スキーブーツが臭くなるのはブーツのサイズのせい!?(他にもメリット多数)

 衝撃的な事を知りました。スキーブーツが臭くなるのはサイズのせいだったのです!

 この話を聞いて『靴のサイズ 足のにおい 原因』と、早速ネットで調べたところたくさんの情報が出てきました。残念ながら学術的な記事は見当たらなかったので最もらしい?と言う程度にはなりますが、原理はかなり信用がありそうなものでした。

 で、具体的にどういう話か?足に合わない靴や、特に大きめのサイズの靴を履くと摩擦やストレスにより足に汗をかきやすくなり、それが原因で雑菌が繁殖して臭いが発生する。これが原理のようです。

 スキーブーツって、乾燥もしにくいから臭いますよね。専用の乾燥機もありますがなかなか高く、ブーツ用乾燥剤も効果が高いというものでもありません。最終兵器「ファブリーズ」というのもありますが、これが逆に匂いの原因になる?!なんて話も聞いたことがあります。

 ところで私が今使っているブーツはシェルから整形できて、しかもカスタムインソールまで入っているのでピッタリです。そして思い返すとそういえばこのブーツにしてからあまりブーツの臭いで悩んだことがない・・・。いつも使用後には助手席の足元に置いて車のヒーターで乾燥させていたのでそのおかげもあると思いますが、今回の話も織り込むと「なるほどなぁ」となります。

 というのも、昔使っていたブーツでは、私の足はやや内反小指なので痛みが出るため、少し幅の広いタイプのブーツを使ってギチギチに締めていました。そうしても気持ちフィット感が足りなく、そしてこの頃はブーツの臭いがなかなか厄介でした。

 スキー場勤務時代の同僚の皆様、ご迷惑をおかけしました。

 汗は臭いの原因になるのは皆さんもご存知かと思います。これは汗をエサに雑菌が繁殖して臭いが発生するのですが、部屋干しの生乾き臭にも原理は近いですね。速やかに乾燥すれば雑菌の繁殖は抑えられますが、スキーのようなスポーツでそれは難しいこと。通気性の悪いスキーブーツでは一度汗をかいてしまえばなかなか乾燥しません。
※これの理由のもう一つに、低温時は飽和水蒸気量が減るので汗が乾燥しにくくなると言うのもあります。

 で、靴が合っていない場合、靴の中で足が無用に動くので支えるために足の筋肉が緊張したりストレスを感じたりで余計に足が汗をかき、それが臭いにつながる・・・と言うことは、足が靴の中でリラックスした状態にあれば、汗をかきにくくなる=足が臭いにくくなる。ということになります。

 スキーブーツはしばしば、足が痛いからと大きめのサイズを選ばれる傾向にあります。痛みの緩和と引き換えに足の臭いが・・・どころでなく、大きめのブーツは初期的には足の痛みを軽減しますが、それが理由で足が余計に痛くなってしまうのは過去の記事でお伝えした通りです。

 となると、サイズの合わないブーツを選ぶのは色々デメリットが大きいですね。しかし自分にサイズが適しているかはよくわかりません。

 そう言う時にまずは「インソール」から試してみてください。自分の足に合ったインソールを使うとびっくりするぐらい足が楽になります。普段の靴でもインソールを合わせると足の疲れやむくみの軽減も期待できます。インソールはよく販売されている真っ平なクッション性のあるものでなく、スポーツで使われるアーチ状の硬めのものの方が効果を実感できます。
 市販品だとおすすめはこちらですね。

 種類も豊富でコスパが高いので、一度使ってみると手放せない人多数です。一般の靴屋でも取り扱われている事も多いので見かけた方も多いのでは?足に合ったインソールは足が靴の中で無用に動くことを軽減するので、結果足が楽=汗をかきにくくなる=足の臭いが軽減!

 これでインソールが見つかれば次にサイズのあったブーツをえらんでみます。意外なほどピッタリサイズでも痛みなど感じにくかったりします。※履いて痛みが出るものは基本あってないので、無理して履かない方が良いです。
 実際にスキーではいかに足に合ったブーツを選ぶか?が上達や快適さに直結します。見つかるまではなかなか苦労しますが、見つかればスキーも上手くなって楽になって快適になって、しかも足が臭わない!すばらしい!

 足の臭いに関してはこれ以外の理由によるものがあるかもしれませんが、参考の一助になるかと思います。最後に蛇足ですが、思春期の男の子の足がとても臭いのって、成長期だからって理由だけでなく、もしかして大きいサイズの靴を履きたがるから?ではないでしょうか。男の子って見栄を張って大きめのサイズ欲しがりますものね。


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