春生まれちゃんはビブラートを効かせた声で泣く
どうも、がーすーです。
noteから遠のいていましたが、人生最大のイベントがあり戻ってきました。
2022年3月7日、子どもが産まれました。
今は3月下旬ですが、子どもの成長の速さをすでに感じています。そして、僕も新しい経験に色んな気づきを得ました。そのままにするのももったいない気がしたのでまとめてみました。
赤ちゃんが産まれるまで
妊娠判明から最後まで大きなトラブルなく過ごしていました(奥さんが我慢していなければ)。ただ、正直言ってあまり親になる実感が湧かず「お腹が大きくて大変そうだなあ」なんて、奥さんの心配をすることが増えていったくらいでした。
「こんなことでいいのか!?」なんて不安になったりして、奥さんから「男性は身体の変化なく、突然お父さんになるから大変だよね」と言われて救われたりしてました。
妊娠後期になると、奥さんのお腹を通して感じる新たな生命の動きや、出産後に向けた準備(ベビーベッドなど必要なものを買うとか)など外的な刺激を受けて「本当に親になるんだな」と少しずつ感じていきました(遅いですよね)。
産まれてから会いに行くまで
そんなこんなで、出産当日は「ついに!」とワクワクドキドキする一方、実感があるようなないような雰囲気で仕事をしていました。
仕事中に、病院から出産の連絡を受けた時は「無事に産まれた!よかった!」「次世代ができたんだなあ」という思いと同時に、「親としてやっていけるのか」という緊張や、「会うと親の責任から逃れられない」という不安?が頭を駆け巡りました。
そのせいか、仕事先から病院への道すがら、早く会いたいと募る思いとフワフワした気持ちが合わさってなぜか足が震えていました。
実際に子どもを目の当たりにして
病院に着き、病室に向かいまずは奥さんの体調確認。少しぼーっとしているようだったけど、どうやら大丈夫そうだ。そう思ってすぐ、子どもを病室に呼んでもらって対面となりました。
目の前に現れたのはとても小さく、それでもしっかり生きている、それはそれは可愛い子でした。抱っこして顔を見た時に自然と涙が出たのは、一生懸命泣いていることへの感動と不安が可愛さによって一瞬で吹き飛んだ安堵の気持ちが溢れ出たからなんでしょうか。本当に幸せな時間でした。
そして、涙と同時に起きたことで驚いたのが「自分の中の優先順位が一瞬で入れ替わったこと」でした。
これまで、奥さん・猫たち・友人・親族・仕事・趣味など大事なもの達を、奥さんと猫たちを最優先に置きながら、その時々で順位を付けて友人と飲んだり、プロレス観たりしていたんだと思います。
それが一瞬で子どもが最優先に決定。それもダントツで。他をないがしろにするわけではないけれどもぶっちぎりの1位。
奥さんも猫たちも友人もみんな独立しているし、仕事や趣味は自分の考え方次第。でも、子どもは自分たちがしっかり守っていかなければならない。それを対面した瞬間に感じて優先順位が決まったんです、きっと。
余談ですが、泣き声はかなりビブラートを効かせたそこそこの音量でした。でも全然気にならないんですね、不思議。笑
産まれた後にしたこと
新型コロナ感染症によって、入院中の面会は1度だけ。なので産まれた日から1週間は会えない日々。でも、やることは結構たくさんありました。
会社への育休申請、保険証作成の準備、各方面への報告。そして一番大変だったのが名前を決めて出生届を出すことでした。
産まれる前から色々と考えていたものの決定には至らず。出産当日に顔を見て、奥さんとの数度の電話会議を行って、名前の読みは意見が一致したが、漢字が決まらない。「(候補の漢字は)どっちもいいなあ」なんて思いながら出生届の提出期限が迫る。最終的に、二人で2つあった候補それぞれに込める願いを確認して無事決定。
話し合いの中で自分たちがどう育ってきて、子どもにどうなってほしいのかを話し合うことができたのはとても楽しくて良い機会でした。名前って、同じようにそれぞれ悩んで決まったのかと思うと少し感動しました。
産後の奥さんと子どもがいるところ
奥さんは出産した病院を退院した後に、そのままマームガーデン葉山という産後ケア施設に入りました。
ここは助産師さんがいて、赤ちゃんを預けることもできるホテルみたいな場所ですが、もっとこういう施設が増えていくといいなと感じます。
初めての出産なので、僕も奥さんも親として産まれたばかりの0歳。だからわからないことだらけで不安もいっぱいです。
なのに、出産後1週間くらいで、アドバイスしてくれる人(助産師さんや先生など)や同じような境遇の人(病院では試行錯誤するお母さんを見かけるはず)、出産の先輩(自分の親とか出産経験ある親戚など)が近くにいない状況で育児スタート!は大変過ぎる気がします。身体も大ダメージからまだ回復しきっていないのに。
産後ケア施設では助産師さんからアドバイスを受けられるし、同じ様なお母さんも近くにいる。そして疲れている時は赤ちゃんを預けて眠ることもできる。体調が良くないと子どもに愛情を沢山注ぐのも大変なので、産後は身体を休める期間が必要だという認識がもっと広がったらいいですよね。
マームガーデン葉山のHPに書いてある「ゆっくり”ママ”になれる場所」という言葉はとてもしっくり来たし、出産したお母さん達がゆっくり安心して過ごせる時間があるといいなと思う次第です。
最後に
出産は本当に一大イベントなんだなと改めて思います。
赤ちゃんにとっては、この世に出て人生が始まるということ。
お母さんにとっては、身体の大きな変化の末に力を尽くして新たな生命を産みだすということ。
お父さんにとっては、新しく、そしてとても責任のある役割が追加されるということ(お母さんも役割追加は一緒ですが)。
お父さんとして多くの気付きや変化を経験できて、奥さんと赤ちゃんに感謝です。責任を果たしながら楽しく家族で過ごしていけたらと思っています。一緒に成長しようね。
ここまで読んでくださった方、どうぞありがとうございました。
もしよければ、産後ケア施設について、そろそろお父さん/お母さんになる方に紹介いただけたら嬉しいです。世の多くのお母さんたちがゆっくり”ママ”を始められますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?