スポットにいる場合もあるのだが…
とこんな感じでふらりと歩いていると目の前に、特撮ヒーローが現れるのである。
初めてこの店に面する通路を歩いている時は驚愕したものだ。
「えっ!メビウスが”いる”!!」
大声を出してしまって非常に恥ずかしい思い出だ。
続いては4階だ。
まんだらけの美少女プラモデル専門店とセル画や複製原画などがショーケースに展示されている店舗と、サブカルオカルトSFの中古書籍を置く店舗は必ずと言っていいほど立ち寄っている。
そして設定資料集の流れでマニア館に立ち寄ることもある。
かなり年季の入ったマンガなどとアニメのムック本や映画のパンフが渾然一体となった店舗で、僕は主に特撮の書籍を買いに行く。
幼稚園の頃には入手できなかった放送当時の書籍なんかがあるのでついつい買ってしまうのだ。
くれぐれも中古の本を買う時はチャタテ虫に注意していただきたい。
我が部屋ではこれが発生して「ビッグ•バグズ•パニック」や「スターシップ•トゥルーパーズ」さながら虫との対決を強いられることとなった。
かなり凶悪な虫なので、これを読んでいる皆さんは中古の本を買ったら虫干しを徹底しましょう。
そして階段までの順路でいつも通りすがるのだが、週刊少年ジャンプのかつて人気だった作品の連載一発目が掲載された号が並んでいるショーケースもあるので、ぜひ一度見てみてほしい。
そして少々わかりずらい場所にはなるが、ふわふわハウスというぬいぐるみ専門店もかなりの頻度で立ち寄っている。かわいいぬいぐるみがたくさんいるので、血眼でオタクグッズを探す休憩にもってこいの場所である。
ここで小休憩したら、次なる目標は2階である。
2階にはらしんばんやガチャガチャの中身をバラ売りしてる店やまんだらけのウルトラマン専門店がある。
らしんばんの特撮コーナーとプラモコーナーをチラ見し、まんだらけのミクロ館でおじゃる丸グッズを見るというのがいつも流れである。
そして特に楽しいのが、ウルトラマン専門店とガチャバラ売りの店とポケモンキッズが売っている店が連続している点だ。僕の中ではこのトライアングルが一番ワクワクする”角”である。
色々な角があるが、やはりここが一番好きな角だろう。
2階はとにかくこの角さえ見れば、ほぼノルマ達成である(何の!?)
続いては1階と言おうと思ったが、ここはもう専門店とかそういう感じではなく、日用品や電化製品などが主な店ばかりで、裏側にガチャガチャが設置してあったりもするが、そこまで見るべき場所はない。
ただ不二家の店先にいるペコちゃんは季節というか七夕などのイベントごとにきている衣装が変わるので、ぜひ見ていただきたい。
地下一階には美味しいソフトクリームのお店がある
その名もデイリーチコ
なんと一番上のサイズを頼むと八段ソフトにできたりもするのだが、流石に友達とかと行った時にチャレンジしてほしい(一人来てた観光客の方大変そうだった)
そのほかには、ダイソーやSEIYUに鮮魚店に精肉店などの日常的に使用する店舗が連なっている。最近というか、もうインターネットをやっている人だったら一度は見たことあるかもしれないイヌのTシャツを売っている店
中野ロープウェイ
が存在するのも、この地下一階なのである。
基本的にはあのTシャツ以外にも、謎カワイイものがたくさん売っている雑貨店なので、このブロードウェイに来たら一度は寄ってみてほしい。
とまあ、こんな感じで色々と言ってみてはいいものの、本来の魅力の半分程度くらいしか紹介できていない気がするので、是非自分の目で中野ブロードウェイという混沌とした現象を確かめてほしい。
きっと他では味わえない 発見と刺激があなたを待っているだろう。
長々と書きましたが、基本的に平日は人は空いてるが閉店してる店の方が多く、土日はシャッター全開の120%の本気を出したフルパワー中野ブロードウェイが楽しめるので、どちらかというと土日の方がおすすめだ。
始業時間は個人店によって違うので、各自行きたい店などがあれば、調べていくのが良いだろう。(たまに店のSNSがない店舗も存在するので要注意)
基本的に週一回は必ずと言っていいほど通うサブカル青年(笑)になりつつあるので、今後もこういう記事をあげることもあるかもしれない
いや、ないか笑
ここでは、中野ブロードウェイの巡り方について書いたが、人それぞれのルートというものが構築されていくだろうから、こんな非効率な周り方!?とかあの店が入ってないやん!エアプか???みたいなことを思う人もいるだろう。
それもまたアリなのが、この中野ブロードウェイという施設の面白いところである。
では、ここまでにして良いサブカルライフを〜(激イタ挨拶)
気を取り直して
ここまで読んでくれてありがとうございました^^
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