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初見シャニアニ感想 4話と第一章通して

1話感想。
https://note.com/grsn_note/n/n74d92a7516ec

2話感想。
https://note.com/grsn_note/n/n3b41a4047533

3話感想。
https://note.com/grsn_note/n/n0e1e3dbabcbb

■4話感想

すごい。一発で放課後クライマックスガールズってユニットが好きになった。ヒーローショーのオファーを受けて、トラブルが発生するもみんなの起点で見事解決し、その勢いのままにライブでドカン!と大爆発する感じ。本当にすごくいい。ミリアニ5話の手作りの武道館からの「Thank you!!」くらい心動かされた。ちょこちょこ見かけてた感想で「4話は良い」って言ってたのが分かる。本当にいい。上の感想でさんざん文句言ってたEDも今回も同じ構成だったんだけど、それすら今回は心地よかった。
 今感想を書こうと思ってパソコンに向かってるんだけど、高揚感の余り全然言葉が浮かんでこない。ここすきここすきってデビルマンMAD状態。なんだろう、ただひたすらに王道で、眩しくて、青春の一ページって感じがして良い。

 序盤にヒーローショーのお仕事が来てる時点でヒーロー大好きな果穂はウキウキで、メンバーの皆もその果穂の熱意に負けないように設定の読み込みしたり、公園でショーの予行練習したり、いざ現場で子供たちがヒーローごっこしてるのを見て改めて今日の仕事頑張るぞって決意を新たにしたり……。見ている側もアイドル達と一緒の気持ちでいられるのがこんなに気持ちいいものだったなんて、と思う。トラブル発覚からもそう。極論先方の不手際なんだから向こうが平謝りして処理するべきことで、放課後クライマックスガールズは一切非が無いんだから「残念だったね」で終わっても問題は無い。でも事前に子供たちの楽しそうな声を聞いているから、ヒーローショーの魅力を知っているから、来てくれた人を悲しませたくないって代わりのショーを突貫工事で作り出す。それに対して現場のスタッフも感謝を示しつつ可能な限り協力すると言ってくれて、みんなで準備を始める。この一体感よ。ショーをするにあたって脚本づくりもそうだし舞台での動きとかリハーサルも必要だろうに、衣装からショーの宣伝まで全部やってて、ほんとこの、この子ら凄いな……!って。ビラ配りの時に商店街のおっちゃんたちが応援に来てくれたのも、2,3話で小さな仕事も手を抜かずにやっててよかったなあって心があったかくなった。
 実際のショーもう。本当のヒーローショーと比べたらスーツも無くてただのTシャツで、舞台で使える小道具もほんの一握りで、でもそれを感じさせない皆の力のこもった演技。見に来た子供たちも思わずがんばれー!って声を上げる姿。良い。本当に良い! この子供たちの応援の声でもう放課後クライマックスガールズの努力が報われたなー感じる。
 そして怪人モリサゲールを撃退するために、放課後クライマックスガールズがライブを披露して会場を盛り上げて撃退するぞ!っていうこの劇場版プリキュアの「がんばえぷいきゅあー!」のような王道の流れ! カメラアングルもアイドルの背面から会場全体を映してダイナミックに動いてくれることで、声だけじゃなく会場一体になって楽しんでる空気がひしひしと伝わる。アイドルのライブってこれ!こういうの!こういうのでいいの!!!
 最後の夕日の河川敷。もう場所も完璧。色々大変なこともあったけれど、お客さん喜んでくれてよかったねーってお話から、これからも放課後クライマックスガールズで世界一を目指すぞ、オー!!で締め。ライブ直後にインストEDじゃなく、ここで余韻を感じさせてくれる。
 ここまで書いて見返して全然まともな文章になってないんだけど、そのくらい良かったってことでどうか一つ……。

 各アイドルについて。今回一番各アイドルについて理解が深まったような気がする。多分各シーンごとにアイドルが現状確認したり自分の意見を述べたり実際に動いたりいっぱいしてくれたおかげで、個々の描写からこういう子だろうなっていうのが簡単に察せられたからだと思う。
 センターのヒーロー大好きっ子の小宮果穂。センターらしく全員を引っ張るエネルギーを持ちながら、楽しみにしていたヒーローと違うヒーローのお仕事になっても気持ちをしっかり切り替えられる既に"プロ"の子。そうだよね。違うヒーローでもヒーローに変わりはないもんね。ここでもう果穂に対する信頼が確固たるものになった気がする。1話でランドセル背負ってたから小学生だよね? 既に大物の器を感じるぞ。普段から放課後クライマックスガールズってこの子中心に引っ張って行ってるんだろうなあってのも見えてきて良き。
 1話で左ハンドルの外車運転してた有栖川夏葉。ざっくり金持ちアイドルだろうなあと思ってて、となれば伊織や桃華や千鶴さんみたいな子を連想するけどそれとはまた違った。というか果穂に負けず劣らずパワータイプで、揃って放課後クライマックスガールズの両輪って感じがした。世間知らずだからなのか微妙に天然っぽい様子を見せるけれど、可愛らしく見える。
 金髪の西城樹里。1話でどんな感じで出てたか思い出せなくて申し訳ないんだけれど、果穂が当初のヒーローショーの予定がキャンセルになってうなだれてると時にフォローしたり、最後に観客やスタッフに感謝してたり、先頭に立つタイプじゃない代わりに一歩引いて周りを見ていられる子だなと思った。サブリーダータイプとでも言うんだろうか。多分ファンからはお姉ちゃんかママ扱いされてる。
 1話のダッシュで既にグロッキーになってた園田智代子。コメディリリーフっぽいポジションの割には今回余り目立ってなかったかなあ。小さい子って印象しか残らなかった。
 一人だけ独特の空気感でいる杜野凛世。パット見たときの印象が貴音っぽい子だな~っていう。喋り方が余りにおっとりしすぎてて、ザ・パワータイプってユニットだとついていけないんじゃ?と思ってたけど、意外とやることなすことノリノリで面白い子。ダンスシーン見るにひとりだけ動き小さかったけど、こういうので個性出せるのは3Dならではの魅力だと思う。

 放課後クライマックスガールズのパートで唯一気になったことはBGMかな。これだけ大きく動き回るし、確かにトラブルは起きてるけど大したトラブルでもないんだから、それこそ皆でショーの準備しているパートとかもうちょっとコミカルな音でも良いんじゃないかなあと思った。

 そんなこんなで放課後クライマックスガールズの部分は本当に良かったです。願わくば5話以降もこうであって欲しい。

 他ユニットの部分。
 アルストロメリア
はネット配信始めてたけど初配信でいきなり視聴者数の話するのはちょっと……って思った。
 アンティーカのラジオ、話題になってるね~ってだけで既存ユニットの中では一番売れてるって情報だけ。やっぱり要らなくない? 特にアンティーカは前回もMVの話してたよね?
 ユニットの中では一番動きらしい動きがあったイルミネーションスターズ。
 
最初の灯織が自分はめぐるのダンスにも真乃の歌にも敵わないって言ってたシーン。ダンスはともかく歌に関してはまともに聞いてないので、こっちは分かんないっす。
 
レッスン中の全然ついていけてない真乃に大して灯織が注意してめぐるがフォローするシーン。青の系譜とか言われてるけど別に言ってる事自体は正論。組んで日が浅いし実力も関係性もバラバラなんだなあ。てかなんでトレーナーもPも居ないの? 1話時点だと居たよね? 自主練? デビューがいつなのか知らないけど、スカウトして所属したての子なんか出来なくて当たり前だし、誰か見ててやる人必要なんじゃないのか? 特にPなんて自分で灯織とめぐるに必要な人材ってことでスカウトしておきながら放置ってどうなん? 放課後クライマックスガールズの仕事について行ってたけど、別にレッスン見るカットに居てもおかしくなくない?  普段トレーナーの有無とか気にしてなかったけど、居て然るべき場所に居ないとこんなに違和感あるんだなと思った。

 4話についてはこんなところかなあ。

■1~4話(第一章)を見て

 話の軸がわからない。1話を見たら櫻木真乃って新人アイドルがデビューして、ユニットメンバーと助け合ったりぶつかったり切磋琢磨して……って物語だと誰もが思うはず。なのに2話から各ユニットにフィーチャーされて、イルミネーションスターズは数分のレッスンシーンが挟まるだけ。なんならデビューすらしてないように見えるんだけど、まさかデビュー公演かなにかをやって私達の戦いはこれからだ!ENDじゃないよね。
 いやいや社長もPも1話で「W.I.N.G」を目指してって言ってるじゃないか?だとしたら情報が少なすぎる。
確かにPから口頭で説明されたイルミネーションスターズだけじゃなく各ユニットが意識しているってことは283プロというか今回のアニメのクライマックス部分になるんだろうなと思う。ただトップアイドルみたいな抽象的な概念じゃなく企画・イベントして存在しているにしては余りにふわふわしすぎて、それがどんなに困難なことなのか、努力が必要なことなのか、まるでわからない。
 だからなのか、各ユニットにフィーチャーした回が本当にただ眼の前の仕事をこなしているだけのように見える。新人ユニットの登竜門みたいな話があったから、アンティーカであればMV撮影して広く知って貰おうとか、放課後クライマックスガールズであれば会場を盛り上げるためのパフォーマンス力だとか、個々のお仕事が「W.I.N.G」制覇するための糧になってるって描写があればいいのに。アルストロメリアに関してはもはや「W.I.N.G」関係なくデビュー前に決めておくことだから本当にただ仕事しただけにしか見えない。

 次回予告が無い。なんで無いの? 映画館で上映したときは不要にしても、地上波放送するにあたって追加するとかしないんだろうか。ストーリー物で次回予告がないって次回への引きが何もなくて致命的じゃない? 実際5話でどのユニットの話するのか皆目検討もつかないんだけど。意味を成してないとは言えボーボボですら次回予告はちゃんとあるのに。

 BGMのバリエーションが少ない。だいたい全部ピアノじゃない? ゲーム中にもBGMってあると思うし、それ以外にも既存楽曲をBGMようにアレンジしたものとか。もしくは既にフリー素材だと思われてる「Town(てってってー)」のアレンジとか。シーン毎のBGMにコントラストがないのでどのシーンも印象に残りづらいものになってると思う。

 ニコニコ動画の話。ニコニコの先行配信で見ているんだけど回毎にサムネを設定していないのは手抜きに見える。どんなアイドル出てるかすら分からないから、サムネ見て「この子気になる」の導線にすらならない。

以上。
ここまで見たから最後まで見ようと思うんだけど、フォロワーの話を聞くに超怖いです。


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