Image Nation Green(イマジネーション・グリーン)

舞台芸術を含む芸術文化における環境の持続可能性を考えていく団体です。発起人 大島広子(…

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舞台芸術を含む芸術文化における環境の持続可能性を考えていく団体です。発起人 大島広子(舞台美術家)HP: https://www.greentheater.net

最近の記事

11/16 芸術文化のための環境リテラシー講座 レポート その2 (グループディスカッション編)

前半は、2つの講義を聞いていただきましたが、後半はその講義を踏まえた上で、 参加者がグループ(3~4名)に分かれてディスカッションしていただきました。 まずは、皆さん初対面の方同士がほとんどでしたので、お互い共通する事柄を見つけて、そこからチーム名を考えてもらいました。 そして本題のディスカッション  大きな変革(Transformation)は芸術文化の分野でどうすれば進められるのでしょうか? お題は、 1. 「これを変えたら、環境負荷がへらせるかも?? 芸術/舞台業

    • 11/16 芸術文化のための環境リテラシー講座 レポート その1 (講義編)

      この講座では、気候変動や環境問題について、気候変動の専門家、江守正多さんより最新の情報や気候危機についての課題を伺って、芸術文化の中でその課題にどう取り組んでいけるか、イギリスの事例をご紹介しました。後半は参加者同士のグループディスカッションによって、日本の芸術文化産業の持続可能性への課題を共有しました。 講座には、約20名のご参加をいただきました。お集まりいただいたのは、演劇制作会社プロデューサー、演出家、大道具製作会社、舞台美術家、衣裳家、芸術家、俳優、アートマネージメ

      • Image Nation Green 掲載メディア情報

        こんにちは、団体代表の大島広子です。昨年2022年9月より、舞台芸術と環境に関する勉強会を開いたり、イギリスからの現地レポートをお届けしております。 これまでの活動について、取材していただいたものをこちらにまとめました。 日経ビジネス電子版 連載 「変わる演劇、変わる舞台」 「舞台美術のSDGs 1作品で4トントラック1~2台分が『廃棄の運命』 ほ・とせなニュース 「公演終了後の大道具=ゴミ」とならないために 演劇界のSDGsに取り組む舞台美術家  神奈川芸術プレス 

        • 11/16(木) 芸術文化のための環境リテラシー講座 「なぜ芸術文化が気候危機に取り組むのか?」 開催予定

          講師として、気候科学者で東京大学 未来ビジョン研究センター教授、 国立環境研究所 上級主席研究員の江守正多先生より、この先私たちが直面する 気候変動の影響を教えていただきます。またイギリスの事例を紹介しながら、 ヨーロッパにおける芸術文化界の環境に配慮した活動について、なぜ重要なのか をお話しいたします。 江守正多先生の講演一例 ・ TEDxUTsukuba 3.5%の綱引き ・ Tech Support | WIRED.jp「気候変動について」質問ある? 講義の後には

        11/16 芸術文化のための環境リテラシー講座 レポート その2 (グループディスカッション編)

          日本初! グリーンブック基準をクリアした 公演 「Pekku from Scotland」

          スコットランドからこの夏日本にやってくるこども向け作品が、 グリーンブックのベースラインをクリアした作品だということを教えていただき、 京都の公演の観劇とクリエイティブチームにお会いしてきました! 公演情報 京都ロームシアター公演 2023年7月15日(土)~ 7月17日(月) 各日11:00開演/14:00開演 北九州公演 7月21日(金) 北九州芸術劇場 那覇公演 7月24日(月)~26日(水) りっかりっか*フェスタ 那覇文化芸術劇場 なはーと 山口公演 7月30日

          日本初! グリーンブック基準をクリアした 公演 「Pekku from Scotland」

          環境リテラシートレーニング

          今日はブリティッシュシアターデザイナー協会(SBTD) のカーボンリテラシートレーニングを受講しました。 https://www.theatredesign.org.uk/blog/design-futures-carbon-literacy-training-from-the-sbtd/ カーボンリテラシーとは環境リテラシーとも言い換えられます。リテラシーとはとある分野ついて正しく理解、解釈し、それを自らの力で表現する能力だそうです。(Wikipedia 参照)という事

          ベルリン Showtech セミナー

          ロンドンのABTTショーを見た後、アムステルダムにユーロスターで移動して、 ベルリンのSHOWTECのセミナーへ来ました。SHOWTECHとは、二年に一度開催される、ドイツの舞台技術者協会(DTHG)主催の見本市です。残念ながら見本市は終わっていたので、セミナーのみの参加。 今日はTheatre Green Bookについて、新素材の開発ネットワークとカーボン計算についてのセミナーがありました。カーボン計算は次の電車の関係上、受講せずです。 今回のヨーロッパでのリサーチは

          ABTT Show 2023 レポート

          今日はAssociation of British Theatre Technicians (英国舞台技術者協会)主催の 見本市にやってきました。 何かサスティナブルにまつわる舞台で使えそうな新素材はないでしょうか? 少し期待しています。 まずは老舗劇場 OLD VIC 劇場のリニューアルプロジェクトのブース 劇場のファサードを古い照明機材(バンドア)で飾るというもので、全国の劇場に 古いバンドアがあったらください、と呼びかけていました。リニューアルも持続可能性を大きくフォ

          "A Play for the Living in a Time of Extinction"「絶滅時代に生きるための劇」 Directed by Katie Mitchell 

          3月のKAATのグリーンセミナーの際にも紹介した、ケイティ・ミッチェル演出の "A Play for the Living in a Time of Extinction"「絶滅時代に生きるための劇」をバービカンシアターで観てきました。彼女がここ10年ほど取り組んできた環境問題についての作品で、実際のプロダクション製作にも色々サスティナブルな工夫がされています。 芝居の前にケイティ・ミッチェルさんのプレトークにも参加したので、その様子と一緒にレポートします。 プレトーク

          "A Play for the Living in a Time of Extinction"「絶滅時代に生きるための劇」 Directed by Katie Mitchell 

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          シアター・グリーン・ブック セミナー前半

          今年9月に開催した、イギリスの持続可能な演劇製作のためのガイドラインシアター・グリーン・ブックのレクチャー動画が完成しました。講師はシアター・グリーン・ブックの代表、パディ・ディロン氏です。YouTubeにて公開しております。

          シアター・グリーン・ブック セミナー前半

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          環境に配慮した舞台演劇作品を作る 勉強会のご案内 第二回

          来年1月10日に「環境に配慮した舞台演劇作品を作る」勉強会第2回目を開催いたします。 今回は、イギリスのTheatre Green Bookの学術的研究をなさっている、 Roberta Mock 教授をお迎えして、 ナショナル・シアターとロイヤル・シェイクスピアカンパニーで 上演されたサスティナブルな舞台公演について お話しを伺います。 またゲストでその公演にスタッフとして関わった、 ナショナル・シアター 大道具製作部チーフケイト・ジョンさん、 ロイヤル・シェイクスピア・

          環境に配慮した舞台演劇作品を作る 勉強会のご案内 第二回

          シアター・グリーン・ブックを学ぼう勉強会  レポート

          2022年9月29日、舞台関係者向けに、イギリスの舞台業界の環境ガイドラインである「シアター・グリーン・ブック」の勉強会を行いました。 シアター・グリーン・ブックとは? イギリスで、2021年に発表された舞台業界の環境への対応をまとめたガイドブック 「持続可能なプロダクション製作」 「持続可能な劇場」 「持続可能な劇場運営」 の3つに分かれていて、 実際の現場での業務に直結した、具体的な実行案が書かれています。 英語でなく、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタ

          シアター・グリーン・ブックを学ぼう勉強会  レポート