Bad Guy : Un Luck

面白くない

それは面白いことを起こそうとしていないから

仕方ない

面白いことは、起こすモノではなく起きるモノだから

自分で面白いことを起こさない
すなわち面白さにありつくには、面白いことが起きそうなところに身を投じるしかない

宿命論というものがある
自分はこうだから。社会はこうだから。世界はこうだから

変えられないから、従うしかないから
だから、そうでしかないから

なんと他責的な発想だろうか

自分ではどうしようもないからと、受動的で、受け身で
ただそれは他者からは、自分勝手で、身勝手で

結局自分がどうしたいか
自分がどのように生きたいか

ここで輪廻
自分がどうしたいかを実践するのは、押し付けがましくないか?
自分がしたいことの中に、他者は介在しているか?
他者を蔑ろにしたら、すなわち自己中ではないか?

ここでバランス
他者を蔑ろにしない程度に気遣う
それは自分の正、足り得るか?

で、問題
バランスは計れるか
見えない天秤の傾きを、どう見極めるのか

性悪説と性善説がある
ずっと性善説を推しているし、今でも性善説派
無遠慮に、見境なく
人は善くあるべきだし、他者を助けるものだと信じていたい

一方で、結局人は性悪説なのだと思う

満たしたい
乾きを癒したい
足りない何かを補いたい

全て欲望、渇望

これらが自己にのみ還るものであれば、それは時に自己中で、犯罪となる
他者に向かえば、賞賛される

人間社会で生きる以上、他者の介在は揺るがない
みんな必死で、善のフリをする

犯罪を犯す人がいる
環境に恵まれ、人に恵まれ、財に恵まれ
それでも犯罪を犯す人がいる

性悪だからである

本来、助け合いの気持ちなどない
自由にやる
賞賛は不要

一見、不自然である
環境に恵まれて、人に恵まれて、財に恵まれている

なのに犯罪を犯す

理解できない
あんなに恵まれているのに何故、と他人は思う

当たり前だ
そもそも交わりがない
関わろうとしていない
他人の目を気にしない

異物だ
システムの中に起きたエラーだ。バグだ
システムはそれを排除する
あってはならないし、それを許すと脅かされる

が、エラーでもバグでもない
善い人間のフリは、続けなければならない

みんな生きている
排除されたくない
人の心に、生きていたい

記憶の連続
忘れられない=生きている

有り難がられたい
あの人は優しい、あの人は親切、あの人は気が利いて、いつでもみんなに配慮している

で、だ
それは自己か?
他者が生んだ幻想か?

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