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4 授業で学級をつくるということ

 10年目までは、わたしは「授業で学級をつくる」という考え方を持っていませんでした。

 当時は、学級経営と授業を切り離して考えていたわたし。

 それは、間違いでした。

 1日の大半は、授業です。

 その中でどんな子どもを育てたいのか。

理想的な子ども像を自分の中でいかにイメージしておくか。

 これがないと、子どもがキラッと光った瞬間を見逃してしまいます。


 例えば、「人を大切にしよう」を子どもたちに教えるとします。

 この時に、授業時間にそういう行動を取っている子を見れるかどうか。

見つけた時に、褒め、クラスに伝え、価値観を共有していく。

授業を通して学級をつくっていくのです。


 そのために必要なのは

教師の哲学

子どもを見ること

 この2つに言い尽くされると思うのです。


 教師の中で、子どもたちにどんなことを大切にしてほしいのか。

 それをはっきりと持っておくこと。

 これが先生としてのわたしの哲学となっていくのです。

 元気のよい挨拶や返事ができるとはどういうことなのか。

 それを教えながら、子どもとイメージを共有していくのです。

 そして、できている子をすぐに見つけ、褒めていくこと。


 そのため、わたしは授業中はものすごく集中して子どもを見ようと必死なので、疲れます。

 授業では一番集中しています。

 休み時間はほっと一息。子どもとの雑談などを楽しむ。

 教師としてのわたしは、自分なりの教育哲学をもち、子どもを見るということに努めています。

 これらを意識してから学級づくりの質が向上してきました。

 これからも精進したいと思います。

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