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コロナウイルス連作短編その106「偉大なる男」

 うだるような暑さに、思わず岡拓也は目覚めてしまう。空には枯れたラベンダーのような禍々しい色彩が広がり始めていたが、時刻は午前5時だった。今日は10時まで寝ていられたので、もう一度眠ろうとする。だが右腕の異様な痒みに邪魔されてしまう。そこには真っ赤な汗疹ができていた。最初は我慢するのだが、じきにそれを掻いてしまう。脳髄から快楽が噴出するかのように、気持ちよさを感じた。このまま爪が肉に到達してしまうと思うほどに、掻き続けた。ふと腕を見ると、真っ白い自身の肌に目が行った。汗疹の赤とは真逆の、純粋たる白み。もしこの白さを若い美女が持っていたなら、白皙の美女と謳われたことだろう。だが25歳のフリーター男子が持っていても、意味がなかった。むしろ人々には“女々しい”と罵られることだろう。
 そして、今は夏だ。なのに海に行く健康的な男子のようには少したりとも焼けていない。彼はバイトで忙しい。コロナ全盛の今にそんなことをするのは危険で何より馬鹿らしいが、金を稼ぐ必要がある。そのせいで海に行く暇などなかったし、行く時間があるなら寝ていたかった。さらに彼の腕はとても細い。まるで溶けかかった氷柱のような有り様であり、皮と脂肪だけでできているようだった。拓也は、急にこの“女々しい”腕が恥ずかしくなった。耳には男らしさの欠片もない彼を罵る人々の声が聞こえた。情けなさを感じながら、拓也は腕立て伏せに挑戦してみる。だがまず二つの腕で自分の体重を支えるのが難しかった。体勢を整えながら、何とか腕を曲げてみる。細胞が爆発するような音が聞こえてくる。その一瞬には腕が折れてしまうのではないか?という恐怖にも晒される。顎を床につけようとするが、身体が震えるばかりで届くことがない。そして我慢の限界が来て、彼の身体は床へと崩れ落ちた。何も成し遂げてはいないのに、既に体力は尽きていた。頬は床の冷たさに癒されようとしている。だがそれは拓也の間抜けさを際立たせるだけだった。空は路上に打ち捨てられた嘔吐物のような青に包まれ始めている。

 拓也は友人である角谷俊彦と、彼の部屋で酒を飲む。久しぶりのことだ。彼とは大学時代からの友人であり、卒業後も何度か飲みに行っていた。最初は他愛ない近況について話していたのだが、だんだんと俊彦の表情が真剣なものになり始める。
「ここだけの秘密なんだけどさ……」
 俊彦の顔が狡猾な狐のように見えて、拓也は笑う。
「実は俺の小説が、文藝古光の最高賞を獲得したらしいんだよ」
 その知らせには驚かされてしまう。そもそも彼らが仲良くなった理由は、ともに小説を書いていたからだった。同じ文芸サークルに所属し、チャールズ・ブコウスキーとコーマック・マッカーシーというアメリカ人作家が好きだったことから、拓也は俊彦に興味を持ち始めた。そしてともに大学生のうちに作家としてデビューするという野望を抱えながら、肩を並べて作品を書き続けた。しかしそう上手くは行かなかった。俊彦は小さな食品会社に就職し、拓也はフリーターになった。
「いきなり電話がかかってきたんだよ。何だと思ったら文藝古光の編集部の人で、最終選考に残ったって伝えてきたんだよ。そこからまた待った後に、電話かかってきて、そしたら俺の作品が最高賞を獲得したってさ。いや、ヤバくないか?」
「そりゃヤバいな」
 表面上平穏を装っていたが、心臓は爆裂してしまいそうだ。
「それが1週間前のことで、編集者の人と話しはしたけど、まだ一般にはお披露目されてない情報なんだ。でもお前には絶対に言いたくてさ。ずっと一緒に小説書いてきたからな。でも他の奴には言わないでくれよ。俺の賞、なかったことになるかもしれないから」
 俊彦は笑った。
「お前! マジで! 良かったな!」
 拓也は俊彦の肩を全力で叩いた。彼は痛がっていたが、内心素晴らしく嬉しそうだった。それから祝福のために、彼らは酒を飲みまくった。俊彦は純粋に喜びのためだったろうが、拓也は心の中で燃えあがる嫉妬と怒りを消し去るためだった。彼は友人であり、賞を獲ったことは確かにめでたい。だが何故賞を獲ったには拓也ではなかったのか? そんな疑問が彼の脳髄を苦しめる。できることなら、今すぐに俊彦のことをブチ殺してやりたかった。だがそんなことができる勇気が彼にあるわけもない。だから拓也はただただ酒を飲んだ。
 俊彦と別れた後、彼は暗い、活気のない街並を彷徨い続けた。家には帰りたくなかった。あの孤独な闇に戻ったならば、泣きわめくことが運命付けられていたからだ。しかし途中で若者たちと身体がぶつかってしまう。
「ちゃんと前見て歩け、ボケ!」
 そんな言葉に、怒りが爆発した。
「うるせえ、てめえらがちゃんと前見やがれ、ガイジ!」
 その言葉が災いして、拓也は一発ブン殴られた。頬骨が完膚なきまでに破壊されたかのような衝撃を味わった。何とか立ったままで、こちらも殴り返すが避けられる。そして頭に拳骨を喰らわされる。それから金玉を蹴られた瞬間、彼は気絶してしまった。目覚めると、彼はゴミ捨て場に放置されていた。太陽の眩しさとともに、異様な臭さを感じた。シャツを見ると、ゲロで汚くなっていた。さらに全身が痛い。破壊されたクルミ割り人形のような有り様だった。
 拓也は泣いた。自分の惨めさに泣いた。そして股間の暖かさに気づいた。尿すらも漏らしていたのだ。

 数週間後、俊彦の作品が文藝古光に掲載された。タイトルは“荒風”というシンプルなものだった。それはスロヴェニアに留学に行ったある大学生が主人公だ。彼女はリュブリャナ大学で経済学を勉強し、現地の大学生とも仲良くなり、楽しい留学生活を過ごしていた。だがある時、彼女は日本人のホームレスと出会う。何故この日本から遠く離れた地で根なし草として生きるのか? それに興味を持った主人公は彼の人生に深く足を踏み入れることとなる……俊彦はスロヴェニアへ留学へ行ったことがあり、スロヴェニア語も堪能だ。それ故に得られるこの国の歴史を、日本のそれと重ね合わせていく。そして驚くべき真実が明かされる。
 結論から言えば今作は悪くない作品だと、拓也は思った。ここには俊彦にしか書けないものがキチンと描かれている。スロヴェニアについて小説を書ける人物は日本には彼くらいしか存在しないだろう。
「だけど、これはクソだろ」
 拓也はそんな言葉を吐き捨てた。今作が悪くない小説だという事実を“クソ”という言葉だけで掻き消せるかのように。そして彼は久しぶりに、小説を書こうとした。今持つのは鉛筆ではなく、タブレットだ。何か言葉を紡ごうとするが、全く表現が浮かんでこない。それ以前に今は何か書きたいものすら存在していないようだった。いつもそうだった。小説を書くには何かが降ってくるのを待たなくてはならない。そんな言葉を頼りに、拓也は小説を書くことから逃げてきた。その結果が今に繋がっているという訳だった。結局、拓也には何も書けなかった。
 彼は適当にYoutubeで動画を観ていたが、そのうちに不満や焦燥といった負の感情が心の中に積み上がっていくのを感じた。埃のように積み上がり、そしてヘドロのように溶けて心を腐らせていく。彼はトイレへと行った。ズボンを脱ぐと、淀んだ感情に怒張したぺニスが現れる。拓也はそれを擦り続けた。歯を食い縛りながら、刺激し続けた。そして便器に射精する。その頃には、負の感情は収まっていた。

 コロナ禍が極まれども、満員電車の地獄絵図は変わることがない。腐った肉から発されるような薄汚い匂い、びちょびちょのタオルを首に巻き付けられるような湿り気、鼓膜を暴力的に破り捨てるような轟音。全てが拓也の気に障る。
 そんな中で1人のサラリーマンが拓也の身体に寄っ掛かってくる。彼の重みが拓也の細い腕を潰そうとしてくる。周りに集う糞の詰まった肉袋のせいで、抵抗もできない。そんな中で、彼の手がサラリーマンの尻を触ってしまい、吐き気を催す。すると男が妙に挙動不審な素振りを見せ始めた。周りを見渡し、不安そうな目つきでこちらを見てくる。最初、そんな弱々しい素振りを見せる意味が分からなかったが、合点が行った。彼は自分が痴漢されていると思っているのだ。その誤解を解こうと手を離そうとするのだが、人だかりのせいで無理だった。むしろ抵抗すると、腕が尻を艶かしく触ってしまう。そのたびに、男は身体を不気味に揺らした。
 拓也は早く逃げたかった。が、ある時気づいた。このサラリーマンは拓也が嫌いな類いの人間だ。髪は整髪料のせいでゴキブリのように光り、肌は異様なまでに赤銅色を輝かせている。端から見るだけでも、筋骨隆々なのは明らかである。彼はいわゆる体育会系の人物だろう。“女々しい”拓也にはなろうとしてもなれなかった存在。そんな彼が無様なまでに恐怖という感情を発露させているのが、拓也にはたまらなく可笑しい。この無様な男の姿を一生見ていたいと思う。拓也は、女性の中で電車で痴漢にあったことのない人はいないと聞いたことがあった。だが男性はどうだろう? ほとんどは痴漢をする側であり、痴漢に遭ったことがある人間は少ないだろう。だから本人が痴漢された時、どう対処していいのか分からないのだ。
 拓也は意図的に男の尻を触り続けた。だが彼は周りに助けを求めることもなく、周りの人々を見つめるだけだった。赤銅色の肌はもはや真っ青だった。拓也は蟻の殺し方を知った子供のように心踊らせていた。

 それから何度も電車内で男性の尻を触り続けたが、駅員や警察に通報されることはなかった。男たちはただただぺニスを切られたような惨めな表情を浮かべて、立ち続けるばかりだった。今までは拓也の方が“女みたい”だと罵られてきたが、今度“女みたい”なのは痴漢の被害者たちだった。そして拓也は勇気ある、男の中の男だった。
 ある時、彼は学ランを着た3人の男子高校生を目撃した。その中で、一番背が高い少年の後ろに立つ。しばらく彼の匂いを嗅ぎとる。吐き気がするほど、肉々しく若々しい。拓也は彼の尻を触り始めた。瞬間、彼の身体が恐怖に震えた。周りをキョロキョロと眺める、あのサラリーマンのように。内心微笑みながらも、彼は静かに尻を触り続けた。そのうち、彼に似た少年に高校の頃馬鹿にされたことを思い出す。拓也は運動が苦手だった。サッカーをする時、ドリブルすらまともにできなかった。そんな彼を見て、スポーツのできる少年たちは笑った。それから拓也のぎこちない挙動を真似したんだった。教師はそれを見ていなかったが、拓也はそれを見ていた。そして憎しみを心に募らせた。
 この痴漢はその復讐だった。拓也は少年の尻を強く強く触り続ける。ある駅に着いた時、少年は友人たちとともに電車を降りた。好奇心から、拓也はそれに付いていくことにする。しばらくは普通に歩いていたのだが、突然あの少年が泣き始めた。友人たちは動揺し、心配する。
「俺、誰かにケツ触られてた」
 そう言うと、友人たちは爆笑し始めた。
「マジかよ、お前ケツ触られてたの? やべえ」
「痴女に触られてたの? 超羨ましいんだけど」
「もしかしてホモに触られてたのか? お前のケツ、ホモ好きそうだもんな」
「次はケツ穴にチンコ突っ込まれてこいよ!」
 そして少年は尻を叩かれた。
 拓也はオンライン飲み会に参加する。そこで彼は痴漢について話した。当然、触っているのは女性ということにしてだ。すると男性たちは鼻の穴を広げながら、興奮していた。
「お尻の感触は?」
「すっげー柔らかい。電車の中で触る尻は格別に柔らかいわ」
「パンツの中に手とか入れたことあるか?」
「そこまでは勇気がない……のは嘘だよ! 入れたことあるに決まってるだろ。痴漢されてる女はもうマンコ濡れまくりだよ。ナイアガラの滝レベルだよ」
「じゃあ、マンコの中に手突っこんだか?」
「それはさすがにまだだよ。でも次は挑戦してみるかな!」
 その言葉に友人たちは湧きあがったんだった。
 酔い醒ましにコンビニへ出かけ、そこでチーズケーキを買った。それを家で食べた。素晴らしく美味しかった。

 夜、ふと新作小説のアイデアが思いついた。自分のこの痴漢について書けばいいのだ。
 彼は深夜にプロットを組み立てていく。今までの経験をそのまま書いていくことにする。だが中年男性が若い頃に犯した自分の犯罪を自慢するような書きぶりをしてはならない。そこにある種の批評性が備わっている必要がある。そこで思いついたのがクィア性だった。この男性から男性への痴漢行為を、ヘテロセクシャル男性のゲイ的な欲望であると解釈するのだ。それによって動揺しながらも、最後には男性が好きである自身を受け入れる姿を描き出すのだ。拓也は先進的であろうとする審査員たちが、これを評価すれば自分はリベラルな人間だと思えるような作品を書くことを心がけた。そのためにロラン・バルト、ミシェル・フーコーやカロリン・エムケ、千葉雅也など同性愛者である論客の理論を多く取り入れていった。だが実際自分がゲイであったと想像すると、吐き気を催した。その後はAVで全裸の白人女性が虐げられる姿を見ながら射精した。
 小説が半分書き終わった頃、道を歩いている最中に草野彰利という男性に出会った。拓也が大学生の時、教授である彼は拓也の論文をクソミソに貶したことがあった。心臓を殴られるような衝撃を喰らった後、拓也は彰利の後を追った。電車に乗りこんだので、しめたと微笑みを浮かべる。そのまま電車に乗り、彼の後ろに立った。いつもの通り、彼の匂いを嗅いだ。怯える豚のような匂いがした。それから尻を触り始める。彰利は震えることはなかったが、周りを確認し始めた。彼も他の被害者と同じように、助けを求めることはしなかった。ただこの悪夢をやり過ごそうとしていた。
 こんなんじゃダメだよ。
 この三年間いったい何やってたの?
 馬鹿だね、君は……
 そんな彰利の言葉が頭の中に浮かんでくる。脳髄を叩き割ってやりたいという衝動を抑えながら、拓也の痴漢はエスカレートしていく。彼は尻だけでなくて、ぺニスをも触り始めたのだ。最初、それはズボンの中で小さく縮んでいたが、直に大きく膨らみ始めてしまう。それには驚かされた。
 こいつ、ホモ野郎か?
 心の中で、そう毒づく。電車が駅に着くと、拓也は急いで逃げ出す。家に帰った後には、笑いながら小説の残りを書き上げていた。推敲に一週間かけた後、拓也はポストに作品を投げこむ。メールでも応募できたが、あえて紙に印刷した。彼にはこの作品が賞を受賞するという奇妙な自信があった。
 夢を見た。満員電車内、俊彦が前にいたので、彼の尻を触った。そうしていると自分が偉大な男性になっているような喜びを感じた。そしてズボンの中に手を入れて、アナルを触り、さらに指を突っこむ。取り出してみると指にクソがついている。なのでそれを俊彦のズボンに擦りつけてやった。最高の気分だった。

 自身の作品が賞を獲ってから、拓也の日々は嵐のように過ぎ去った。編集者と会って作品について話をする、有名な作家と対談をする、入賞についてエッセイを書く。そういったことをしているだけで、時間はあっという間に過ぎ去った。ある日、拓也は豪勢なホテルへと招待され、祝賀会に出席した。もちろん主役は彼自身だった。だが小ぢんまりとした空間に、何人かが疎らにいる何とも貧相な光景に少し幻滅する。コロナ禍でなければどれほどの人間が詰めかけただろうと、思わず想像してしまう。最初に有名な男性作家が挨拶をした。この受賞は始まりでしかないと言うと同時に、もっと売れる作品を書けと笑いながら吐き捨てた。拓也は不愉快に思った。芸術には金は関わるべきではない。その埒外でこそ、真の傑作は生まれるのだと彼は信じていた。いちいち金の話を持ち出すその老いた作家は三流作家であり、軽蔑すべき存在だと思った。そして拓也は酒を飲みまくった。とにかくワインを飲んだ。そして電車の中で吐いた。ヨロヨロの状態で自宅に帰り、床に自分の作品が載った文芸誌が投げ捨てられているのに気づく。拓也はそれを読む。拓也の分身である青年が男たちの尻を触りながら、自分の同性愛的欲望に悩む。それを読みながら、あまりの滑稽さに彼は笑い転げる。同時に、自分が本当に賞を受賞したのだという実感が湧いてきて、涙が出てきた。幸せだった。

 数日後、俊彦と再び彼の家で酒を飲んだ。
「賞を獲った感想はどうだよ」
 俊彦はニヤニヤしながらそう尋ねてくる。
「ぶっちゃけ最高だわ、ヘッヘッヘ」
 拓也は気持ちの悪い笑いを抑えることができなかった。
「お前の方はどうだよ」
「全然ダメだな。スランプだよ。いくら出しても編集者からボツ喰らうし、もしオーケーが出ても、長いのが書けない。マジで全然ダメだわ」
 俊彦は笑っていたが、その笑顔からは心労が伺えた。拓也は喜んだ。
 その時、電話がかかってくる。俊彦の顔は突然幸せに満ち溢れた。
「ほら、俺の彼女」
 携帯の液晶画面の中では一人の白人女性が手を振っていた。あまりの美女に拓也は気圧されてしまう。
「ヴェロニーカって言うんだよ。スロヴェニア人なんだ」
 俊彦の顔は怠惰なまでに緩みあがっていた。拓也はこの顔面を破壊してやりたいという衝動に駆られた。いつもそうだった。彼を乗り越えたかと思えば、すぐに乗り越えられる。拓也は自分の昔の恋人たちの顔を思い浮かべた。全員がヴェロニーカに軽く劣る醜い女ばかりだと思った。この事実にひどく苛つかされる。そんな拓也を尻目に、俊彦とヴェロニーカはスロヴェニア語でしばらく話していた。彼らが何を言っているのか全く分からなかった。
 拓也はそのまま俊彦の家に泊まるが、深夜にふと目が覚めた。寝ている俊彦の赤い顔はとても幸せそうだった。拓也は彼の胸の上に乗り、ペニスを出した。そしてペニスをしごき始める。頭の中でヴェロニーカを犯している自分を想像すると、ペニスは簡単に膨張する。だが最後は俊彦の顔を睨みつけながら、射精した。精液が亀頭からボロボロ落ちる。そして彼の顔は俊彦の精子でベトベトになった。とても嬉しい。まるで全身の皺という皺を全て引き伸ばしながら、暖かな太陽の光を浴びた時のように、いい気分になる。

私の文章を読んでくださり感謝します。もし投げ銭でサポートしてくれたら有り難いです、現在闘病中であるクローン病の治療費に当てます。今回ばかりは切実です。声援とかも喜びます、生きる気力になると思います。これからも生きるの頑張ります。