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怒涛の日々のはじまり(前編)

はじめに

RELATIONS株式会社で働いており、現在育児休暇中の佐々木(@chiho_relations)です。

本noteの概要はこちら!(なお、詳細はこちらのnoteを参照ください!)

このnoteは私(@chiho_sasaki)が妊娠、出産、育児のリアルを発信をしていきます。

note発信をしようと思ったきっかけは、私自身が初めての出産、育児で産後うつ、育児ノイローゼになりかけた(むしろなっていたかと思います。)経験から。

私は元々仕事をゴリゴリやっているいわゆる「キャリアウーマン」でした。今までの人生も努力と根性で乗り切ってしまっていたので、きっと妊娠出産、育児も大丈夫!きっと乗り越えられるはず!(楽しめるはず)なんて考えていました。

加えて、私の両親も子供が大好きだし、私の姉妹にも子供がおり時々私も甥姪の面倒をみているので、多少は慣れているはず。そして夫も子供は大好きだし、授乳以外は家事育児全部できるから大丈夫だろう!と思っていました。

しかし、甘かった。
「お母さんだからがんばらなきゃ!」、「みんな育児家事できているし、私もきっと大丈夫!頑張れる!」なんて思っていました。

でも、無理でした。
私にはできませんでした。

みんなできていることが、なぜ自分はできないんだろう。
お母さん失格だ。こんなお母さんで息子に申し訳ない。
どうしたら良いんだろう。

そして、いつしか子供がこわい。一緒に過ごすことが不安。という状態まで陥ってしまいました。
正直に伝えると今は随分気持ちが楽になりましたが、当時は心身ともに余裕がなく子供を育てているのは主に責任感で、まったく子育てを楽しめている状況ではありませんでした。

そんな経験を踏まえ、妊娠出産、育児のリアルを発信することで、これから妊娠出産を迎える方、まさに妊娠中の方、育児をしている方、そのご家族、パートナーの方にそして、このnoteでは「妊娠、出産、育児のリアル」を発信したり、これ便利だったよ!というものを連載形式で紹介できればと思います!(決して、妊娠出産、育児が大変なだけという内容ではなく、こうすることで自分は少し楽になったという経験をお伝えし、皆さんの日々の生活に少しでも役に立てたらと思っています!)

読み物として拙い部分もたくさんあるかと思いますが、不定期のこの発信を楽しんでいただければと思います!
よろしくお願いします!


1. とうとう産まれた...!!

2020年9月1日の早朝。

「おぎゃー!!!」

産声を聞いた私の脳裏に浮かんだ言葉は「疲れた...」でした。

正直、出産ってもっと感動的なものだと思っていました。
生まれたばかりの息子を抱いて、感動で涙するのかと思っていました。
しかし、夜通し陣痛を乗り越えた私の肉体と精神はヘトヘトでした。笑

写真は出産直後の息子の腕。
(出産後すぐなので、手がふにふにで可愛い...♡!)

スクリーンショット 2021-04-27 11.32.03


2. 出産を迎えるまで

時は前々日(8月30日)に遡ります。

日中、お腹がいつもより強く張る...。
生理痛のような鈍い痛みがあるなんだろう...。

そして夜も生理痛のような痛みは続き、痛みのせいでなかなか眠れない
まさか陣痛...?と思いつつも、「痛みの頻度は定期的じゃないし。おしるしも破水もない。前駆陣痛っていうものもあるみたいだし様子みるか。」と思っていました。

出産のスタートは人それぞれで、破水からスタートする人もいれば、おしるしがある人、それすらない人もいるといいます。

私は里帰り出産だったので、里帰りをしてからは大きなお腹で動くこともままならないため、ひたすら読書とスマホで調べ物の日々を送っていました。
よって恐怖の出産に向けて出産レボを何十件も読み、その辺りの知識はたくさんもっていました。

8月31日朝、まさかの「お・し・る・し!!!!」
そろそろ出産か...といよいよ感を実感した瞬間
でした。

速攻母に伝え、出産予定の産院の開院時間になるとすぐに電話をしました。「あ、あの!おしるしがあって!」と。私は少し動揺していました。

受付の方)「では、念のため入院セットを持って、30分後くらいにきてください」

私)「は、はい...!」(とうとうか...!!!)

急いで入院セットを準備し、産院に向かいました。
(入院セットは出産予定の産院から案内がありますが、改めてこれ便利だったよリストはまとめますね)

母の車で、実家から車で10分程度の産院へ。
母も私も、もうそろそろ生まれるのかとドキドキ。

産院へつくと早速NSTをとり、内診に。

担当医師)「あー、そろそろかもね。だけど、子宮口まだまだ開いてないから一旦自宅に帰ってゆっくり過ごしても良いよ。入院でも良いけど、どうする?」

私)(え、選べるの...?)「じゃあ、一旦家帰ります。」

担当医師)「じゃあ、10分おきくらいに痛みがあるようになったら電話してねー。」

担当医師にとってはいつものことなので、すごく気軽な感じで回答があったのですが本人はドキドキ。笑
そして、内診はいつも以上に痛かったです!!

一旦家に帰り、いつも通り近くのショッピングセンターに散歩にでかけたり、好きなものを食べリラックスして夕方まで過ごしました。
(このリラックスしている間も、時間は不規則ですが陣痛がきているので実際お腹は痛いです。笑)
そして出産をむかえると、しばらく湯船につかれないのと陣痛促進のために最後のお風呂にも入りました。

『あー、そろそろなのかなー。』と思い、お腹の息子に「そろそろ会えるね。大変かもしれないけど一緒に頑張ろうね!」と話をしました。

そして夜になるにつれ、どんどん痛みが強くなってきました。
陣痛アプリ(私は「陣痛きたかも」を使いました)を使ってても、10分間隔で痛みがくるように。

20時を過ぎてきた頃、いよいよ陣痛の間隔が短くなってきました
母に陣痛の間隔が短くなってきたことを伝え、病院にも電話。
結果「入院の支度してきてください!」とのだったので、支度をして母と車で病院へ向かいました。

出産の途中でお腹が空くから、軽食を持って行った方が良いという経験談を書いてあったので持っていたのですがそんな余裕なんてなかったです。笑

病院につくとすぐに自分の病室へ行き、準備された出産のための服に着替えました。もうその時点でもすごくお腹も腰も痛い。
お手洗いにいくのも、「い、痛い...」と歩けなくなるほど。
痛いの大嫌いな私は『これ以上痛くなるのか...』と正直この時点でもう絶望していました。

21時頃、分娩用の部屋へ移動。
思っていたより狭く、正直私の感想は『え、ここで...。バースプランとか書いたけど、全然違うやんけ!(白目)』といった感じでした。
ここらへんで都内で働いていた夫がやっと産院に到着!待ってたぞ!笑)

ただ、そんなバースプランなんて考える余裕もなく。笑
ここからは予想以上に本当に長い戦いに
痛みは容赦無くおそってくる。
NSTをつけながら、数分おきにおとずれる陣痛に耐える。
何度NSTを外したかわかりません。笑
(だって痛過ぎて、動いちゃうんだもん。笑)

出産が近づくにつれて、どんどん痛みが強くなってくる。痛みのの長さも長くなってくる。痛みの間隔も短くなってくる。

もう「いったーーーーーーい!」って叫びまくってました。
(だって痛いんだもん。笑)

叫ぶことで体力は正直消耗するし、声は枯れました。
ただ、黙って耐えるのは私には無理。笑
そして大袈裟と言われるかもしれないけど、今までのどんなことよりも痛いし辛かった!笑

すごく痛い中でも呼吸法はヨガの呼吸みたいな感じを心がけました。(痛くても呼吸しなければいけない。あかちゃんに酸素を送るため)
お尻の方に意識を向け、そこに向かって息を「すーーーー!」って長く吐く感じでいきみ逃し

とにかく子宮口がほぼ全開になるまで我慢!!
痛過ぎて途中で「もうお腹切ってください...!!!!」っていったよね。笑
助産師さんに、切ったらもっと痛いんだからね!って怒られました。笑)

しかも、陣痛中にいきみたくなるのだけど、それはダメなのです...(それが私が何度も書いている『いきみ逃し』というやつ)

夜中になるとさらに痛みは強くなる一方。
陣痛は規則的におそってくるので、NSTを見ていると、『あ、やばい。そろそろ痛みがくる』っていうのがわかるんです。
あとはお腹が張ってきたりして。
それで、とにかく痛みに備える。
けど、思っている以上に痛い。叫ぶ。の繰り返しでした。

いきみ逃しの時間はほぼ夫と二人だけで頑張りました。
(小さい産院だったので、助産師さんや先生は他の出産する方の対応でバタバタでした。笑)


夫にはとにかく野球ボールでお尻を押してもらいました。助産師さんにそうすると痛みが和らぐと言われ、私自身も少し楽になったので。
数時間、定期的にずっと私のお尻を押し、痛みで叫びまくっている私をとにかく励ましてくれた夫にはすごく感謝です!笑
(ちなみに夫は普通に朝から都内の仕事場に出社し、仕事をし駆けつけたので寝てません。ほんとすごい。)

そんなこんなで21時〜痛みに耐えること7時間...
夜中破水したみたいだけど、正直いつだったか記憶にありません...笑
もう汗だくだし、痛過ぎて意識朦朧としていました。
(先ほど書いたように、出産が近づくにつれ痛みも強くなるし、間隔も短くなり、痛みの時間も短くなる)

そして途中途中に、子宮口をチェックされるのですがこれもめちゃめちゃ痛い。笑

残念ながら、私の出産記録は終始「痛い!」といった言葉ばかりですね。幸せなお産というのを想像して読んでくださった方がいたら、なんだかすいません。笑


3. とうとう出産

日が変わり朝の4時前になり...

やっと。本当に本当にやっと...!!!
子宮口が全オープンになりました!

なので、やっと分娩室に移動!!
(本当にこの時点でもうボロボロ。だけど、歩いて分娩室に移動しなきゃいけなくて助産師さんや夫に支えられながら移動。笑)

そして、分娩台にあがり4時半過ぎにいきむこと数回。
産まれました...!!!

もうこの瞬間は疲れ過ぎて、感動どころじゃなかったです。
(息子ごめん。笑)

総じて感想はといったら、
次産むとしたら、絶対無痛分娩...!!!と思うくらい、痛かった!!!
でも、無事産まれて本当によかった!!!
そして今までのどんなことよりも辛かった!!!笑
でした。(本当によかった!!)


ここまでお付き合いいただいた皆様ありがとうございます!
長文でしたよね....汗

そして、痛いばっかり書いてすいません!笑
後半は出産後ってどうだったの?産前産後で役立ったものリストなどをお届けできればと思います。

ではでは、引き続きよろしくお願いします!




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