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海外大の学期末テストを終えての感想と日本の大学はこれからきつくなるって話

この学期末の時期になると大学の図書館に人が多く集まる(普段はそんなことはない)。それを見る度にテストシーズンになったことを実感し気持ちが締まる。

もちろん普段から課題やレポート、中間テストがあるため気持ちが完全に緩んでいるわけではないが、学期末テストは科目のパーセンテージを占める割合が多い。多くの場合、100%の内レポートや中間テストで60%で学期末テストは40%で構成されている。

先日その今学期最後のテストを終えてきたばかりだが、忘れないうちに最近思っていたことを書いていこうと思う。




海外大のテストって難しいの?って話


日本の大学のテストを経験してきたわけではないので一概には言えないが、簡単に言うと、

学部によるが授業を受けていれば問題ないレベル

実際に頻繁に授業を休んでいる学生以外はだいたい半分ぐらいの点数は取れていると思う。そこから学費免除や表彰されるために高得点が必要となると授業を受けているだけでは難しいと感じる。筆者は高得点を取るために一時期勉強だけに取り組んでいたが、全ての科目平均70/100までしか取ることが出来なかった。それ以上が求められるとなると、かなりきつく感じる。

そのため、科目をパスするための点数を取る事に関しては決して難しいわけではない。授業に出席して課題やレポートをこなし、わからないことがあれば先生に聞く。この当たり前の事が出来ていれば想像を絶するほどの難しさを経験することはないだろう。




日本の大学をこれからきつくなると感じている話


なぜそう感じているのかと言うと、

  • 何か学びたい事や意欲がある学生が少ない

  • 世界的な流行と差がある

  • 他と違った経験をするのが難しい


1つ目に関しては、就活や友人の話を聞いて「この分野を学びたくてこの大学に入った」みたいな意欲を持って特定の大学に入学した大学生がかなり少ないと感じた。中には、そういった学生もいるかもしれない。しかし、そういった大学生が集まるのは国公立や一部の私立大だけだろう。日本の大多数の大学生は、大学という勉強できる環境があるにも関わらず、ただ単位を取って卒業する事しか考えていない。4年間という長い期間で一つの分野を突き詰めて勉強した学生と単位取得の事だけを考えていた学生では、かなりの差があるのではないだろうか。

今後、国公立や一部の私立大と大多数の大学との格差はより広がっていくだろう。そのため何か一つでも学びたい分野を見つける事、それが日本にないなら海外に目を向ける事が大事だと感じる。



二つ目は、大学に限った話ではないが世界的に取り入れようとしていることを日本は取り入れずに遅れを取っていると感じる場面が多い。最近の話で言うと、ChatGPTなどのAIツールの利用を禁止する流れだ。いくつかの日本の大学ではChatGPTの利用を認めないと発表をしていた。しかし、マレーシアではChatGPTは禁止になっていない。利用する際にはChatGPTが示した内容をそのまま書き込むのではなく、自分の言葉で言い換えて書くようにとの注意喚起がされた。

思考力の低下が懸念されているわけだが、果たして本当にそうなるのだろうか。ChatGPTは万能でないが、質問に対して正しい可能性が高い答えを出す。そのため、その答えが100%正しいわけでなく自分で正しいかを見極め自分の言葉で書き換える必要ある。書き換える際にはその内容を理解する必要があるため思考力の低下につながるとは言えないと私は考える。禁止にするのではなくChatGPTなどのAIツールの使い方を教えるべきなのではだろうか。

多くの質問に対して答えてくれるChatGPT。レポートを書く際にも質問すればレポートを生成してくれる便利な物である事は間違いない。そんな時代だからこそ自分が好奇心持ってAIを利用せずとも学びたい事を学ぶ必要があるのではないだろうか。



三つ目は、就活で周りの学生の話を聞いていた際に考えたことである。

とにかくバイトやサークルの話をする学生が多い。それが悪いわけでないが、自分を企業に売り込んでアピールする場なのに他者と同じ話をしていてアピールになるのだろうか。日本の大学生活をイメージした際に、単位を取るためだけに授業に出席して課題をこなし、放課後はサークル活動やバイトに取り組み生活を大多数の人が想像するのではないだろうか。そんな誰もが想像出来る大学生活の中で、他者より興味を持ってもらう事や他と違った経験をするのはかなり難しいだろう。

そのため、時間がある大学生活のなかでやってみたい事や海外生活などの生活環境を変える事に挑戦することで周りとの差別化を図るきっかけになるのではないだろうか。




最後に


ここまで書いたことは、マレーシアの大学に在学している日本人大学生が日常生活の中で思ったことであり絶対に正しいとは言えない。

だからこそ、この文章を読んで自分の為になる部分だけ取り入れて他の部分は切り捨てて頂いて構わないしそうして頂けると幸いだ。

またこれからもマレーシアの大学生活を通じて感じた事と日本と比較して思った事を書いていこう。

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