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【GRIメンバーズ特典】2023年5月マンスリーレポート

応援消費 ~これからの消費スタイル~

日頃から野球にはさほど関心がありません。ただ、およそひと月前、WBCでの日本チームの大活躍には心躍り、応援に夢中になりました。世界一になって欲しいと切に願っていましたが、念願叶うと驚きと嬉しさで頭の中がパニック状態となり、久しぶりに大興奮でした。特に決勝、準決勝の2試合は手に汗握る展開となり、そわそわドキドキでまさに一喜一憂。ことわざ通り、全く落ち着きのない自分にあきれ果てしまいました。優勝後もしばらくは日本チームに関するニュースばかりを追いかけ、栗山監督や選手達のWBCでの印象に残るプレーや心理的な駆け引きに感動したり涙したりと、余韻に浸る時間を過ごせ幸せでした。
応援したい対象を応援することは、自分自身を応援することと同じなのです

2011年3月11日に起こった東日本大震災以降、被災地の人々を応援・支援することがきっかけとなり、話題となった消費行動が「応援消費」です。求める商品を自宅から近い店舗だけで購入するのではなく、生産者やサービス提供者へ応援・支援する意味を込めて消費を行うことです。エール消費ともいわれるこの消費行動は、新型コロナの感染が続き、売り上げが減少する飲食店や宿泊施設にエールを送るべく応援消費は拡大しました。

応援消費の特徴として、①「地域とのつながり・関係性」。自分にとって関係・関心の深い地域に愛着があり、応援・支援したいという気持ちを持つのは当然です。②「メディアやSNSの活用」。被災地の現状や生産者が困窮する姿をメディアやSNSで取り上げることで情報は拡散して応援消費につながります。③「消費者の満足感やモチベーションの向上」。モノからコトへと消費の重点が移動しています。コト消費である、話題の推し活やオタ活も含めた応援消費を行うことで消費者の満足度が高まり、商品・サービスを購入する意味が明確化し、モチベーションも向上します。応援消費とは積極的かつ前向きな消費行動ととらえることができます。

単純にモノを購入するだけでなく、そこに心動かす何かを感じさせる消費行動こそが応援消費です。ストーリーに自ら参加する気分を味わえることこそが消費の醍醐味です。被災地の生産者を支える、まだ知られていないアイドルの人気を高めるために推す、売り上げが低迷する飲食店に通う、など消費者は様々なストーリーを思い浮かべてそれに興味を持ち、消費行動を行うのです。

 これからの消費のトレンドとして、応援消費が注目の的になることに間違いありません。



●今後の活動予定
・ギフト研究
・ギフトを絡めた地域創生
・ギフト開発
・諸活動の広報&PR


イベント予定
6月16日(金)16時〜 GRIメンバーズ設立記念セミナー&交流会



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