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【解説】第3話 研究とお勉強は別物にゃ!

まとめ本に収録した各トピックの解説を掲載

成績の良い学生が研究室に配属されて、いざ研究をやってみると、勉強と研究のギャップに苦悩するという話はよく聞きます。既存の知識を理解することと、知らないことを明らかにしていくことは別物だからです。もちろん、知らないことを知るために既存の知識を理解しなければならないので勉強は重要な要因ではあります。
 
アカデミア研究者、特に大学教員は何でもできることを求められます。研究はもちろん、学生教育を含む大学運営を滞りなく行うことができる人間性も求められます。これらをまとめて「何でもそこそこできる」と表現しました。研究者は全ての項目がバランス良くできることが重要なのです。これは本当に難しい。
 
私自身決してバランスがいい方ではありません。得意なこと、苦手なことがあります。苦手なことを一つ一つ克服していくしか方法はないです。まずは、自分は何が得意で、何が苦手なのかを把握することが大事だと思います。大学院の学生生活の中で徐々に把握していくのが良いでしょう

でも、それも変わっていくんです。私はプレゼン得意だと思っていました。しかし、最近言うほど上手じゃないことに気が付きました(最後のコマ)。職位が上がってくると出来て当たり前の環境が増えていきます。その都度、自分のスキルを見直さなければならなくなります。


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