2023/4/10週(4/10-14)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
出版市場が停滞するなか、じつは「児童書」は成長を続けているという「意外な事実」
積読ならぬ、読まなくてもいい。
この断言面白く読みました。各国で一人当たりの書籍購入量の比較の中でも日本はそう少ない数値ではなく(漫画含む)、世界中で本にふれない人々が増えているという示唆もありました。
雑誌が半減、図書館貸し出し率など、小売業界においても「本丸競合のみならず、関連市場にも目を配ること」というメッセージを含んでいるように読めました。
事業撤退したZOZOスーツ 米国でフィットネス用に復活
ZOZOSUITの技術が、フィットネス用としてアメリカで3D計測ボディースーツとして復活!このニュースは技術をどの市場でどんな商品とするか、その筋道を見つける方法として、とても興味深く読みました。
が、3D計測ボディースーツとあるだけで、商品の全容がいまいち見えてこない(特徴も不明)。フィットネス用ウエアこそ、変化に対応しなくてはいけないだろうから、サブスクモデルのほうが相性良さそうに感じました。
伊藤忠のデータが、ヤマザキが不完全なバナナをケーキに変えるのを助ける
記事で紹介されているFoodata は、伊藤忠商事が 2021 年夏に立ち上げた食品および飲料メーカー向けの開発システムです。これは、製品データ (おそらく、どの食品のうま味または酸味があるかなど) を消費者動向に関連付けます。
製品データの中でも、味覚に注目している点が面白い。
性別や年代別、地域別の味の好みが簡単にわかる嗜好分析機能も含まれているとあり、今後ますます消費者の好みをどうデータとして蓄積・解析していくかが望まれていくことになるでしょう。
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