本日の読書 #009 「子どもの本棚を置く場所」
参考書籍:『子どもを読書好きにするために親ができること』白坂洋一
第二章 子どもを読書好きにするために親ができること
子ども専用の本棚。
やはり親として、読書好きの端くれとして、「子どもが本を読んでくれたらいいなあ」と思うことはある。
強制して読ませようとは思わないが、少なくとも「たまには本も読んでみようかな」と思ってくれる土壌は用意したい。
そんなときに出会ったこの本。
「子ども用の本棚はリビングに置くべき」という論が、ためになった。
その理由は大きく2つある。
まず一つ目の理由は「子どもの嗜好が分かる」ということ。
本書では「子どもの本棚は、子どもに管理させる」ことを推奨している。
これは「何をどのように置くか、について親が干渉しない」ということで、例えば本棚にマンガしか置かなかったり、せっかくの棚なのに平積みしていたりしても、親として苦言を呈してはならないのだ。
すると何が良いのか。
それは「子どもの嗜好が分かる」こと。
例えばさっきの例であっても、よくよく観察すれば、
「最近マンガのジャンルが変わったな。恐竜に興味が出てきたのかな」
「いつも平積みされているのに、このシリーズの本だけちゃんとしまってあるな。お気に入りかな」
みたいなことが分かる。
そうしたら恐竜の図鑑をプレゼントしたりできる。なるほどなあ。
逆に少しでも親が干渉して「これを読みなさい」としてしまうと、読書習慣そのものを失いかねないので、十分に注意したい。
二つ目の理由は「常に本が生活の中にある感覚がある」ということ。
長男の本棚、長女の本棚、父親の本棚、母親の本棚。
これらが全てリビングに集結していると、家族それぞれの趣向が出て、子どもにとっても単純に面白そうだ。
それが会話の種になることもあるだろうし。
大規模調査の結果として「家に本が何冊あったかが学力と相関する」という結論が出ている。
これ面白いのは、「子どもが本を読んでいるか」とか「親が本を読んでいるか」ではなく、単に「家に本があったか」が関係しているとされること。
(もちろん、読書習慣がある方がより良いだろうが)
少なくとも子どもが小学生のうちは、リビングに本棚があることが確かに良いのかもしれない。
このアイデアは、必ず我が家で取り入れようと決意している。
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