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心筋症を診断された猫太夫との日々

【!注意!】


このnoteは明るい話題はありません。
自分ならあまり見たくもないような暗い内容になります。
ご理解いただけた方のみお読みください。

ペットが進行を遅らせる事しかできない治せない病気になり
苦しみつつ、何とか向き合おうとする男の日記です。



【猫太夫(にゃんだゆう)について】

12歳 2010年8月生まれ 雑種 ♂
当時、失恋や生活環境の変化でメンタルが参っていた時に
毎日、海に住む猫たちと戯れてメンタルケアをしていた際に
大きな猫たちに混ざってなんとかご飯を食べようとしていた姿を
見つけたのが出会い。
完全室内暮らし。触ると怒る気難しいやつ、体はデカいが気は小さい。


【肥大型心筋症について】

猫の肥大型心筋症は猫が患う心臓病の中でもポピュラーな病気です。
重症化するまで気付かれにくい病気で、発症の年齢も3か月~17歳と
幅広く、症状も呼吸が早くなる、食欲が低下する、咳etc…
猫を日々注視していないと気付き難く、筆者は兆候を重く捉えず
発覚した時には症状が進行しているStage C※の状態でした。
この病気は治す事が出来ず、内科的な治療で症状を遅らせる事しか
できない病です。

※2020年に発表された肥大型心筋症のガイドライン

Stage A:現在心筋症に罹患していないが
心筋症に罹患する素因がある →治療不要
Stage B:心筋症に罹患しているものの
うっ血性心不全や大動脈血栓塞栓症が未発生
 B1:左心房サイズが正常~軽度拡大  
  →基本的に投薬なしで経過観察。年1回以上の心臓超音波検査
 B2:左心房サイズが中程度~重度拡大
  →動脈血栓塞栓症のリスクがより高ければ抗血栓療法を行う
Stage C:うっ血性心不全や動脈血栓塞栓症が現在もしくは過去に発生
 急性期:肺水腫や胸水貯留→入院下で利尿剤や強心薬で治療。
胸水があれば抜去し、必要に応じて酸素給与等行う
 慢性期:重症度に合わせた利尿剤の使用
Stage D:うっ血性心不全が難治性
 →利尿剤の変更、強心薬の使用を考慮

【病気の発覚と経緯と現在まで】


2022年1月~11月

急激に食欲不振となり通院。
検査の結果、奥歯が折れており、対称となる位置の奥歯も虫歯で
すり減ってグラついていたため左右の奥歯を抜歯手術をし
手術自体はその後は良好で、すぐご飯も食べれるようになりました。
しかし5月頃から風邪を含め嘔吐と下痢が続き、定期的に通院や投薬、
食事の与え方を変更し様子を見ている最中の出来事でした。

2022年12月3日(土)

12月に入ってから、また少し下痢気味で整腸剤もなくなってきたため
比較的、電話で対応や諸々を答えてくれる病院であったため
かかりつけ医に電話、翌日が休みと言うのもあり
「様子を見てあげてください」との指示。

夜に毛玉を吐くような行動をした。以前から時折やっていたが
月一あるかないかだったので珍しいなあなどと思い就寝。
何となくだが寝ている際の呼吸に異音が聞こえる気がした

12/5(月)

朝一で電話して予約をとり夕方に病院に連れて行った。
家でどんな状態かを伝えるための
動画が撮れたので診察室で動画を見せながら質問をした。
「昔からたまにしていたけど、毛玉ですか?」と聞くと
「これは咳だね、暖房で乾燥してない?」と言われたので
改めて聞いてみると、猫にも喘息持ちや気管支が弱い猫がいるらしい。
咳が酷い猫は「診察台に乗せると咳が止まらなくなる」だとか
「もっと酷い猫だと血を吐く猫もいる」と言われた。
言われて見れば今年はほんのり寒い日々が続いたので早めに低温だが
暖房を回していたので、成程と納得。

特に薬が出るなどはなく、できれば薬はあまり飲まないほうがいい
環境を変えてあげるところからしたらどうか?と言われて帰宅。
早速、空気清浄機付き加湿器を導入。
帰ってから晩御飯を少し残したが、0時までには食べていた。完食。

12/7(水)

寝ている際に異音が聞こえる気がするが、録画をしようと近づくと
撮れない。咳は加湿器付き空気清浄機を導入して
部屋も寒くないように寝床を整えてから少し減り気味だが、まだ続く。

月曜からご飯を少し残すことが増えたので心配で病院に電話。
女医さんが対応してくれたので、咳の話と異音の話を伝えると
「異音の録画は出来ますか?」と言われたので何とかやってみる旨伝え
今日のところは「取り敢えずは様子見だね」との事。

12/8(木)

今日は動物病院が休みなので、一日中かけて様子見。
朝御飯は入れてそのまま完食、晩御飯もいれてそのまま完食。
昨日までの飯を残してたのはなんだったんだ?と安心していたら
夜(22時ごろ)に酷い咳。
心配で様子を見ていると、胸まで動く呼吸と、平常時でも聞こえる異音。
早く朝になって欲しいと思いながら、なにも出来ないので朝まで
何事も起きてくれるなと祈りつつ過ごした。

12/9(金)

呼吸の事もあり食べないかと思っていたが、朝御飯は完食した。
朝一で病院に電話、呼吸が荒いような気がするのと異音が聞こえる動画を
撮影できたので、いつ行けばいいですか?程度の気持ちだったのだが
「呼吸の事なので今すぐ来てください」
と言われたので慌てて用意をして通院。
病院で動画を見せたところ、難しい顔をした女医さんが
「レントゲン撮りますね」と待合に戻され、何だろうなあくらいに
ぼーっとしていると再び診察室に。
「詳しくはエコーが取れないのでわからないが
おそらく心筋症で肺水腫になっている」
と言われた。
朝一だったこともあり、頭がイマイチ回らないまま、話を聞いていると
基本的に投薬で治療すると説明を受けた。

「利尿剤で水分を抜いていく治療で、血栓が飛ばないようにする薬と、心臓の動きを助ける薬を毎日飲ませて貰います」

何だか分からないまま薬を手に、帰宅。
元々車も嫌いで病院も嫌いだし注射も嫌いだからか元気がない。
やはり呼吸が荒い。
いまいち現実味がないまま、前日心配で寝れなかったので16時まで仮眠
晩御飯に薬を入れて出したが食べないので再び電話。
「このまま食べなかったら明日来てもらって注射をする」
と言われたので了解をしたが、その後普通に食べていたので一安心をした。

夜に両親と猫太夫の話をしながら、晩御飯を食べている最中に
急に我慢できなくなって号泣してしまった。
「医者よりお前の方がよほど見てた」「これだけ見て貰って
幸せじゃないか」などと言われたが
たらればになるが、もう少し早く気付いて、ちゃんと調べて
医者にもちゃんと説明出来たらこんなに悪くはならなかったのでは

とどうしても考えてしまう。
気晴らしと言うか現実を受け入れたくなくて逃避で遊んでから
PCをシャットダウンして、猫太夫を見ていたらまた号泣してしまった。

12/10(土)

朝は薬をちゃんと飲んで、朝ごはんも10g程度残すくらいでほぼ完食。
安心したので夕方まで仮眠。晩御飯を用意するも食べない。
心配になって医者に電話をすると「気になるなら連れてきてください」
と言われたので17:30に通院、連れて行く用意をしている間に
薬は飲んでいたので少し安心。

病院で体重を図ると6.6kg→6.3kgになっていた。
利尿剤が効いていると言われ、呼吸音も先日よりはいいと言われたので
帰宅。

晩御飯の残りを全く手を付けないので近頃与えてなかったが大好きな
猫用のカツオを少しふってやると9割完食。
最終的に10g程度残したが、ちゃんと食べてトイレにも行ったので安心。
呼吸の異音がずっと聞こえる。

12/11(日)

今日は動物病院は休み。
先日「出来れば薬だけ入れたのを先に飲ませてからご飯あげてください」
と言われていたので薬だけを入れたカルカンのウェットフードを用意したが
食べない。やはり食欲がない。カツオを少し多めにふっても今はいらないと言う砂かけの素振り。今までそう言う行動は一度もなかったのに。
トイレには行ったが、蹲って大人しくしている。
心配だが、流石に自身の体が持たないため昼過ぎまで仮眠。
起きて確認はしたが、ご飯は食べてない。

心配で駄目もとで病院に電話をし、留守電を入れて休憩してると
病院から折電があり、休みだが診て貰える事になったので慌てて通院。
利尿剤と抗生剤を注射してもらった。
休みの日は朝一と昼頃は病院にいるので留守電さえ入れて貰えたら対応する
と言われ、緊急の際についても言われたが、その際印象的だったのが
「僕らも人間ですから、そりゃあ嫌な顔はしますけど
深夜でも、早朝でも、来てもらえたら診ます。」
と。なんにしても緊急時や深夜でも不安でどうしようもない時に頼れると
解って少しだけ気持ちが楽になった。

帰宅後、連日、不安で睡眠がとれなかったため仮眠。
夕方、薬を入れたシーバを用意したが食べなかったので
皿に載せて自分も食事、その後、限界だったので仮眠。
猫太夫もそうだが、自分も全然晩飯を食えなかった。

薬を入れたシーバは仮眠をしている間になくなっていたので
粒のご飯を入れて少しかつおをかけてやると、少しだけ食べた。
半日分の1/4 10g程度だが、食べてくれたので少し安心した。

12/12(月)

5時起床 起きるのがしんどい。
今朝は調子がいいのか薬を入れたシーバを食べてくれたので一安心。
父が買ってきてくれた高齢猫介護用のご飯に普段のご飯を混ぜてあげた
一口二口程度だが食べた。
殆ど食べないから出ないかと思ったがトイレもした。水は飲んでいる。
やはり食欲はそこまでないようで、ご飯に砂かけをしてお気に入りの
爪とぎに乗って寝ている。

朝一で電話。前日院長が見た際に肺の音が悪いとの事で、
半日ほど酸素室に入り、できそうならレントゲンと血液検査をするとの事で夕方まで入院。入院の前に少しだけ話をしたが
食事を嫌がるのは利尿剤によって腎臓の調子が悪い可能性があるとのこと。
単純に苦しいから食べれないだけだと思いたい。
帰宅後、部屋を綺麗にした。猫太夫は掃除機が嫌いなので
掃除を控えていたが環境が良くなれば多少は変わるだろうか。

横になりつつ過ごしていると昼過ぎに病院から電話。
悪い事でも起きたかと覚悟をしたら、元気がいいから
検査できなかった旨の連絡だった。
なんじゃそりゃと思いつつ夕方に迎えに行くまで仮眠。

病院でも水は飲むが、ご飯は食べないとの事で、
本人が少しだけでも食べるならそれが今の本人に必要な量だと言われた。
帰宅後、Amazonで購入したピルクラッシャーとピルカッターが
届いていたため砕いた薬をシーバに入れて食べさせようとしたが
砕きが甘くて苦かったのか臍を曲げた。相変わらず気難しい。

仕方がないので心を鬼にして、唇にくっ付けて何とか完了。
晩御飯は食べない、水は飲んでいる。
見る限り呼吸は昨日よりはいい、良くなっていると思いつつも、
ご飯を食べない姿がしんどくて自分も食が細った。
早く元気になって欲しい。

12/13(火)

4時半、ご飯の催促で目が覚める。薬をシーバで練って唇に
くっ付ける事で無事飲ませた。
嫌で逃げ回るが、心を鬼にして飲んで貰った。
薬だけでも飲ませることができると多少自分の気持ちも楽になる。

座っているときなどの呼吸の異音は聞こえない、本人もそれなりに
楽なのかのそのそと部屋を歩き回っている。
食事は粒を30gとウェットをその半分ほど入れて給餌。
粒のご飯は食べないが、半分ほどウェットを食べたので、少し安心した。
殆ど食ってないような気がしていたが、昨夜も多少食べていたらしく
トイレもしていた。
食後に久しぶりに室内の巡回業務に旅立ち廊下や和室など
家の中を散策していた。

日中も調子は悪くなかったようで、一日穏やかに過ごした。
夕方に薬をシーバに混ぜてなんとか投薬。
寝始め、横になってすぐ「ヴゥ」と異音が出る以外は大分元気になった
寝ている最中の呼吸も分間40前後と当初より落ち着いている。
晩御飯はカルカンに少しかつおをかけてやった、
少しだけ食べているように見えたが食欲は相変わらずない。
欲しがりはするが、食べに行かずにこちらをじっと見て
もの言いたげにしている。一応皿に残してはいるが
減ってないご飯を捨てる毎日。早く食べれるように戻って欲しい。

眠気が来て横になっていたら、飯の催促に起こされた
特別皿のカルカンは減っていないが、何か食べるかなと用意した
老猫用の心臓腎臓ケアのウェットフードを一袋食べた。
ちょっとだけ安心。

12/14(水)

早朝に寝付けなくて、心筋症や肺水腫について改めて調べた。
食欲は戻らないのか?その程度の考えで調べていたが
記事や動物病院の日記を見ると、
ステージC(肺水腫などの心不全を起こした場合)の猫の寿命についての
記事ばかりで、嫌でも現実を突きつけられた。
薬が効いて、快調に向かっても3か月から1~2年と言う記載が主で
全ての記事で共通しているのは「残った時間を如何に幸せに過ごせるか」
そう言う記事が見たいんじゃない。現実を突きつけないで欲しかった。
猫太夫を撫でながら涙が止まらなくなった。
Twitterで思わず弱音を吐いてしまった。

5時頃 再び薬入りシーバの投薬。やはり苦いのか
嫌そうな声と仕草をする。心が痛い。
カルカンのウェットフードを少しだけ皿にのせてやったが
皿に行く素振りもなく、臍を曲げて寝ている。
動物病院が開くまで仮眠して待つ。

仮眠明け。様子を見るが、ご飯は口にしていないが寝床で寄りかかって
良く寝ている。異音も聞こえない。

連日の事もあり、横になってウトウトしていたら午後の診察の時間。
朝と同じで、特に苦しそうとかはなくよく寝ている。
やはり寝始めに異音が少し混ざるが、初日と比べると段違いで良い。
一応、動物病院に電話をし数日食欲がなく、殆ど口にしない旨を伝えて
折り返しの電話を待つ。呼吸は分間32回と落ち着いている。

折電。女医さんと話をすると
「これでご飯を食べてたら、このままで次の段階にいけるんですが
現状どういう風に体の中がなっているのかが判断がつかない。
血液の検査も半年前で、
必要なエコーも撮れてない(※暴れて撮れないので鎮静必須)
肺水腫の治療で体を壊す事(※腎臓病の併発)は十分にあるので、
本人の様子次第だが、多少リスクだが鎮静をかけて検査をして、
これからどうするのか決めたほうがいい。」
と言われた。明日は休みなので、今日病院へ向かおうと思う。
息苦しい。

体重は5.8kgに。利尿剤の効きが良すぎたのか軽度の脱水状態。
そしてそのまま検査に入り1時間弱の待ち時間。
何か起きたのかと、こんなに時間がかかるのかと待合で不安で過ごしながら
ようやく呼ばれたので検査の結果を聞いた。

疑いだった心筋症が検査によって肥大型心筋症
(※猫の心臓病で一番多い病気)で確定した。
エコーや血液検査で他の臓器の様子を聞いた。
食欲不振の原因と目された腎臓は悪くなかったが
食事を食べれていない事で肝臓の数値が高くなっており
膵臓にしこりが見付かり、これは今回の病気とは直接的な
関りは、恐らくだがないだろうとの事でただ見つかっただけらしい
これに関する話は然程なく、偶然見つかっただけと言う判断。
そして本来エコーでは映りにくいらしいのだが、ホルモン(甲状腺)
の出が強くこれがストレスによる反応なのかは
判断がつかないという結果に。

要は病名が確定しただけだが、病名と他の内臓の調子で
治療が変わるらしいので、必要な検査だったのだろう。

一部の薬の量と種類が変更になった、
抗生剤は飲まさずに利尿剤を日に1/4を二度。
血栓ができないようにする薬を日に1/4で一度と少し減った。
ビタミンを補給する注射であったり、胃の働きを助ける注射などを
されて、気付けば帰り際に雪がチラついていた。
今年は初雪が随分と早い、例年であれば少し煩わしい程度だが
現状、もし何かあった時に雪で道が閉ざされたらと思うと気が気ではない。

帰宅後投薬。
どうも血栓を押さえる薬が曲者だったようで、投薬後すぐに泡を吹いた
慌てて病院に電話、割とよくある話らしいが、30分は続くだろうと
病院に行く必要はないそうだが、この血栓を抑える薬だけは錠剤のまま
飲ませる方法をとらないと難しいかもしれないと医者に言われた。
投薬に課題が増えて、気が滅入る。

毎朝夕に押さえつけてでも、投薬をするとなるとお互い怪我をし兼ねないし
やれと医者は言うが出来ないから手を変え品を変えやっていた訳で。

と言うのも記事冒頭にあった今年の1月頃、歯の治療後に抗生剤等を
その後投薬する必要があり、実際それまでは錠剤を口内奥に落として
飲み込ませる一般的な方法をとっていた。

この投薬方法は猫の上顎、正しく言うと頬骨辺りを手で固定して
下あごを逆の手であけて、舌の真ん中あたりに素早く投薬する…のだが
歯の治療後で口を触られるのを兎に角嫌がっている際に、それでも
薬を飲ませろと言う指示で、案の定、投薬の途中で嫌がる猫太夫の
必死の抵抗で怪我による大量出血。その後はご飯に混ぜるなどしてなんとか
やって今に至った訳で…… 
本人のため、そんな事を思っていても、当人からすればクソ苦いものを
飯も食えないのに毎日飲まされてる訳で…気が重い。

薬で嫌な思いをしたからか、猫太夫はご飯を食べずに眠っていたので
自分も限界を迎えて半ば気絶。割合今日はちゃんと寝ていた筈だが
何だろうと思ったら丸一日何も食べていなかった。

自分の飯を用意していると、猫太夫が近寄ってきたのでカルカンの
ウェットタイプを食べるか試すが、口に近づけると拒否。
ならばと昨日完食したスープタイプのご飯を試すと少し残しはしたが
8割は食べてくれたので少し安心… でも結局ちゃんと食べれてはないので、
なんとか栄養をとってるだけ、とも言える。
食べるのが好きだった猫が、食べれない姿は見ていて正直苦しい。

そんなこんなをしていたら温めた飯が冷めていた。
食欲は相変わらず無いが、医者にも言われたが、
「先にあなたのほうが倒れるよ」との言葉が冗談ではなくなってきたので
なんとか食べるように心がける。
悪夢は見ていないはずだが寝汗で飛び起きる日々なので少し遅いが風呂の
用意などを並行して一日終わり。

12/15(木)


内臓の痛みと行き場のない感情で、吐き気諸々に襲われ
呻きながらの結局眠れず。
正直馬鹿にしていたが、youtubeで見つけた良く分からない
スピリチュアルな動画を流しながら横になっていたら存外楽になるもので…
何がよかったのかは分からないが、多少なりと楽にある効果はあったのだろう。
溺れる者はナントヤラ、と言うのが少し解った気がする。

5時頃 猫太夫の飯の催促で起きる。
なんとなく今日は食べるかもしれないと言う気持ちがあったので
試しに40gほど粒のご飯をお皿に入れてみた。
やっと食べてくれた。気持ちが物凄く楽になった。本当に…。
薬も試しに直に飲ます方法にチャレンジ
小さかったおかげか楽々成功した
毎日こうなら最高なんだがなあと思いつつ
病気が発覚してから、はじめて良い一日のスタートが切れた気がする。

今日は一日自分の体調もいい。
こう言うとなんだが、猫太夫の調子とリンクしている気がする。
呼吸も落ち着き、異音は多少残るが殆ど聞こえない。
晩御飯の用意。
朝と同じで、粒のご飯を40gほど皿に入れて吐き気諸々と
闘ってる間に完食してくれた。本当に嬉しい。
気が重い投薬も、なんとかクリアし、また一夜の安心を得た。

流石にそろそろ自分のメンタルが危険域なのでいい加減何かしらを
した方がいいと思うが、もし出かけてる最中に何かあったらと
思うと気が気でないし、出かけるだけの気力がない。
どうしたらいいのだろうと堂々巡りをしている。

今日は調子がいいし、自分もちゃんと晩飯を食べて…と思ったが
不思議なもので食欲がなく、お茶で流し込んで何とかといった有様。
精神的には平気なのだが…
猫太夫の呼吸も落ち着いているので、少し早めに床に就いた。


12/16(金)

ちゃんと寝ようと思ったが、3時ごろに目が覚めた。
横になりながら昔の事を思い出し、色々な事を考えていたら
昨日のおかげで落ち着き気味だったメンタルが酷くなって、
5時まで蹲って過ごしていた。

朝御飯の催促をされたので、朝御飯の用意。
食べている最中の歯軋りが酷いが、少し残すだけで完食してくれたので
安心した。
少し間をあけて投薬、今日もうまくいけばいいがと思っていたら
投薬自体は成功したが、親指を思いっきり噛まれてしまった。
猫が本気の力で噛んだら骨を砕くくらいには強いのは理解していても、
指からは出血し爪側は内出血するとは…

それはそれとして、ご飯も食べ薬も飲んだので、多少気が楽になったので
自分も少し早いが朝食 なんとか食えたので大人しく横になる。
呼吸は分間32回程度 落ち着いているし、異音も聞こえない。

9時と14時に様子を見たが、呼吸は安定していたので、再びダウン
割といい一日をスタートしたはずだったが、体調がボロボロで
一日中ダウンしていた。

夕方、飯の催促をされたので、ご飯の用意。中々起き上がれない。
朝と変わらず、皿に入れるとご飯を食べるようになった。
今日は少し残していた。
利尿剤が強いと食欲が減ると言うのははっきりと出るもので、
先日の検査の際に経過は良好で、薬の量を減らせたのが良かった。
後は自分だなあなどと思いつつ、食事する姿をボーっと眺めていた
投薬の時間。ちょっと手間取ったが成功…?
爪を切って貰ってて良かった。なかったらまた大怪我をしていた。
猫太夫はとにかく触られるのが嫌いで、極短時間であれば抱っこもできるが
爪を切ったり、ブラシをしたりでも、逃げていくので
こういう時は色々考えさせられて気が重い。

自分も夕飯。お茶漬け一杯で食えなくなった。
流石に不味いと、週明けに自分の主治医のところに行くことに
内科とかそっち系の人だけど、多分意味ねえんじゃねえかなあなどと
思いつつ一日終わり。


12/17(土)

3時前に目覚め、今日は寝れるかと思ったが、中々どうして難しい。
自分は喫煙者(※ペットとは完全分煙)で、日に何本とかは
数えた事がないが明らかに減っている、と言うか吸いに動く元気がない。
まあ最近話題になった防衛費の捻出にたばこ一本辺り3円増税とかの話が
あるので、いい加減、減煙からの禁煙すべきなのかなと思わなくもない。

横になりながら急にどうしようもない不安に襲われたが、
ぐっとこらえて5時過ぎ 飯の催促で起床。
今日は食べてくれるかなと思いつつ、皿に入れると少しだけ残したが。
時間を少しおいて。完食 傾向としてはいい筈… 
病院に一応電話で確認をしておこう

投薬の時間。一番気が重い時間で、
こう言うとなんだが一番自分の中でメンタルに重い時間。
12時間ごとなので、一度の投薬で12時間の精神的余裕を得ている気持ち
本人の為とは本人にはわからないし、毎日嫌な事をされる
って気持ちなんだろうなと考えて気が滅入る。
なんとか投薬、スムーズにいったかと思いきや一番大事な利尿剤を
飲み損ねそうだったので滅茶苦茶に焦った。
薬を持って追いかけたせいで、臍を曲げてしまった。
回数をやれば上手くなるものなのだろうか…

9時 病院に電話。
食べるようになったから、心臓によい食事、療法食にすべきか?と言うのと
順調な場合の診察は次いつか?と言う確認をした。
食事は食べれば徐々にでも変えたほうがいいと言われ
診察は薬が無くなりそうならと言われた
まあ最短でも週明けまではあるし、そんなもんかと確認終了。
呼吸を確認して、分間32回程度だったので、安心して昼過ぎまでダウン

17時 特に変化なく。
15時くらいから激しい胃痛に襲われ呻いていたくらいで
御飯の用意。最初中々食べなかったが、
見ている間にゆっくりご飯を食べていた。
今日は食欲がないのだろうか、半分くらい残した。
投薬チャレンジ 今日は完全失敗し、薬のどちらかわからないが
やる事が出来ず落としてしまって慌てて病院に電話した。
「明日の朝の投薬を頑張ってください」と言われた。
ご飯は結局食べていたので少し安心した 今日は呼吸が早い気がする。
安静時の呼吸を測るため様子を見ている間に診察時間が終了してしまい
あまりにも最悪のパターンが頭を過って不安で3時間ほど蹲って過ごした。
明日は病院が休みだが、朝一で留守電に入れて判断を仰ごう

自分の飯をすっかり忘れていたので、お茶漬けを少し流し込んで、
気持ちを落ち着けるため風呂に入り今日も一日終わり。
明日の朝はちゃんと投薬を成功させたい。


12/18(日)


今日で病気だとわかって9日経った。
深夜にとんでもない不安に襲われ、半ば気絶するように
2時間程度眠っていた。
今日は呼吸が苦しいのか、胸の上下が少し早い。
5時まで病気のペットとの向き合い方についてネット記事を読んでいたが
「今」ではなく「終わった話」ばかりが目に付いて、涙が出てきた。

朝食の用意、今日は半分よりは食べていたが、それでも昨日と同じくらいで
やはり昨日ちゃんと不安を告げて、病院で診て貰った方が
よかったのではないか?とどうしても頭に過ってしまう。
投薬は今日は成功…成功かな?ちゃんと飲んだのは確認したが、
入れ方が下手なのか口に異物感が残ったらしく、
苛々しているようで少し落ち着かない。

少し早いが自分も朝飯を食べる、不思議なもので朝は割と調子がよく
食べれるのだから、自分がよくわからない。

9時ごろまで様子を見ていると呼吸が安定していたので、
昼まで様子見。相変わらず、少し早いかな?程度に落ち着いていたので、
限界を迎え夕方までダウン 胃痛と心労で体を動かすのが億劫な毎日。

夕方、残っていた御飯も完食していたが、それはそれとして今日から
今までの肥満傾向の猫向けだったW/dから少しづつロイヤルカナンの
心臓・腎臓治療向けの療法食に切り替えるため、混ぜて出した。
朝よりは食いつきがいいが、残すは一番気が重い投薬の時間。
今日はスピーディに成功、気が楽になった。あとはこれを平均化できれば
少しは気持ちの余裕ができるだろうか

多少調子がよくて、自分も夕食をちゃんと食べれたが、色々とガタが
来てるので明日は自分も久しぶりに病院へ
今日も一日終わり。


12/19(月)


週明け。
一時間半ほど寝て、胃痛が酷かったのでウィダーで胃薬を流し込んで
そのまま過ごして朝になった。まだ暗いし外は寒い。

若干呼吸が早いが、安静時の見極めが難しく、正確に分間何回かが図れない
どちらにせよ、そろそろ薬が無くなるので、朝一で病院に電話して
予約をとらないと
御飯は相変わらず半分くらいを一度残す、やはり呼吸が苦しいのだろうか
医者の言い方では薬に慣れてきて云々と言っていたが、言い訳でしかないが
土曜は精神的な余裕がなかったせいで、ちゃんと聞き取れなかったので
改めて今日聞こうと思う。

投薬の時間。
一度に済ませたほうが本人の為かと思って一度に薬を飲ませていたが
半錠や1/4錠でも一つずつやったほうが、成功率が高い… 気がする。
今日もちゃんと薬を飲めたが、仮に利尿剤がまた半錠になったら
食い気がなくなるのかな、と不安でしかない。

朝一で病院に電話。知らぬ間に少し雪が積もっていた。
呼吸に関して具体的な数字と共に電話で伝えると、
「起きてる時はアテにならないし、聞いた感じの
安静時(寝てる時)の数字は基準値ギリギリくらいですね」

と、要は緊急性はないと言うことだったので午後に予約をとった。
朝からでも向こうはOKだったが、自分の病院が朝に予約してあるため
ずらして貰った。話を聞いて少し安心し、急に疲れが出たが
仮眠がとれる時間でもないので、出かけるギリギリまでゆっくり過ごす。

雪の残る山道を気を付けて走りつつ、自分の病院へ。
今の時期はコロナの予防接種に、インフルの予防接種に大忙しのようで
行った時は空いていたが、代わる代わる人がやってきては中々呼ばれず
結構待たされたが、10年近く前にメンタルヘルスに通ってた時期と
同じ薬が処方されていた、これで多少マシになると信じたい。
一度帰宅し猫太夫の病院まで休憩。

今日は一日雪がチラつく、積もらないと良いがこればかりは天気の事なので
積もってもいいが、何も無い時にして欲しいなあと思いつつ猫太夫と病院。
診察の結果、経過は悪くなく、一日の呼吸に関して少し教えてもらった

「日に何度か呼吸を測られてますよね?
何か数えた中で一番少ない数で考えてください。
増やそうと思えば呼吸はいくらでも増やせますが
減らせはしないので」

と、やはり平常時は参考にならないそうで、数えるなら寝てる時だし
寝てる時も分間40くらいを基準に多い少ないを判断して欲しいとの事。
なるほどなあなどと思いながら、診察を終えたが
嫌でも目に付くのは年末年始の休診についてで
これからの時期、今までのように電話して、通院してと言うのが
天候も含めてだがし辛くなってくる。
病院側も出来る限り家でどうにかなるよう安心できる基準をくれたのだな
などとぼんやり思った。

帰宅後、疲れで横になっている間に晩御飯の時間。
相変わらず一度、ロイヤルカナンだけを食べて、一度目の食休み。
何だか見てると10分程度かけておいしいところだけ食べて、休憩して、
暫く置いて今までのご飯も食べる…と言うような食べ方をしている。
最終的には皿から全て無くなるので心配はしていないが本人の匙加減で
残る量がピンキリなので心配になる。

夕方の投薬チャレンジ
投薬自体は成功… 相変わらず血栓予防の薬は苦いらしく
これを飲ませてから暫くは機嫌が悪そうにしているが、
大好きなかつお少々と引き換えなので納得してもらっていると信じたい。

終わったので自分の晩飯 今日は一段と食えずに茶漬けすら残す有様
薬は今日からなので明日以降、食えるようになると信じつつ
今日も湯船につかって一日終了。

※続きは下記リンク


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