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「野ぐそ」は私たちの生活とどう結びつく? 糞土師・伊沢正名さんの取材ツアーに行ってきました!

こんにちは! greenz.jp編集部インターンのおさきです。

greenz.jpの連載「暮らしの変人」では、取材班と一緒に、固定観念にしばられず新しい何かをつくりだそうと探究している「変人」たちに会いに行ける取材ツアーを実施しています。

今回はその第2弾。糞土師・伊沢正名(いざわ・まさな)さんへ会いに茨城県にある糞土塾へ伺いました。

そんな当日の様子を記事公開に先駆けてお届けします!

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集合は日曜11時、茨城県岩瀬駅。

駅から車で2kmほど走って車組と糞土庵で合流し、伊沢さんに出迎えていただきました。

今回の取材ツアーには、京都・長野・群馬・千葉・東京などばらばらの地から、グリーンズのスタッフやライターさんも合わせて総勢14名が集まりました。

暑さの厳しい一日にもかかわらず、緑陰により涼しい空気に包まれる糞土庵

座布団を並べて早速取材スタート。糞土塾での活動と糞土思想についてお話を聞きます。

お弁当をもってプープランドでお昼を食べましょう、と今日のツアーの流れも確認して、まずは外の拠点をご案内いただきました。


“自然の中で循環と共生を体現する“プープランド。林の中に入るとまた空気が変わるようで、ジブリの世界に入り込んだような気分です。


プープランドの中には材料費ゼロ円のブランコやシーソーがあり、大人も子どもも遊べる仕掛けが随所にありました。

手作りのベンチや座りやすそうな木の足元にそれぞれ腰掛けて、木漏れ日の中で伊沢さんが地元のお店で手配してくださったお弁当を食べました。ここまで緑に囲まれて食べるランチは貴重な体験です!



今回取材を務めたのは、縄文探究ユニット「縄と矢じり」のライター草刈さんとカメラマン廣川さん。プープランドの中をざくざく進んでいく伊沢さんのお話を受けて、その場で話がさらに深掘りされていきます。greenz.jpでの記事公開のため取材に取り組む様子が覗けるのも「暮らしの変人」取材ツアーの醍醐味です。


プープランドのあとは、“生きること=食べて出すことの循環を形にする畑”、野良ガーデンをご案内いただきました。


外をぐるっと巡った後は糞土庵に戻って、直接目で見て身体で感じた伊沢さんの活動について、さらに詳しくお話を伺いました。伊沢さんが語る想い、活動のこれからについては、近日公開予定の連載記事をお楽しみに。


糞土庵でお礼とお別れをし、駅まで戻ってきました。

糞土思想を体現される伊沢さんのエネルギーを浴びながら、グリーンズの記事がつくられていくプロセスも覗く時間は、遊びながら社会科見学をしているようでした。

糞土塾ホームページに書かれる糞土思想、
「人が作り出す最も価値あるもの、それはウンコ(命の素)」
「人間にできる最も崇高な行為、それは野糞(命を自然に返す)」

言葉のインパクトだけを受け取ると、都市で暮らす自分には到底辿り着けない考え方だと、理解することを諦めてしまいそうな気持ちもあります。

けれど、伊沢さんの取り組みを現地で見て話を聞くことで、だんだんとその思想の本質が見えてきました。伊沢さんにとって糞土思想とは、自然の営みや幸せな死への向き合い方だったのです。

「伊沢さんのお話を、どう自分の生活に持ち帰れるだろう?」帰り道に電車の中で参加者の方とゆっくりお話しながら、目の前で起きた時間を共有して一日の締めくくりとなりました。

「変人」との出会いから、自分の価値観を揺さぶり、新しい暮らしのヒントを持ち帰る「暮らしの変人」取材ツアー。

気になった方は連載記事の公開と、次回「暮らしの変人」取材ツアーをぜひ楽しみにしていてくださいね。

▼ 連載「暮らしの変人」の記事はこちら

▼ 10/22(日)取材ツアー第4弾:ナチュラルクリーニングから暮らしを変える。お掃除劇場・河辺たけひろさん。参加メンバー募集中!


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