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中国語を学ぶ

毎年、新年を迎えると何かに追われるように新しい目標を立てる。その年に達成したい重要な事項であるから、さも大変な作業のようでいて、その実、時間はかからない。なぜなら毎年同じような「儀式」を行っているから。目標なんて耳触りの良いことを言って、つまりは絵に描いた餅というわけだ。

そんな餅の1つが英語の上達。もう何年も掲げている自慢の定番メニューだ。そもそも上達なんて如何とも判断し難い目標を掲げている時点でやる気のほどは知れている。英語の上達なんてとっくに諦めていて、自分ではペラペラ会話できる姿なんて想像だにしていないのだ。

とはいえ、掲げたからには申し訳程度に何か行動はしようということになる。他力本願よろしく今年はAIによる語学学習アプリでお茶を濁そうとあいなった。アプストアで人気のアプリをいくつかダウンロードして試してみると、どうやら英語以外の言語にも対応しているようだ。

最近、中華圏内の仕事が増えてきて中国語に触れることが多い。日本語と共通の漢字もあってわかりそうでわからない、近くて遠い言語に興味を惹かれて中国語コースを初めてみた。ところがこれが良く考えられていて、知識ゼロのところからある程度文法を理解できるところまですらすらときてしまったのだ。年始の英語の上達という目標はいつのまにか中国語の勉強へとすり替えられてしまった。

学習から60日が経過した現在では文法が理解ができるようになり楽しみが増えてきた。英語と違って生きた中国語に触れる機会も多いから、日常生活の中の変化を感じられることが面白い。

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