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送迎

我が家から子どもが通う学校まで少し距離があるので、近くのバス停や直接学校まで子どもを送るのが僕の朝の日課だ。思い返せば保育園への送迎からなので、15年も続けてきたことになる。この朝のルーティンが長男の中学卒業をもってひと段落した。

出張などで家を空けない限りは、どんなに寝不足だろうと、二日酔いだろうと続けてきた。時には子どもを送ったあとにダウンすることもあったけど。

この朝のルーティンを僕が続けられたのは、子どもへの想いとも、家事の分担とも少し違う。僕が親であることを僕自身が証明することができる貴重な瞬間だからだ。この時間があったから、まだ人並みに親ですと言えたような気がする。

下の子の送迎がまだ4年残っているけど、そろそろ終わりも見えてきた。きっとそれが終わったら親としての何かが一つ区切りがつくのだろう。それまでにまた何か新しい自分の証明を用意しなくては。

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