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子供にコーチングを活用して関わる時 その2

思いがけない反響

先日、子育てにおいてコーチングを活用するシーンを書いてみました。

あくまで一例ではありますが、実際にお子さんに試してみた、子供だけではなくパートナーや親御さんなど身近な存在に応用できそう、というメッセージを沢山戴きました。コーチングは本来日常的なもの。
なんとも嬉しい限りです。

前回はコーチングを活用しながら子供に関わるケースとして『何をどんな風に見るか(視点)』を聴きながら会話するというのをご紹介しましたが、今日はそこからの息子の変化について更に書いてみます。

タイムリーなことでもあるので『こんなケースもあるのね』くらいで軽くお読みいただけると嬉しいです。

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さて数日前の息子は、

『塾』=『完ぺきなスタートでなければならない』

とみることでがんじがらめになっていましたが、改めて『そんなに急いで周りのみんなに追いつく必要はないのでは』と考え直し、落ち着きを取り戻しました。

冷静になると不思議なもので『いつまでに何をどのくらいやればいいのか』を考えられるようになったようで、姉に細かく質問しては『今月はこのドリル、来月はこのドリル』と行動計画を立てていました(このあたりは息子の特性だと思います)

私はその様子を横で『ほ~~!!』とただただ好奇心満載で眺めていました。自分にはない発想なので、あまりの息子の変わりように驚いたのです。

大人(親、周りの大人)からの声掛けのインパクト

同時にこんな時、どんな声掛けをすることが、彼にとって力になるだろう、と考えてみました。

『頑張ってね、応援してる!』
『計画を立ててすごいね』
『一生懸命やっている○○君は素晴らしいね』

どんな声がけでもいいと思うのですが、コーチングを活用するならやはり『どんな自分で声をかけるか』という在り方が重要だと思っています。

例えば

『頑張っていることを評価するスタンス』

で声をかけるのと

『どういう選択をしてもいいのだと大きく受け止めるスタンス』

で声をかけるのとでは相手に届く声の感じが変わると思うのです。そういう意味では子供たちはとっても繊細です。すぐに大人の意図を感じ取ります。

どんな自分で声をかけるか(Being)に意識を向ける

私が正解、というわけではもちろんないのですが、今回試してみたのは

『新しいチャレンジだから好きなようにやってみたらいいよ!』

というスタンス。塾の通い始めは色々新しいことが続き不安がつきもの。親としてもサポートはしたくなりますが、まずは本人の好きなようにしてみたらいいのでは、と考えました。

すると息子は

『そしたら、塾の無い日も塾に行って、塾の雰囲気を感じながら自習室で勉強してみる』

というのです。これには正直『え、ちょっと頑張りすぎじゃない?』と思いましたが、自分で言った以上、一回はやってみないと気が済まないのが息子の性格。とにもかくにも連休明けの今日から塾に行ってしまいました(授業はまだない 笑)

コーチングを子育てに活かすことは十分できる

コーチングを活用していきなり色々質問する、というよりは、どんな自分で相手に向き合うか。それがコーチング的なスタンスを活かしたコミュニケーションだと私は思います。

特に、親の声掛けは子供に大きな影響を与えます。
それはいい意味でも、悪い意味でも。

コーチングで沢山の方のお話をお伺いすると、ふとした時に『幼少期の親との会話』や『親のふとした一言』が長く胸に刺さっている、ということを目の当たりにします。その事に良いも悪いもないのですが、それだけ影響を与えうる、と感じるのです。

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もちろんいつもいつもこんな風に声がけできないのが人間です。

ただ、コーチングというものを日常的に行っていると『あ、今、大事にしたい価値観やスタンスを蔑ろにしているな』とすぐに気づくようになります。

この気づきこそ、人生を軌道修正する最初のきっかけになるのです。

娘と息子の帰りを一人待ちながら、そんなことを考えています。

ワンオペワーママで必死に七転八倒していた数年前の自分に今の光景を見せてあげたいです。人生とは本当に変化しますね。しみじみ。

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