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No.16【試合分析】チェルシー対ウルヴァ―ハンプトン(23/24-第23節-2月4日)
試合の展望
23節の隠れたビッグゲーム。10位のチェルシーは、ホームに11位のウルブズを迎える。チェルシーは、前節、リバプールに惨敗したが、この試合で立て直したい。ウルブズは、前節、ユナイテッドにロスタイムに勝ち越され敗北。しかし、内容は悪くなかったため、今節も同じように戦えば、勝機はある。
当然、チェルシーがボールを持ち、ウルブズがカウンターを狙うという形を予想。ウルブズはの変則的な343に対して、チェルシーがどのように守備をするのかにも注目された。
前半
スタメンは以下の通り。
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チェルシーは、エンクンクがスタメン復帰し、パーマーが左に回る形。彼らを活かすことができるか。対するウルブズは、サラビア、ゴメスがスタメン。ドイルが外れたが、ビルドアップはどのような形で入るか。
キックオフからチェルシーがボールを持つ展開。ウルブズは、523で高い位置を取る。とはいえ、CBまでプレスに行くわけではない。前線は、カイセドを見ながら、機を見てCBにプレスに行く形。
チェルシーは、カイセドが、2回ほど低い位置でロストがあり、ピンチを招く。パスコースはあったため、入りが悪いだけか。他方で、攻撃面では、エンソのパスに抜け出したエンクンクが決定機を作る。
チェルシーは、アンカーにカイセドが入るいつもの形。両SBは高い位置を取る。IHのエンソとギャラガーは、やや高い位置でスタートするが、落ちて来ることが多い。落ちる場所は、SBの位置だ。そこから縦や斜めのパスをつけ、前に飛び出していく。パーマーは、スタートは右だが、自由にボールを受けに来る。左サイドまで来て、スターリングとパス交換する場面もちらほら。スターリングは、やや左サイドに固定気味で、時々中に入る。
ウルブズは、今節、ボールをさばけるドイルがスタメンではないからか、DM2枚が横並び。やや、レミナが下の場面が多いか。ドイルがいない分、32でのビルドアップはやや停滞気味だが、前線3枚のいずれかが下りてくると、ボールがスムーズに回る。相変わらず、両WBは高い位置で、ボールサイドのCBも、攻撃参加をする。さらに今節は、左WBがアイヌ―リである。彼はボールを持て、また、中目のポジションを取ることが多いため、左での攻撃は、より流動的になる。
さて、今シーズンのウルブズは、前線3枚が近い位置を保ち、そこからWBにボールが出ると、近い選手がSBの裏に、斜めに飛び出していく、といった形がよく見られる。対するチェルシーは、斜めの抜け出しに対応ができていない。例えば、4分のシーンを見てみる。
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