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それぞれ居心地の良い場所があって良いチームになる

送別会やクリスマスなんかのホームパーティーで飾り付けを
する機会が増えてきた。
もともと仕事で撮影用にやってた事と似てるから
仕事みたいになってきて嫌になるかな〜と懸念していたけど、
嫌になるどころかワクワクが溢れ出ている。

飾り付けは好きだし、妥協したくないので、
予算や時間はベースにはあっても気にしない。
自分のやりたいを優先していたら、どんどん飾りがエスカレートしてきて
以前は当日本番前1時間で仕上げていた飾りが
今回のベビーシャワーは本番当日じゃ間に合わないことに気づき、
会場になるご自宅の奥さんにお願いして前日に飾り付けをした。
しかもアシストしてくれる子もお願いして二人体制(笑)

私の気合いが周りをざわつかせ、
お菓子担当の子は前に作ったシフォンケーキを今回も作る予定だったところ、
突然「青いカップケーキを作ってみようと思いますー」と言い出した。
更にそれを聞いた料理担当の奥さんは
「じゃあ私も負けずに初めてロールキャベツのケーキ風を作ってみようかな」
と言って試作まで作り出した。
この流れ、めちゃくちゃ楽しい。

ここに来る前、色々な方から駐在妻は大変らしいよ。という噂を聞いて来た。
毎週パーティがあるだとか、毎回料理を作って持っていかなきゃいけないとか、
上下関係だとか、イジメだとか、まぁ色々。
この噂だけだと確かに大変そうな駐在妻会は、
なんと私が来た年から無くなっていた。

駐在妻会が決して悪い事ばかりだったとは思わない。
気の合う人だっていただろうし、右も左も分からない土地での
情報はここからたくさん得ていたに違いない。
ただ予想できる大変な事を挙げるとすれば、
やりたくない事もやらないといけない常識がそこには存在し、
やらないと輪から外されるという恐怖が存在し、
頑張ってやりたくない事をやっている人達は、やらない人の愚痴を吐くのだろう。
経験していないので本当のところは分からないけど。

それぞれ好きなことが、それぞれにあって、それぞれの場所に収まっていく。
私はたまたま飾り付けが好きだった。
お菓子作りや料理をする人も、無理せずやりたくてやっているという事が大事である。
そして今度はそれを作る側だけではなく、食べたい人や楽しみたいだけの人もいないと良いチームは成立しないのだ。
誰かのためにやらなきゃいけないのが前提にあるのではなく、
自分の好きで動いていると、自然と誰かのためになっているというのが理想である。
要するに、「作りたい人」は「食べたい人」の為に存在しており、「食べたい人」は「作りたい人」の為になっているのである。

もし、やりたくない事で無理してそこに居るのなら、
あなたの居るその場所は、他の誰かの居場所かもしれないし、
あなたの居心地の良い場所は、どこか別の場所に存在するのかもしれない。

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