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週刊小売業界ニュース|2023/4/24週
2023/4/24週(4/24-28)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
中国のロボット掃除機がハイテクと低価格で世界のライバルを席巻
NotionAI要約
中国のEcovacs Robotics社が、高度な機能と低価格で世界のロボット掃除機市場を制覇している。昨年、同社の売り上げがRoombaのメーカーを上回った。Ecovacs Robotics社の時価総額は440億元(約63.8億ドル)となり、Roombaのメーカーである米国のiRobotの約5倍に達する。同社のロボット掃除機は、Lidarセンシングなどの高度な機能を備えている。
iRobotよりもかなり安い価格であること、フォルクスワーゲンと協力して 2015 年に設立された中国の自動運転技術企業である Horizon Robotics のチップを搭載し、こEcovacs 独自のライダー (光検出と測距) センシング システムと高解像度カメラも搭載されているため、効率的な清掃のために収集されたデータを使用して家をマッピングできる!(なんというすごい機能)
ドイツの調査会社 Statista と iRobot 自身によると、ルンバ メーカーの世界市場シェアは 2016 年の 64% から 2020 年には 46% に縮小しました。Ecovacs のシェアは、2014 年の 7% から 2020 年には 17% に上昇しました。
シェア率の高まり方もすごい。中国メーカーの家電が飛躍的に伸びていく時代になってきています。
「ヤフーショッピング」、3月の流通額『30%減』の衝撃
ヤフーショッピングの2023年3月の流通額が前年同月比30.78%減少した。顧客離れが顕著で、ポイント付与率の減少が影響した。ユーザー特典の減少は昨年から続いており、経営方針の変更を表明しているが、流通額に良い影響は見られない。5月に新たなキャンペーンを実施するという話も聞かれ、今後の動向が注目される。
3月度の全体流通額が、前年同月比30.78%減
なんとなく感じておりました。。
どこのモールでもキャンペーンが派手に実施され、繰り返せば繰り返されるほど、効果は薄くなっていく。。が、Y2022対比で30%は、、衝撃的です。
「ヤフーショッピング」への投資を抑制するという経営方針でもあるため、今後の動向に注視が必要です。
SHEIN最強の黒子「シンドバッド」が断言! 「超高速サプライチェーン発の流通革命が始まった」
中国の越境EC大手「SHEIN」が急成長を遂げている。売上高はユニクロを上回り、評価額は1000億ドルとなった。同社を支えるサプライヤーのシンドバッドは、より多くの企業に「フレキシブル・サプライチェーン」を提供することを目指している。今後、同様のビジネスモデルを展開するミニ・シーインが多数登場することが予想される
ここ数週にわたって、サプライチェーン(少量多品種高速生産)にまつわる記事が多く発行されています。
このフレキシブル・サプライチェーンを支える企業が「シンドバッド」であり、SHEINをはじめとする多くの中国のウルトラ・ファストファッションブランドにサプライチェーンを提供しています。シンドバッドは、設計開発から製造、原料管理までを一手に手がけ、超高速での開発、製造をこなす「フレキシブル・サプライチェーン」(中国語:柔性供給鏈)構築企業を標榜しています。現在、20以上の直営工場を持ち、数百もの提携工場を擁しています。
アパレルの少量多品種高速生産ですごいなと思うのは、生産工程期間の短さよりも原料管理が含まれていること。原料管理は一朝一夕にはいかないはず。
ITの発展や革新的なソフトウェアといった魔法ではなく、経営者がサプライヤーの製造現場に入り込み、一つずつ改善を続けていく積み重ねだったと李CEOは指摘。「シーイン」は2013年ごろからフレキシブル・サプライチェーンの構築に取り組みはじめ、2017年になってついに花開いた。この頃から年間の売上2000万元(約4億円)程度を達成するフレキシブル・サプライチェーン工場が誕生し、経営の安定化が実現したという。
シンドバットの拠点が、トルコに続き、今後はブラジル、メキシコ、モロッコにも製造拠点を持つことも検討しているとのこと。これまでのサプライチェーンとは規模も素質も違う構造をしていることは明らか。
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