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グリーンズと出会って、「自分の幸せが世界の幸せとつながる方法」を知った。~グリーンズとわたし・おぐなおさん編~

「グリーンズと出会って人生変わっちゃった」という個人の変容を掘り起こす新企画「グリーンズとわたし」。初回はピープルチームのスタッフおぐなおさんにインターンおかでぃが公開インタビューをしました。

「グリ―ンズとわたし」がどういう企画なのかはこちらより。


オープンインタビューの様子

<おぐなおさんプロフィール>

小倉奈緒子(おぐら・なおこ)さん
通称おぐなおさん。
2016年の5月にピープルチームのアシスタントとしてジョイン。
グリーンズと関わりはじめた頃に神奈川県茅ケ崎市の古民家をDIYし、移住。現在は2人の子育てをしている。
#greenz.jp読者  #グリーンズピープル  #グリーンズピープルチームスタッフ #グリーンズでバリスタディツアーを実施

グリーンズと出会って、「正社員じゃないとカッコ悪い」から「自分まるごといかされる働き方が心地よい」へ。

グリーンズで働くこととなったのは、「人生の分岐点のタイミングに合ったから」だそう。

当時国際系のNGOで働いていたおぐなおさん。一方、greenz.jpでは国内の事例を多く紹介しているイメージ。

”こういう風に楽しみながら社会をつくるって言っている人たちがいるんだなと共感を覚えつつ、自分自身は海外に向けた活動をしていたから、違うところでいいことしている人たちという印象でした。”

子育てをきっかけに、働き方、暮らし方、住む場所について考え直していた時、グリーンズのアシスタント募集を見つけたそう。出勤が週に2、3回程度であったことや、個人の事情も受け入れてくれそうな柔軟性のあるグリーンズの条件・環境下でならフレキシブルに働けそうと思い、また後にも触れる社会のありかたについて感じた問いの答えをグリーンズの事例から探求したいという思いも相まって応募することにしたのです。

1つの組織で正社員としてバリバリ働くキャリアウーマンであることにかっこよさを感じていたこともあり、最初は「正社員じゃないとカッコ悪い」という葛藤もあったそうですが、次第にグリーンズでの働き方は「自分まるごといかされている」と感じるように。

例えば、グリーンズで働き初めて2か月目に第2子の妊娠が発覚。家で安静にしなければならなくなってしまったときは、それなら、と、グリーンズとしては当時あまり経験がなかったリモートワークに挑戦することに。

いまグリーンズがリモートワークで成り立っているのは、当時のおぐなおさんとの出来事があったからかもしれません。「母になる」といような大きな人生の転機は、これまでの前提をゆさぶることもありますが、グリーンズではそのようなトランジションこそ新しい可能性を生み出すものとして、いかそうとするのです。

さらに、複業という働き方にもいかされていると感じるというおぐなおさん。グリーンズが週2日、ぐるんとびーの広報を週2日、そして地域のことや暮らしに向き合うのが週に1日というペースで働いていました。そのように働くことで、ひとつの活動での気付きが他の活動にもいかされているのです。

※ぐるんとびー:「地域をひとつの大きな家族に」という理念を掲げ、神奈川県藤沢市大庭で地域密着型介護福祉事業を行う会社です。おぐなおさんの働きかけにより、greenz.jpで記事化に向けて動いています。公開される記事も楽しみにしていてくださいね。

”2つの場で働いていると、いろんな視点やネットワークができるし、いろんな角度から物事を探求できるようにながいいですね。あとはストレス発散にもなったり(笑)今はさらに、週1で畑や子どものことや地域のことなど、やりたいことができているし、すべてがつながっているし、とても充実しています。”

グリーンズと出会って、「いっぱい稼ぐ社会」から「いかしあうつながりあふれる幸せな社会」へ。

おぐなおさんが、国際系のNGOで日本人を海外に派遣する仕事をしていたときのこと。派遣先の現地の人に今後どうなりたいか聞いたところ、「いっぱい稼いで日本やアメリカのようになりたい」と言われ、相当モヤモヤしたそう。その言葉が相当印象的だったのだろうなというのは、話す表情からも伺えました。

派遣する私たちも、派遣されるボランティアの人も、現地の人も、みんな善意で頑張っているのに、その頑張りの行き先がうつ病や若者の自殺率の多い日本のような社会でいいのだろうか? それは幸せに向かっていると言えるのだろうか?

そんな問いを抱えながら、グリーンズでたくさんの事例と出会うなかで、おぐなおさんはひとつの答えを見つけます。それが「いかしあうつながりあふれる幸せな社会をつくる」というグリーンズのビジョンだったのです。

“「いかしあうつながり」というキーワードを聞いたとき、これを突き詰めていくことで私の問いが解消されると思いました。そして、それをバリツアーとして形にしたんです。
そこでは、資源を大切にして地球も自分も大切にできる社会の作り方を伝えいたいと思っていました。例えば環境負荷が全くないエコホテルなど、体感として気持ち良いものだと感じてもらいながら、いかしあうデザインやパーマカルチャーの考え方を説明して頭でも理解してもらい、自分の暮らしに持ち帰ってもらえるようにしました。”

バリツアーの様子
みなさん充実した顔をしていますね。私も参加してみたいな。

幸せな世界のつくりかたについてモヤモヤを感じていたおぐなおさんが、グリーンズの掲げる「いかしあうつながりあふれる幸せな社会」に答えを見出し、それを伝えるためのツアーの実践というアクションまで起こしていく。意識の変容を行動につなげるおぐなおさんの使命感と行動力、憧れます。

最後に、おぐなおさんにとっての「いかしあうつながり」とはどんなものなのか聞いてみました。

”「いかしあうつながり」とは、人の優しい気持ちを大切にできる方法。みんなの善意や頑張りが、ちゃんとめざす社会につながっていて、社会が豊かになることで、自分にも返ってくる。そうやって循環していく社会の作り方のヒントだと思います。”

自分がまるごといかされる働き方になったこと、その働きの先には「いかしあうつながりあふれる幸せな社会」がつながっていること。グリーンズと出会って、「自分の幸せが世界の幸せとつながる方法があること」を知ったおぐなおさんのお話でした。

編集後記

おぐなおさんのお話のなかで、「自分まるごといかされる働き方」という言葉が今回のキーワードだったのではないかと思います。もちろん、子育てや他の仕事がいかされることもそうですし、「幸せな社会」についての問いを抱えている状態もグリーンズで働く中でいかされているのだなあと話を聞いていて感じました。

自分まるごといかされるような働き方ができる企業や団体って世の中にどのくらいあるんでしょう?きっと私は社会人になって、グリーンズでの働き方のすばらしさに気づかされることになるのだろうという予感がします。

また、いかしあうつながりとは?という問いに対して、「人」に着目した答えだったことに、ピープルチームとしてたくさんの人と関わってきたおぐなおさんらしさを感じました。今後もグリーンズピープルの大黒柱としていきいきと働くおぐなおさんのご活躍についていきたいと思います◎

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