現代の男性は皆オナ禁するべきなのか?
僕はオナ禁について個人的な考えを長いこと綴っているが、こんなことをする人は世間では変わり者と言われるのだろう。
僕はなぜオナ禁について書き続けるのか。それは他のノートにも書いた通り、現代には強力な誘惑が多数存在しているので、自分で自分の意識を守る必要があると考えているからだ。ではその理論で行くと、全ての男性がオナ禁をしなくてはならないことになる。果たしてそうなのか、今日はそれについて書いて行こうと思う。
様々な依存症
世の中には数多くの依存症がある。アルコール、ギャンブル、薬物、ポルノ、恋愛、買い物、ゲーム、砂糖、などなど。考え方次第では、僕たちは水に依存しているとも言えるだろう。
大王製紙の前会長がギャンブルで何億単位の借金を作ったニュースを覚えているだろうか。誰もが知る大企業の社長がギャンブル依存症であったというスキャンダルはあらゆるメディアによって取り上げられ、ギャンブル依存症という病気が一般に認知されるためのきっかけの一つになった。
彼のように何億円も借金を重ねる人は多くないかもしれないが、ギャンブルの借金で首が回らなくなっている人を、僕は個人的に何人か知っている。未だに貸したお金も帰ってきていない。
アルコールの場合はどうか。最近でいえば、元アイドルグループの男性が飲酒運転で交通事故を起こし逮捕された。彼のことを庇うつもりは無いが、彼も飲み始める前はおそらくこんなことを考えていただろう。「ちょっと前に酒を飲んで事件を起こしたばかりだ」「今飲むのは賢明では無い。」などと。おそらく上述の元社長も大金を賭ける前には理性との葛藤があったに違いない。しかしその戦いに破れつづけた結果、かれらは誰もが羨む社会的地位を失うことになった。
「もったいないことをして、バカだなぁ」
全国のおっさんがそう呟きながらビールを口にした。
*効果には個人差があります
これは極端な例で、実際にはアルコールやギャンブルに彼らより遥かに依存しながら、犯罪を犯さずに生活している人もたくさんいる。所謂パチプロなどと、毎日パチンコ屋に行きながら生計を立てている人もいる。僕はビールなら3杯ぐらい飲めば真っ赤になるが、僕の友達は一晩でウォッカを2瓶開けることができる。アルコールでもギャンブルでも「この程度摂取したから、この程度の効果が期待できる」といったことを全ての人について画一的に断言することは難しい。
ここで「不幸」について、アルトゥル・ショーペンハウワーの言葉を紹介したい。
これだけの不幸があればどんな性格の人でもまず確実に自殺しそうだなとわれわれが申し立てることのできる不幸が存在するはずはないし、また逆にこれくらいの小言だから、これくらいの不幸が因で自殺を招いたりしないだろうなどとはっきり言えるような不幸の標準があるわけでもない。
ここで言われている不幸の性質は、依存症の特性と酷似している。このことについて全く無知な酒飲みが、上記の元アイドルグループメンバーを嘲笑するのが現代の社会だ。
ポルノはどれだけ危ないのか
ではポルノはどれだけ人間にとって悪になりうるのか。今までつらつらと述べてきたように、依存症がどれだけ人にとって「悪」になるかはは、個人差が大きい。酒を毎日たらふく飲んで幸せに生きれる人もいる。ポルノによる爺行為を1日に何回もして幸せに問題なく社会生活を送れる人はたくさんいる。一方、ポルノの大量摂取の結果うつ状態になる人もいる。この「個人差」が「オナ禁はカルト」のような偏見を生む原因となるのだ。
現代の男性は皆オナ禁するべきなのか?
さて、この質問に対しての短い回答は「いいえ」になるということは、ここまで読んでいただけたらお分かり頂けるだろう。
もしあなたの脳味噌がポルノによる刺激に耐えれず神経回路にダメージを負っているのならば、オナ禁をすることでセロトニンの分泌が安定し、気分の安定につながることになる可能性が高い。この場合オナ禁をしたほうが良いというのは妥当な提案だろう。
しかし万が一、ポルノが自分に全く悪影響を与えていないと断言できるとしても、1,2ヶ月オナ禁することを僕はおすすめする。なぜならオナ禁には全くと言って良いほどリスクが存在しないからだ。
オナ禁の代表的なデメリットとして、前立腺癌のリスクが増加するとがしばしば挙げられるが、それは長期間写生しなかった場合のリスクであり、決してオナ禁のリスクでは無い。そもそもポルノ映像を用いた爺行為はここ40年ぐらいで人口に膾炙した行為である。しばしばオナ禁反対派は前立腺癌のリスク増加というカードを用いてオナ禁に反駁するが、歴史を見ればそもそもオナ禁状態が男性にとって自然であるということを彼らは忘れている。
オナ禁は女性と寝ることを禁じていない。「性の快楽を断つこと」と「ポルノによる爺行為を禁止すること」は全く異なる。
ポルノによる爺行為があまりにも身近になりすぎたインターネット世代は、1,2ヶ月のオナ禁で特に効果を感じれると思うので、是非試していただきたい。
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
このアカウントでは、「ポルノ依存症からの回復」という観点からオナ禁について考察しています。「スーパーサイヤ人効果」などの超常現象的な効果を期待したオナ禁が主流の日本において、できるだけ科学的に、現実的にオナ禁を考える雰囲気をつくっていこうという試みです。
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