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フラペチーノにワンショット(からっぽ男の憂鬱・2024/04/23)

スタバが好きである。
「スタバのコーヒーはコーヒーじゃない」というご意見の方もいるのは知っている。
或いは「フラペチーノ1杯はラーメン二郎以上のカロリー」という豆知識も知っている。でも。
それでいいのですよ、アタシャ。
10以上年下の女性と、共通の話題のツールとしてこんなに便利なものはない。
あ、恋愛感情なんか全く関係ないですからね、結婚約束相手いらっしゃるし。
甘い物は世界を救う。

スタバでお気に入りのカスタマイズは3つ。
1.アーモンドミルクにシトラス果実を入れるレモンパイフラペ。
2.アーモンドミルクにチョコ・チョコ・チョコのオペラフラペ再現フラペ。
3.アッフォガートフラペチーノにプラス1ショット追加して、濃いめのエスプレッソを楽しむやつ。
今日は気分転換に3を飲みに、地元の郊外型店舗のスタバに行った。

甘い物を欲していた。
スタバは、まあ、そうそうすぐに行ける値段ではないとは思う。
高級アイスでもそんなに高くないしね。
でも、スタバで甘い物を飲みつつ考え事や読み物をしているのは、愉快な時間の使い方だと思う。

くだんの女性とは、精神障害者支援の、就労移行支援事業所に行っていた時に同期だった女性だ。
キュートな方だが、障害を持っている以上、付き合い方にコツがいる。
俺自身たぶんそういう類の人間なんだろう。
あー、面倒だ、このヤマイ。
彼氏さんとはこの事業所で出会い、ほぼ同時に恋に落ちたようだ。
まあ、周り見てりゃそう思うわな、と思うわな。
彼氏さんも障害者だが、俺ほどわかりやすい挙動は見せていない。
だから、余計に苦労していると思う。
女性は、拒食症と、そこから来る諸々の持ち主だ。
でも、俺とはスイーツの話で盛り上がる。
スイーツ好きの俺も大概だが、彼女は1食が大事な分、こだわりも強い。
「甘い物は別腹」だ。
先月、コロナ前にあってから久し振りに、5年近く振りに会った。
ゆっくりゆっくり食べる彼女に合わせて俺も食べ、いろいろと話した。
コロナがあっても話せる人は、信頼関係が強い。
時間の長い短いではなく、幹の細い太いの違い。

コロナ禍において、なかなか会えずにいて、話をきちんとしたい方が何人かいる。
うちひとりは、アッフォガートフラペチーノにプラス1ショットを教えてくれた人だ。とても信頼のおける人だと思っている。
正義感が強く、屹立としていて、凜としていて、素敵な人だ。
もうひとりは、物語作家の女性。
とても素敵な話を紡ぐ。
俺は今の作風に自然と行き着いていて、自分の中の世界観と自分の価値観が一致していない。柔らかい感触のある、詩的な作風、だと思っている。でも、本来やりたいことは違う。物語を語りたいのだ。
彼女はドス黒いユーモアを使って透明感のある世界を描く。
俺のやりたいことを、もう一歩先に推し進めたような作品を書く。

嗚呼、物語を書きたい。
そのためには、たくさん物語を読みたい。
今、それが出来る環境にいる。

物語を生むよ、俺は。

と、スタバで思ったり思わなかったり。

さて、ネスカフェのカフェオレでも飲もうかしら。

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