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週刊小売業界ニュース|2023/5/1週
2023/5/1週(5/1-7)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
テクノロジーと AI がウォルマートの仕事を変える
Notion AI要約
Walmartは、技術投資を行い、2百万人を超える従業員を抱える、世界最大の小売業者の1つです。同社は、オンライン注文が増えるにつれ、自動化による店舗サービスの拡大に向けて、大規模なテックアップグレードに数十億ドルを投資しています。そのため、2.1百万人を超える従業員の再訓練や新規採用が必要になっているとのことです。Walmartはまた、AI、ML、ソフトウェア開発などの技術に貢献する従業員を採用することに注力しています。CPOのDonna Morris氏は、Walmartの人員戦略について語っており、技術革新が求められる今、人々の心身の健康を保護することが最も重要だとしています。
オンライン注文は成長する収益源であり、同社は最近、今後 3 年以内に店舗の 65% を自動化する計画を発表しました
雇用の確保が年々難しくなる環境下において、以下の分野はますます需要が高まっており、成功する労働力とは、進化する準備ができている労働力です。つまり、継続的な学習とサポートへのアクセス、マネージャーが従業員を本当に理解するために必要なツールを提供すること、テクノロジーを使用して従業員が仕事を置き換えるのではなく、より良い仕事ができるようにすることを意味します。
・配送ドライバー
・薬剤師
・クラウド コンピューティングやソフトウェア開発の技術組織
・AIによる自動化(ロボット活用や下書きの基盤化)
生成系 AIが突如世の中に拡散されたことで、私たちの仕事がどう変わるのかは明白で、ヒトにしかできない事に集中し、働くチームの成功と成長、発展、幸福を叶えていくべきと記事は語っています。
日本のドンキとファミリーマートがデータを共有して顧客の売上を調整
NotionAI要約
日本のディスカウントストアのドン・キホーテとコンビニエンスストアのファミリーマートが、顧客データの共有を通じて、マーケティングの効率化を目指す。ドンキとファミリーマートは、それぞれの顧客基盤を共有し、よりターゲットに合わせたプロモーションを行う。5月から、パンパシフィックインターナショナルホールディングスと伊藤忠が顧客データの共有を開始する。この2社が保有するデータは、合わせて3,000万人以上の顧客データを含む。
購買履歴があり重複もしていない3000万件超の顧客データを活用する。小売り企業が連携するデータでは国内最大級規模。ファミマの購買履歴などからビール好きと分析できる消費者のスマホに、ドンキの割引きクーポンを配信したり、視聴するユーチューブやSNS(交流サイト)にビールの新商品の広告を配信したりする。消費者は自分の関心や好みに合った広告を多く受け取れるメリットがある。
広告IDと呼ばれる「筐体番号」をキーとして、筐体を特定し、配信を行う。
追跡型広告がいよいよ購買履歴も加味される世界へと革新を遂げたと言える。
追跡型広告は、好みを絞る・特定する傾向が強く、購買行動において、それが必ずしも有効なのか、そしてブランドスイッチを狙うのがセオリーではあるものの、消費者視点において、そう易々とブランドスイッチが起きる印象も薄い。消費者にお財布を開かせる一歩となるのか、動向を注視していきたい。
Douyin(抖音)がECの1時間配達を開始
Notion AI要約
中国のショート動画アプリ「Douyin(抖音)」が、食料品等の e コマース商品の1時間配達サービスを、武漢や天津などに拡大したことが報じられた。中国の e コマース大手 Jingdong(京東)などが先行するサービスに対抗する形となっている。
中国におけるECでは、「即時配送(1時間、半日)」「自社物流(パートナーによる)」が当たり前になっており、Douyin(抖音)以外にも、Jingdong(京東)、e コマースプラットフォームの「Taobao」、スーパーマーケット「Tmall(天猫)」、「Hema Fresh(盒馬鮮生)」も同様のサービスを展開している。
買ったらすぐ欲しいというニーズが世界的に高まっているのは明白であり、日本国内においては、物流2024年問題と合わせて、新たな仕組みの登場が期待されるところである。
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