「読まれたくない記事」をこそ、有料にしたらいい。
私は有料コンテンツについての記事を、いくつか書いています。
でも結局、有料コンテンツをまだ作れていません。
度胸が無いのです。
有料にすることで、他ならぬ自身が生み出した文章に、何かを思い知らされるような気がして。
今回は、まだ有料に踏み切れない貴方のために、
そして有言実行ができない私自身のために、
「読まれたくない記事」を有料にしてはどうか、という提案をしてみます。
最後までよろしくお願いします。
誰かを傷つける文章
過去に、こんな記事を書きました。
noteの世界で「人とつながった」ことによって、
という気持ちが芽生えてしまい、自由に書くことが出来なくなってしまった。
そんな内容です。
この記事は
「今後、皆さんの嫌がる記事も書くことがあるかもしれません」という謝罪と、
「これからは自分の好きなように書いていくんだ」という決意の文章で締めています。
でもやっぱり、上手く書けなかったんです。
実は、私はこの翌日に、
「持ち家より賃貸の方が良いと思う」といった趣旨の記事を書きました。
自分なりに自信のある論理で、頑張って伝わるように書きました。
でも、すぐに非公開にしました。
世の中にたくさん居る「家をすでに買っている人」は、この記事を読んで、どう思うのだろう。
この記事は、不特定多数の人を傷つけるのでは?
そんな考えが、公開した翌日にはグルグルと頭を巡り、気が付くと非公開にしていました。
「読まれたくない」から、有料にする
自分の臆病さにはほとほと嫌気が差しますが、
では「そんな発信はするべきではない」のでしょうか?
それも違う気がします。
「家を買うかどうか迷っている」人にとっては、その記事は何かの参考や、救いになることがあるかもしれません。
むしろ「家を買った人が不快に感じる」ようなアイデアは、購入を迷っている人にとっては「膝を打つ」ようなアイデアだと言えるハズです。
ではどうすれば良いのか。
長いこと考えていました。
そして思いつきました。
「記事を有料にすれば良い」のではないかと。
記事が無料だから、家を買ったばかりの人も見に来てしまう。
何の気無しに読んで、結果的に傷つくことになるかもしれない。
でももし記事が有料だったら。
わざわざ購入する人は少ないのでは?
と考えたのです。
大切なのは「誠実さ」
そのような動機で記事を有料化するとき、大切なのは「誠実さ」だと思います。
具体的には「その記事にどんなことが書いてあるのか、ちゃんと明らかにする」ことです。
私が観測した限り、有料記事の中には、
「何が書いてあるかをあえてボヤけさせ、購入欲を刺激する」
ようなものが多くあります。
例えば、
「賃貸か持ち家か、結論が出ました!その結論とは…(以降有料)」
みたいなものですね。
私はこの手法が好きではありません。
お金を使ってもらう相手に対して、誠実さが足りないと感じるためです。
有料にするのなら、
ちゃんと「届いてほしい人」と「届いてほしくない人」を伝えましょう。
記事の目次を公開して、
「この記事にはこんなことが書いてあります。だから家を買うかどうか迷っている人には読んでほしいけど、家を買った人には読んでほしくないです。」
と具体的に、正直に書くのです。
そうすれば、
・届いてほしくない人は、読むのを回避できる。
・届いてほしい人は、有用な情報を得られる。
・自分は、気兼ねなく意見を書くことができる。
という状況になります。
まとめ
今回は、有料化に悩む人に向けて、
「読まれたくない記事」こそ、有料にしては?
という提案をさせていただきました。
「特定の誰かに読まれたくない記事」、言い換えれば「自分の経験や知見から生まれた、尖った意見」こそ、有料にする価値があります。
前の2つの記事と合わせて、私が「有料」に対して言いたいことのほとんどは記事にできたと思います。
明日は「有料コンテンツのガイドライン」について書く予定です。
【追記】
ガイドラインを作成しました。
また有料マガジンをひとつだけ作りました。
この記事が誰かのお役に立てれば嬉しいです。
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それでは、また。
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