『白い世界が続く限り』 あとがき
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あとがき
この度はありがとうございます!
スキーボード小説「白い世界が続く限り」はいかがだったでしょうか。
GRskilifeはスキーボードブランドとして活動しておりますが、その中で「スキーボードを何か別の形で紹介したいな」と思ったのがこの小説のきっかけです。主人公の「いつみ」こと高橋いづみを通して、全く知らない部分からスキーボードを紹介してみました。
当初は紹介という方向性で軽い読み心地に仕上がればと思い書き始めましたが、なかなかどうして物語はどんどん進んでいき、これくらい書けたらいいな?と目標にした10万文字を超えて完成となりました。この小説で意識したのは文字数で、実は意図的に1話を4000文字〜5000文字になるようにして書いています。これくらいの文字数だと読む方も5分〜10分くらいの時間でさっくり読めますが、この取り組みが書き手として難しくもありました。
だって、登場人物が勝手に動き出すと4000文字くらい簡単に超えてしまいますもの。
では物語の方に話を触れると、まず物語の主人公、いつみこと高橋いづみは全くスキーボードを知りません。そういうスタートラインで始まるのがこの物語です。この「知らない」というのを「知っている」作者が書くのはなかなか難しく、面白かったですね。かなりデカめな女性というなかなかレアな主人公を軸に、スキーボードに0から触れてみました。せっかくなのでGRの実在人物や板も登場させましたが、この辺りは書いていてなかなか気恥ずかしいものもありましたね。自分で自分を描くなんて、ねぇ。
この小説ではある程度の背景や世界観、登場人物は組んでありますが、プロットは最初からかなり大雑把にしか組まずに書いてます。なのでキャラがまぁ勝手に動く動く。あきふゆなんてほっといたらすげー動くんで、なかなか面白い経験が出来ました。
スキー場だったり施設だったりは実在のものを参考にさせていただきました。まあ読んでれば「ああ、あそこか」ってな感じになる部分もあったかと思いますが、地理的な矛盾やそういう粗は、フィクションということでさらりと流して頂ければ有難いです。
もっと突っ込んだ執筆裏話はGRブログの方で書かせていただきますので、もしよかったらそちらもご覧下さい。ただしそちらはネタバレしまくるので未読の方は先に読んでからご覧くださいね。
この小説を書くのは1年くらいかかりましたが、いつみにとってはまだ1ヶ月しか経過していません。まだ始めたばかりのいつみがどうスキーボードと触れ合っていくか、物語はまだまだ続きます。
いつみはGRのイベントに参加しようとしています。そこでまた新しい出会いがありそうです。
次のお話をお楽しみに。
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